リーガ・エスパニョーラ第35節が8日に行われ、バルセロナとエスパニョールが対戦した。
勝ち点4差で首位のレアル・マドリードを追う2位バルセロナと最下位に沈むエスパニョールによる“バルセロナ・ダービー”。ホームのバルセロナは最下位相手に苦戦した一方で、勝利を逃すと降格決定のエスパニョールはカウンターでチャンスを作る。44分には、カウンターから最後はディダク・ビラがペナルティエリア内フリーで右足シュートを放ったが、惜しくも右ポストに阻まれた。
バルセロナはハーフタイムにネルソン・セメドを下げてアンス・ファティを投入。攻勢を強めたいところだったが、入ったばかりのファティがフェルナンド・カレロに足裏を見せる危険なタックルを見舞い、50分に一発退場となった。しかし直後の53分にはエスパニョールもポル・ロサーノがジェラール・ピケへのタックルで一発退場となり、10人対10人の戦いとなる。
試合が動いたのは56分。エリア左へ抜け出したアントワーヌ・グリーズマンのバックヒールパスを、リオネル・メッシがダイレクトシュート。これはDFにブロックされたが、こぼれ球をルイス・スアレスが右足で押し込んで先制点を挙げた。
試合はこのまま終了し、バルセロナが2連勝。エスパニョールは6連敗を喫し、残り3試合で残留圏の17位エイバルと勝ち点差11となり、27年ぶりの2部降格が決まった。
次節、バルセロナは11日にアウェイでバジャドリードと、エスパニョールは12日にホームでMF乾貴士が所属するエイバルと対戦する。
【スコア】
バルセロナ 1−0 エスパニョール
【得点者】
1−0 56分 ルイス・スアレス(バルセロナ)