10日、リーガ・エスパニョーラ第35節が開催され、レアル・マドリードとアラベスが対戦した。
DFセルヒオ・ラモスやDFダニエル・カルバハルが欠場となった首位レアル・マドリードは、DFエデル・ミリトンやFWルーカス・バスケスをその代役として起用。本拠地での戦いに挑んだ。
4分、最初に好機を迎えたのはアウェイのアラベスだ。左サイドからのクロスにピンポイントでFWホセルが合わせるも、レアル・ユース出身のストライカーが放ったヘディングがクロスバーを叩いた。
するとレアル・マドリードも反撃に出る。左サイドでボールを持ったDFフェルランド・メンディがスピードに乗って縦に仕掛けると、エリア内で倒されPKを獲得。これをFWカリム・ベンゼマがしっかりと決め、11分にレアル・マドリードが先制に成功する。
追加点は奪えなかったものの、レアル・マドリードは1点のリードを守り後半に入る。すると50分、FWロドリゴのスルーパスに抜け出したベンゼマが折り返し最後はFWマルコ・アセンシオが左足で押し込む。副審のフラッグが上がりオフサイドと判定されるも、VARチェックの結果これが覆り、貴重な追加点が生まれた。
この後は、故障明けのFWエデン・アザールを投入するなど余裕を見せたレアル・マドリードが、時折不安定さを見せた急造4バックを中心にアラベス攻撃陣を完封した。
試合はこのまま終了。勝利したレアル・マドリードは2位のバルセロナとの勝ち点差を4にキープし、次節バルセロナが引き分け以下、そしてレアル・マドリードが勝利すれば優勝が決定することとなる。一方の17位アラベスは勝ち点を積み上げることができず、降格圏の18位マジョルカとの勝ち点差は3となった。
次節のリーガ・エスパニョーラ第36節で、レアル・マドリードは13日にグラナダとアウェイで、アラベスは同日にヘタフェとホームで対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2−0 アラベス
【得点者】
1−0 11分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
2−0 50分 マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)