「映像と違う」惨状に衝撃=コロナ帰省の学生ボランティア―大分・日田

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2020年07月13日 14:01  時事通信社

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写真天ケ瀬温泉街の旅館前で、土砂の詰まった袋をトラックに積み込むボランティアの首藤真誓さん(手前右から2人目)=12日、大分県日田市
天ケ瀬温泉街の旅館前で、土砂の詰まった袋をトラックに積み込むボランティアの首藤真誓さん(手前右から2人目)=12日、大分県日田市
 「困っている人を助けたい」。大分県日田市出身の同志社大1年首藤真誓さん(18)が12日、豪雨による川の氾濫で壊滅的な被害を受けた同市の天ケ瀬温泉街でボランティアに参加した。首藤さんは、想像を超える惨状に驚きながらも、懸命に土砂やがれきを運んでいた。

 首藤さんは京都市の親戚宅から大学に通う予定だったが、新型コロナウイルスの影響でオンライン講義となり、4月に帰省していた。テレビで流れる映像を見て「すぐにでも行きたい」と思い立ち、友人2人を誘い、ボランティアセンターの受け付けが開始された12日午前9時に駆け付けた。

 初日のセンターには想定の3倍近い人が押し寄せ、ニーズとのマッチングに時間が割かれたため、作業開始は同10時半ごろになった。午前中は現場の混乱もあり、戸惑いながら立ち尽くす場面もあったが、午後には慣れた手つきで作業に当たっていた。

 担当したのは、明治から続く老舗旅館「本陣」。外に運ばれてくる床板や袋に詰められた土砂を、作業終了の午後3時まで運び続けた。「こんなにも泥があるなんて思わなかった。映像だけでは分からないことだった」と復旧が容易でないことを実感したという。

 大学の講義は9月に再開される予定。「期間は限られているができる限り参加し、少しでも地元の力になりたい」と泥だらけになった姿で語った。

 旅館の4代目、大庭清見さん(68)は「これだけの人が集まり、活気があって勇気づけられた」と感謝。「思いの外作業が進んだ。先行きは見えないが、できることなら年内の再開を目指したい」と話した。 

天ケ瀬温泉街の旅館前で、剥がした床板を運ぶボランティアの首藤真誓さん(手前)=12日、大分県日田市
天ケ瀬温泉街の旅館前で、剥がした床板を運ぶボランティアの首藤真誓さん(手前)=12日、大分県日田市

このニュースに関するつぶやき

  • 偽善でもやらないよりはマシ。広い心で褒めてあげれば良いのに。
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  • ボランティアに行けないことは恥ずかしくありません。ボランティアに行く人を貶める必要なんてないんですよ〜
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