白樺学園・片山を筆頭に好投手多数。将来プロ候補の「隠し玉」も3人いる

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2020年07月11日 11:22  webスポルティーバ

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高校野球 47都道府県の注目選手
北海道編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その代わりに、各都道府県は独自の代替大会が行なわれる。北海道では「夏季北海道高等学校野球大会」を開催。7月11日から地区大会が始まり、南北海道大会(札幌円山)は8月3日から、北北海道大会(旭川スタルヒン)は同5日から開幕し、いずれも各地区代表16校で争われる。白熱の試合が期待される中、注目選手を紹介したい。

 昨年秋の北海道大会を制し、明治神宮大会でも国士舘(東京)を倒し、準優勝の健大高崎(群馬)とも接戦を演じた白樺学園をまず取り上げないわけにはいかない。

 なかでもエース・片山楽生(らいく)は道内どころか、全国でも有数の右腕だ。今春140キロ台後半に達したストレートは、数字以上にその球質がすばらしい。ミットに収まるまで回転がほどけないバックスピン抜群の球質は「本物のピッチャーだ」とため息がもれる。

 バックを守る選手たちも粒ぞろいだ。とくに、神宮大会で健大高崎の好左腕・下慎之介から本塁打を含む4安打3打点と打ちまくった二塁手の宮浦柚基(ゆずき)は実戦力の高い強打者だ。

 また、183センチの大型外野手・川波瑛平(りょうへい)は昨年秋に放ったヒットの4割近くが長打で、しかも足もある好選手だ。

 白樺学園と同じ帯広には、あまり話題になっていないが、帯広大谷の左腕・木島広輔の打ちにくさも要注意だ。とりわけ速い球があるわけではないが、天性の柔軟性でなかなかボールが離れない球持ちのよさは、バッターにとってタイミングが取りづらく、間違いなく厄介な投手である。

 帯広大谷には高校生の域をはるかに超えるスイングスピードを誇る「不動の4番」生天目陸(なばため・りく)の豪打も見逃せない。

 このほか北北海道には、180センチ、84キロの体躯を生かした馬力と柔軟な腕の振りから高校生離れしたストレートで攻める北見工業の松田大輝。武修館には140キロ超えのストレートで昨年から注目の中谷晃。白樺学園・片山の陰に隠れているが191センチの大型右腕・奥村柊斗(しゅうと)。この3人については、ゆくゆくは”プロ”に臨める器だと見ている。

 隠し玉をもうひとり。道東にある別海に西川瑠恩(りゅうおん)という左腕がいる。どっしりした体重移動と柔らかい腕の振りから右打者の懐に飛び込んでくるクロスファイアーは秀逸。甲子園球場と同サイズのグラウンドですくすくと育てられた左腕の可能性は、まだまだ広がっている。

 捕手では釧路工業の高橋和平。長打力があって、足もあって、さらに強肩という万能型捕手で、グラウンドでの存在感はハンパない。

 南北海道には、苫小牧中央の左腕・根本悠楓(はるか)と駒大苫小牧の右腕・北嶋洸太という攻略困難な投手が立ちはだかる。

 根本は中学時代に軟式の全国大会で優勝した経歴を持ち、微妙に変化するクセ球にスピートが加わり、なんとも打ちにくい投手となった。

 北嶋は、球速は140キロ前半だが、見た目以上の球威で相手打者を押し込む。そのストレートと同じ軌道からキュッと曲がるスライダーは秀逸。芯でとらえるのが難しい投手だ。

 個人的に楽しみにしているのが、札幌光星の武田悠聖という184センチの大型右腕。ブルペンでの投球しか見ていないが、ボディバランス抜群のフォームから豪快なオーバーハンドで放たれるボールは迫力満点。きっかけをつかめば、一気にブレイク……そんな期待さえ感じさせてくれる投手だ。

 野手では、昨年秋の北海道大会準Vの札幌日大の明田圭喬(あけた・けいすけ)の勝負強さや、札幌第一の外野手・金野颯汰の長打力は定評がある。また2年生ながら北海の遊撃手・宮下朝陽(あさひ)のスケール感たっぷりのプレーにも注目したい。毎年、好素材が集まる北海で1年夏から4番に抜擢された確かなセンスと高い技術力は必見。大物になりそうな雰囲気が漂っている。

このニュースに関するつぶやき

  • 白樺学園や旭川大高校を中心に北北海道も最近勝ち星こそないものの、力を付けてますね。やはり日ハムが札幌に移転したのが大きいでしょうか。又指導者のレベルが格段に上がり、練習の仕方もかなり変わったからでしょう。
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