聴覚障がいの配達員のため手話を学んだ8歳少女「友情が生まれた瞬間」に感動呼ぶ(英)<動画あり>

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2020年07月13日 21:52  Techinsight Japan

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耳に障がいがある配達員と8歳女児(画像は『Upworthy 2020年7月8日付「8-year-old learns sign language to surprise her deaf delivery driver with a ‘good morning’」』のスクリーンショット)
耳に障がいがある配達員の男性と、彼がやってくるのを心待ちにしている8歳の少女の心温まるやりとりがTwitterに投稿され、世界中に笑顔を届けている。少女はこの配達員と会話をするために手話を学び、それを初めて披露したのだった。『Metro』『Upworthy』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

英グレーターマンチェスター東部アシュトン・アンダー・ラインに住むエイミー・ロバーツさん(Amy Roberts)は先月末、娘のタルーラちゃん(Tallulah、8)と、配送事業会社「Hermes」で働くティム・ジョセフさん(Tim Joseph)とのやり取りを収めた動画をTwitterに投稿した。

「この男性は私たちの地区の『Hermes』の配達員です。ロックダウンが始まって以来、タルーラは週に1、2回ほど彼と顔を合わせるようになりました。タルーラが(緊急時でも仕事をするキーワーカーである)ティムさんに感謝の気持ちを込めて虹の絵を描くと、彼はその絵を誇らしげに配達の車に掲げてくれました。ここ数週間で娘と彼との間には素敵な友情が生まれたのです。」

そんな言葉が添えられた動画では、タルーラちゃんが自宅の門の前に立ち、配達にやってきたティムさんに「よい一日を!(Have a good day)」と手話を使って話しかけている。

するとティムさんは驚きながらも「おはよう。よい一日を!(Good morning, have a good day)」と声を出しながら手話で返した。タルーラちゃんはすぐにティムさんを模倣し、同じように「おはよう。よい一日を!」と手話で応えてみせた。

ティムさんは顔をほころばせて「いいね!」と親指を立て、両手を上にあげてひらひらとさせる“拍手”を意味する手話で返した。背後ではエイミーさんの笑い声が響いており、動画はここで終わっている。

エイミーさんによるとロックダウン開始後、タルーラちゃんは常に笑顔で優しいティムさんがやってくるのを心待ちにするようになったそうだ。そして「大好きなティムさんと何とか話をしたい」と手話を学び、あの日ティムさんに初めて「よい一日を!」と手話を披露したのだという。

この動画は日本時間13日の時点で2240万回超の再生回数を記録しており、ティムさんは「タルーラちゃんが手話で話しかけてきた時は、驚きましたよ。でもとても嬉しくてね。タルーラちゃんに『おはよう。良い一日を!』と手話を教えたのです。するとタルーラちゃんは完璧に手話で返してくれました」と振り返りつつ、このように続けた。

「こんなに反響があるなんて、驚きというよりショックでしたよ。温かいメッセージもたくさん届いてね。もっと多くの人に手話を学んでもらって、より多くの人が手話で繋がることができるようになることを願っています。」

そしてSNSでは2人に「素敵な友情だね」「涙が出たよ」「心温まる話。私からも拍手を送るよ。手話を使ってね」「優しさや愛が溢れる話」「私も手話を学んでみたいと思った」「キーワーカーの仕事は大変だったと思う。笑顔で働き続けるのはなかなかできないこと。これからも友情を育んで」といった温かいコメントが届いている。



画像は『Upworthy 2020年7月8日付「8-year-old learns sign language to surprise her deaf delivery driver with a ‘good morning’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • 今からフルに覚える気力はないけれど、最低限の挨拶と感謝、謝罪くらいはみんなが覚えておくといい。前に区役所に行ったら難聴の方が担当だった。ありがとうってしたら喜んでくれた。
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