全品半額だって、嘘だろ? 食品、日常品、洋服…すべてが安い話題のアウトレット、店長を直撃した

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2020年07月08日 15:00  まいどなニュース

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写真なぜ安いの?店内には説明書きがある
なぜ安いの?店内には説明書きがある

米、水、おむつ何でも半額

2020年、生活雑貨、家具、家電、楽器から飲料品、食品に至るまで店内全てが半額というとんでも店舗「222(トリプルツー)」が話題を呼んでいる。

【写真】米、コーヒー、おむつ、靴、パンプスがこんな値段?

3月20日にオープンした京都府宇治市の店舗はコロナ禍最中の開店にもかかわらず、連日大賑わい。それもそのはず、これまでから倒産品や売れ残り在庫を仕入れ販売する激安店はいくつもあったが、この店のスゴいところは、洗剤や食品のみならず、通常値引き率が非常に低いおむつやお米といった安く手に入れるのが困難な商品まで例外なく半額で販売されていることだ。例えば、国産のお米が5キロ1290円、おむつが全メーカー一律800円といった具合だ。中には、半額どころか8割、9割引きといった商品もある。

入り口に並ぶラックススーパーリッチシャインリペア補修コンディショナーは158円(楽天最安値で525円)、アサヒの十六茶500mlが一本あたり39円、ユンケルローヤル200は一本当たり98円など安さは桁外れだ。奥の棚には百貨店の婦人靴が一律500円、棚の中にはナイスクラップのパンプス(普通に買えば5000円程度、ネットショップのセールであっても2000円は下らない)などもあり、メーカーからクレームが来ないかこっちが心配になるほどだ。また通常、既存の激安店は大抵安いのだが謎のメーカーの商品が多いのだが、ここは大手有名メーカーの商品が箱単位で大量に並ぶのも魅力だ。大手メーカーのみならず洋菓子の名店ドミニクドゥーゼの菓子詰め合わせやスターバックスコーヒーの詰め合わせなどちょっとした「おもたせ」になるようなモノまで例外なく半額。まさに大人のリアル宝探しだ。

 「手が足りない!商品が間に合わない!」という贅沢な悩み

コロナ禍の最中に出店、全品半額、雑然と商品が並ぶ店内、どれをとっても型破りの222。そこで宇治店佐伯店長を直撃した。

――よくこの人が来ないかもしれないご時世に新店オープン踏み切りましたね。

元々、出店計画が自粛期間に入る前3月20日に予定されていましたので。人が来ないとか売り上げがたたないといった心配よりもお客様や従業員にコロナがうつらないようにすることがとにかく不安で、細心の注意と対策をしてのオープンでした。

――人は来るという自信はあった?

当社は滋賀が地盤で、今回は県外初出店ということで、半信半疑なところはありましたが、これまでの実績もあり、正直そこは自信はありました。お陰様で売上は順調、オープン当初はむしろ商品が間に合わず、品薄状態が続いていましたが、最近やっと商品も充実し、お客様に満足いただけるラインナップになってきました。

――しかし、これだけ安いと儲からないのでは?

いや、採算は取れています。正直、儲かっていると思います。

なぜ、そこに歩行器が?ヤバいほど安いワケ

この絶対的な自信とそれでも儲かると豪語する佐伯店長。なぜ、こんなに安くて儲かるのか?謎は深まるばかりだ。安すぎてむしろ怪しすぎるのだが、気になるのは、この商売のカラクリだ。秘訣は、仕入れと無駄のないオペレーションだ。

実はこれらの商品は全てネット通販の返品商品や売り切れずに残った在庫だ。ネット通販の拡大に伴い、返品や配送中の事故によって、箱が破けた商品や気に入らない、サイズが合わないといった理由で返品される商品が増大している。こうした商品は再販が困難で処分されるケースが多いという。これらをまとめて買い付けをし破格の半額以下で販売しているのが安すぎる秘密だ。その為、一点ものや箱が痛んだ商品が大量に店頭に並ぶ。

お店では、店員が次々と商品を陳列しながら、商品バーコードを読み取り、定価を調べ定価の値札を貼る。貼った値札の全て半額、面倒な値付けはなしだ。店舗は居抜き物件をそのまま使い、通常店舗では使われない様な事務用スチール棚に雑然と商品が並ぶ。陳列に時間と手間をかけない。その為、家具のコーナーに業務用の歩行器などが違和感だらけの状態で鎮座する。梱包材や箱が傷物になっている商品も多いが不思議とこの空間では気にならない。会計も一部の特価商品を除き、全て半額なので非常にシンプルで早い。

通常再販できない商材を有効活用し、実店舗で納得づくで購入してもらう。まさにネット通販時代が生んだ新しいビジネスモデルだといえよう。

難しい御託はこの程度にして、とにかく一度足を運んでもらいたい。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、生活費がかさんでいるという声も多いが、それを吹き飛ばす安さと宝探しのエンターテイメント感たっぷりの空間があなたを迎えてくれることだろう。

ちなみに謎過ぎる店名「222」の由来は、ニコニコの2、訳アリ商品=セカンドラインという意味の2、ピースサインの2で222なのだそう。そう、ここに来れば間違いなく、ニコニコ、ピースをしながら訳アリ品をあなたは持って帰ることになるだろう。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

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このニュースに関するつぶやき

  • 旗艦店の彦根に行った感想・元の値段がそこそこの設定になってるから、目玉商品以外はどっちゅうことないがネットを見ない人なら喜んで買いまくるかもね。
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  • こう言う店の発掘調査好き(^_^)
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