星野源&綾野剛、平野紫耀&中島健人も!“バディドラマ”が人気の理由

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2020年07月11日 21:30  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

(左上から時計回りに)星野源、綾野剛、織田裕二、中島裕翔、中島健人、平野紫耀、田中圭、山田涼介

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、収録や放送のスケジュールに大きな影響が出たテレビドラマも、春ドラマと夏ドラマが混じりつつ、各枠での放送が戻ってきている。

 綾野剛・星野源ダブル主演の『MIU404』(TBS系)や中島健人・平野紫耀ダブル主演の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日テレ系)、織田裕二主演で中島裕翔が相棒役をつとめる『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)など、現在放送中のドラマには、「バディもの」が目立つ。9月放送予定の山田涼介が主演をつとめ、田中圭とタッグを組む『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)も同じくバディものだ。

「『相棒』シリーズはもちろん、『トリック』(どちらもテレビ朝日系)シリーズや、ディーン・フジオカと岩田剛典の『シャーロック』に小栗旬と西島秀俊の『CRISIS』(どちらもフジテレビ系)、古くは『噂の刑事トミーとマツ』(TBS系)や『あぶない刑事』(日本テレビ系)など、バディものは昔からある人気ジャンルのひとつですが、このところやけに多い印象があります」

 と、あるテレビ誌記者は言い、アニメ界でも『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』や『富豪刑事』などのバディものが新たに放送され人気を得ており、ドラマに限らず「需要の高いジャンル」と分析する。

バディドラマが人気の理由

 バディもの人気の流れについて、「原作や原案とする海外ドラマで人気な作品が多い」というのは、あるドラマ評論家。現在の傾向について、こう語る。

「今は、圧倒的な魅力を持つヒーロー的主人公が活躍するものや、多人数で活躍するチームものが、それほどウケないという傾向があります。かつての“ヒーロー”の象徴だった木村拓哉だって、放送中の『BG 〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)ではチーム的な要素もあるが、斎藤工とのバディ要素も強めに出しています。

 さらにバディもののドラマには、それほど恋愛要素は濃くありません。今はベタな恋愛ドラマが別口で人気を得ているので、基本的に同性タッグのバディものドラマに恋愛は求められていないようですね」 

 ここまで人気を得たバディものの魅力は、一体どんなところにあるだろうか。

ふたりの凸凹感やギャップから生じる魅力が何より大きいですね。普段は言い争いが絶えないのに、いざとなると誰とよりも強い絆を見せてくれる。さらに、ひとりじゃ無理なことを、相棒の機転や活躍で解決できる作りも魅力のひとつですね。ですから、ギャップは大きければ大きいほど魅力が増すのではないでしょうか。

 ボーイズラブとまで言いませんが、男同士が見せる熱い友情に、男女問わず惹きつけられる部分があります。そして、チームものの場合は、それぞれにスポットを当てながら構成されることが多いので、シンプルに作ることができるということもメリットのひとつだと思います」(ドラマ評論家)

今後、しばらくは続くと予想されるバディものドラマ。男同士の友情と軽妙な掛け合で名バディの誕生を待ちたい。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉

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  • 「シャーロック」と「crisis」の新シリーズ、観たいです。 「古畑任三郎」もバディドラマでした。
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