木下優樹菜への手のひら返し、ドラマ『M』の“エグい内幕”――マスコミと芸能事務所の怖さ

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2020年07月15日 00:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 先週の「女性自身」で、東出昌大の不倫が渡部建より「まだゲスじゃなかった」との理由でオファー殺到と報じられていたが、実際『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)に東出が出演! 映画PR絡みとはいえ、本当だったんだ……。

第515回(7/9〜7/14発売号より)
1位「木下優樹菜 『引退するから黙ってて! 2人の男と『同時進行不倫』疑惑』(「女性セブン」7月23日号)
2位「小松成美氏初めて語った『田中みな実の怪演』と『あゆが取材中に見せた涙』」(「週刊女性」7月28日号)
3位「シリーズ人間 世良公則 コロナで見えた政治のごまかしに『NO!』」(「女性自身」7月28日号)

 “タピオカ騒動”の木下優樹菜が7月1日、復帰を発表するも、速攻で芸能界を引退した。で、大きな話題となったのが不倫だ。「女性セブン」もいち早く“2人の男と同時進行不倫”を報じている。ひとりはアスリート、もうひとりはミュージシャンらしい。

 それだけではない。他マスコミも大手事務所所属の男性グループの30代メンバーだとか、30代の俳優だとか、ダンサー、ヒップホップグループメンバーと、もうなんでもありだ。すごいな、ユッキーナ、ではない。マスコミが、だ。

 そもそも騒動の発端となったのは木下の「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」といったタピオカ店への恫喝だが、しかし当初、ネットでの大騒動になっていたにもかかわらず、ワイドショーやスポーツ紙など多くのメディがこれをスルーしていた。なにしろ木下の所属事務所であるプラチナムは“芸能界のドン”率いるバーニングプロダクション系列。そんな案件に御用メディアが手を出すわけがない。

 その後、木下は芸能活動自粛に追い込まれ、夫・藤本敏史とも離婚するが、マスコミが一斉に手のひらを返したのが7月1日の芸能界復帰と、その直後の引退発表だった。

 以降、出るわ出るわの不倫スキャンダル。でも、これらマスコミが指摘する不倫相手は匿名かつバラバラで、その詳細も中身もない。なぜって、こうしたネガティブ情報の大半はどうやら事務所サイドからのリークらしいから。つまり事務所のお墨付き情報なんだから、その真偽のほどは関係ないし裏も取る必要がない。書き放題!!

 木下が完全に事務所に切られた。それは事務所が「信頼関係を維持することが著しく困難であると判断」というコメントしたことでも明らかだが、それで一気にマスコミも手のひら返し、ということだ。実際、「セブン」にもこんな一文が。

「木下さんの復帰に向けて、事務所はかなり骨を折ったようです。ところが、活動開始宣言後に、あるメディアから、2人の男性との交際について問い合わせがあったようです」(芸能関係者のコメント)

 あくまで事務所は被害者で、木下の不倫とわがままには付き合いきれないとのスタンスを流布したかったのだろう。ついでに「事務所総出」というネガティブなイメージも払拭!

 やっぱり怖いな、大手芸能事務所。

 どんどん可哀想になってくる。浜崎あゆみ。浜崎と所属事務所エイベックス松浦勝人氏との“事実に基づいた”恋愛小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)は大きな話題となり、テレビ朝日からドラマ化もされた。その原作者であるノンフィクション作家・小松成美氏が「週刊女性」で独占インタビューに応じ、その内幕を話しているのだが……。

「幻冬舎の社長の見城徹さんから“書いてほしい本がある”というお電話をいただいたことがきっかけでした」
「松浦さんと浜崎さんがひそかに交際していた当時のことを、ドラマにしようという話になった。それには原作が必要なんだ」

 ああ、最初からドラマ化ありきだったんだね。しかもテレ朝で、っていうのもエグい。なにしろ見城社長はテレ朝の放送番組審議会の委員長を務めているんだから。でもって、小松氏もまた同審議会の委員に名を連ねている。しかも松浦氏と見城氏は、昵懇の仲。だから作品の内容もやたら、松浦氏が美化されていたのも納得だ。この作品に関し、当初、“落ち目の浜崎が復活のために仕掛けた暴露本”などと浜崎がバッシングを浴びたが、全然違う。目立ちたがり屋の松浦氏が仕掛けたPR本で、それに浜崎が利用されたということだろう。実際、あゆはこの本やドラマについてあまり語りたがっていない様子だし。

 しかも小松氏は『M 愛すべき人がいて』の取材について「ふたり一緒にインタビューもしました」と明かしている。かわいそうだろ、浜崎! しかもドラマがスタートした今年4月、「文春オンライン」で松浦氏の偽装離婚や薬物使用疑惑が報じられているが、多くのマスコミはこれをスルー、今回の「週女」もスルー。

 怖いな、大手芸能事務所。

 今年5月、小泉今日子や、浜野謙太、きゃりーぱみゅぱみゅなど、多数の著名人を含む人びとがTwitter上で「#検察庁法改正案に抗議します」と声を上げたことは記憶に新しい。芸能人が政治的発言をするとバッシングされるという異様な日本の空気に、勇気を持って一石を投じたものだったが、その動きはまだまだ、続いている。「女性自身」の長期名物ルポ連載「シリーズ人間」でミュージシャンの世良公則が吠えた。

「あまりにアーチストが静かなので、自分が声を上げようと。誹謗中傷もあるけど、遠慮なんてしていられないですよ」

 Twitterでも政治的発言をし続ける世良。応援します!

このニュースに関するつぶやき

  • 低レベルな国民にとって芸能人なんて、mixiパヨクにとっての自民党政権みたいなものです。意味わかるよね
    • イイネ!4
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