【解説】「Go To Travel キャンペーン」って何? 何が安くなるの? どうやって申し込むの? いつから始まるの?

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2020年07月08日 11:14  ねとらぼ

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写真「Go To Travel キャンペーン」は何が安くなるの? どうやって申し込むの? いつから始まるの?
「Go To Travel キャンペーン」は何が安くなるの? どうやって申し込むの? いつから始まるの?

 新型コロナウイルス収束後の観光復興を目的に、大規模な「Go To Travel キャンペーン」が行われる予定です。旅行が安くなるらしい……? 一体どういうことでしょうか、誰に何が関係あるのでしょうか。今回はこの「Go To Travel キャンペーン」と何かを解説します。



【画像】割引対象となる旅行商品の例



●「Go To キャンペーン」って何?



 Go To Travel キャンペーンは、国の観光庁が約1.7兆円規模の予算で行う復興対策事業「Go To キャンペーン事業」の1つです。



 このGo To キャンペーンという大きな事業の枠組みがあって、その中の1つが観光復興を目的にした「Go To Travel キャンペーン」です。



 Go To キャンペーンには、旅行のほかに、飲食店を対象とした「Go To Eat キャンペーン」、ライブやショーなどの興行を対象にした「Go To Event キャンペーン」、地域の商店街などを対象にした「Go To 商店街 キャンペーン」があります。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行によって大きな被害を受けた観光、飲食、エンターテインメント業界を支援し、需要を喚起する狙いがあります。



 はじめは「『○○キャンペーンに行こう』ってどういうこと?」などと思ってしまいましたが、正しくは「〜に行こう(を促進する)キャンペーン」です。



●「旅行代金の半額」あるいは「一人1泊最大2万円」の補助がある



 Go To Travel キャンペーンは、国内在住者の国内旅行を対象に、「かかった旅行代金の2分の1」もしくは「一人1泊につき2万円」のうち少ない方の額を補助する(割引となる)施策です。



 連泊や利用回数の制限はありません。例えば、二人で1泊4万円の宿に5泊する旅行商品に申し込んだ場合は最大20万円分の補助を受けることができます。日帰り旅行も上限1万円分の補助を受けられます。



 旅行代理店などで申し込む場合、支援額のうち7割程度が旅行代金の割引となり、残りの3割程度は旅行先で使える「地域共通クーポン」として配布されます。



 地域共通クーポンとは、旅行先の登録店舗で使える商品券。1枚の額面は1000円(使用後、釣り銭は出ない)。Go To トラベル事業の事務局が一括発行し、旅行代理店や宿泊施設で配布します。支援額の3割に端数が出る場合は、その額を四捨五入した分の付与となります。



●旅行代理店などで申し込む旅行商品は「交通機関の移動費」も対象



 対象は旅行代理店などで申し込む旅行商品、修学旅行や職場旅行、個人で宿を手配する旅行など、いわゆる国内旅行全般です。ただ、旅行計画の仕方によって補助対象が若干異なるので少し注意しましょう。



 旅行代理店や予約サイトで宿泊+交通機関のセット商品を申し込む旅行は、宿泊費(ホテル代など)+商品に含まれる交通機関の移動費も含めて対象となります。修学旅行や職場旅行などの団体の旅行も同様です。



 一方、個人で手配するシーンでは宿泊費のみが対象になります。単体で買う特急きっぷや航空チケット、高速道路料金などは対象になりません。



 旅行商品における「宿泊(○泊の対象)」に相当する手段は、ホテルや旅館などの宿泊施設に加えて、クルーズ、夜行フェリー、寝台列車も対象です(座席のみとみなされるものは対象外)。



 日帰り旅行も補助の対象です。同様に旅行代理店や予約サイトなどで販売される旅行ツアー商品は、往復の移動費と旅行先での消費となる食事や観光体験なども含めた、旅行ツアー商品の料金相当額が対象になります。



●「地域共通クーポン」は、商品券あるいはアプリでの電子配布などを想定



 対象額の約3割分が付与される地域共通クーポンは、物理的な商品券のほか、スマホアプリを利用した電子配布も想定しています。



 使える店舗は、お土産店、飲食店、観光施設、交通機関などが加入する「地域共通クーポン加盟店」。こちらも旅行者への補助とともに、クーポン利用による旅行先の地域経済活性化が目的です。



 地域共通クーポン加盟店について国は、地域の観光協会や商工会などを通じて地域の店舗の参加を強く呼びかけることで、対象店を拡充させたいとしています。



●いつから始まるの? 7月22日から一部を先行開始



 全国的な緊急事態宣言は解除され、休止・運休していた各鉄道事業者の特急や観光列車、空の便なども含めて観光業は復旧しつつあります。しかし2020年7月7日現在、東京で感染者が連日100人を超えるなど、予断を許さず警戒と対策が引き続き求められています。



 Go To キャンペーンは当初、夏休みが始まる7月下旬の開始が想定されていましたが、この観点で、開始時期は「感染症の専門家の意見なども伺いつつ検討」の段階。決定していません(7月7日現在)。新型コロナウイルスのリスクがある程度収束したと判断されたタイミングで始まることになります。



 なお、Go To キャンペーンの補助対象は「制度開始後」から。いくつかの旅行代理店では8月上旬開始予定とし、Go To Travel キャンペーン対象のツアー商品を準備する事業者も多く見かけますが、開始前に申し込んだ商品は原則対象になりません。「開始してから」購入しましょう。もっとも、多くの人にとって旅行計画や申し込みの拠点となり、Go To Travel キャンペーンのハブともなる旅行代理店の商品ラインアップや動きはチェックしておくとよいかもしれません。



 かつて行われた「ふっこう割」などの観光支援と比べても類を見ない、過去最大級の事業規模、地域で行われるGo To Travel キャンペーン。1回の旅行代金の上限補助額も大きく上がっているので、国内旅行するならば使わない手はありません。制度開始の続報が気になるところです。



【更新】



 2020年7月22日から「旅行代金の割引」を先行開始。この日以降に開始する旅行代金の35%(旅行代金の補助対象となる半額相当のうちの7割)が割引となります。7月22日以降の旅行として既に予約した人においても「旅行後の申請」によって割引額が還付されます。



 「地域共通クーポン」は2020年9月以降に開始予定。配布額は補助対象となる残り15%分。クーポン利用可能店舗は旅行先の土産物店、飲食店、観光施設、交通機関など幅広い業種を対象に受け付けを募っており、開始に向けて参加を促す告知や施策を増やしていくさせる考えです。「説明会は事務局によるもののほか、7月13日から各運輸局主催で全国で59回開催予定」としています。



【2020年7月16日 19時更新】



 赤羽国交大臣が7月16日、「当面、東京は対象から外す」と22日に開始するGo To Travelキャンペーンの運用方法を急転直下で修正すると発表。現状を鑑み、「東京都民/東京発」「東京着」の旅行については当面、対象外とする方針を示しました。



(少年B)


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  • そんなもん医療従事者と自粛要請の補償に回せ。 https://mixi.at/abqR20b
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