義両親が立て続けに認知症に! きっかけは突然やってくる…《書き下ろし》/子育てとばして介護かよ

0

2020年07月14日 11:12  ダ・ヴィンチニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ダ・ヴィンチニュース

写真『子育てとばして介護かよ』(島影真奈美:著、川:マンガ・イラスト/KADOKAWA)
『子育てとばして介護かよ』(島影真奈美:著、川:マンガ・イラスト/KADOKAWA)

30代で出産する人生設計だったのに、気づけば40代に突入…いろいろ決断すべきタイミングで、なんと義両親の認知症が立て続けに発覚!
仕事の締切は待ったなし、夫の言動にもやきもきする――そんな現実に直面したらどうする? 久しぶりに会った親が「老いてきたなぁ」と感じた人は必読!
『子育てとばして介護かよ』(島影真奈美:著、川:マンガ・イラスト/KADOKAWA)から試し読み連載です(全9回)。最終回は島影真奈美さん特別書き下ろしの「近況報告」です!

【この話題の連載を初回から試し読みする】▶『子育てとばして介護かよ』

《書き下ろし》初めての介護が認知症介護。その近況は?

 うっかり「キーパーソンやります!」と立候補してしまってから、もうすぐ4回目の夏がやってきます。仕事はやめず、同居もしない。自分の暮らしと介護を両立させるには“中心”にいたほうが、きっと安全なはず。当時、そんな考えがチラリと頭をよぎったし、そのカンは正しかったと確信しています。

 ただ、初めての介護で、しかも義両親の認知症介護をキーパーソンとして仕切るのは想像していたより、ずっと大変でした。介護サービスはどんどん導入し、家族だけで抱え込まないようにしよう。じつの親子ではないからこそ、適度な距離を保ちつつ、段取りよく介護体制も整えられるはず。そう思ってスタートしたのに、実際にはどんどん巻き込まれ、追いつめられ、一時は本気で夫との離婚を考えたほど。

 なぜ、そんなにもテンパってしまったのか。どのように乗り越えたのか。夫、そして義父母との関係はどう変わっていったのかーー。このあと第2章以降では、そんな「介護のキーパーソン、その後」についてご紹介しています。老親の暮らしを支える仕組みを構築するプロセスは、自分自身の生活を取り戻す過程でもありました。

 昨年の秋頃から入退院を繰り返していた義父が、先月亡くなりました。緊急事態宣言が解除され、病院の面会制限も緩和。ようやく義父母の再会が実現し、喜んでいた矢先のことです。義父との別れを義母がどう受け止めるのか。家族はどうフォローすればいいのか。わからないこと、戸惑うことばかりで、悲しむタイミングを完全に逸してしまったほど。それでもなんとか、義母と一緒に義父を見送ることができたのは『子育てとばして介護かよ』の日々があったおかげだと感じています。

“その日”はある日、突然やってきます。

 介護をめぐる状況はご家族によってもさまざまかと思います。願わくは、後悔はできる限り少なく、そして少しでも多くの笑いあえる瞬間がありますように。親の老いとマイペースに付き合うきっかけのひとつとして、本書がお役に立てたら、これほどうれしいことはありません。

島影真奈美



    あなたにおすすめ

    前日のランキングへ

    ニュース設定