英王室が販売した「バッキンガム宮殿のジン」わずか8時間で完売に

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2020年07月15日 18:32  Techinsight Japan

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ジンのカクテルがお気に入りのエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2020年6月13日付Instagram「Did you watch Her Majesty’s Official Birthday ceremony at Windsor Castle this morning?」』のスクリーンショット)
このほど英王室が、バッキンガム宮殿の庭園で栽培した原料をもとにジンを製造した。英国内限定で「ロイヤル・コレクション・トラスト(Royal Collection Trust)」から700ミリリットルのボトルを40ポンド(約5400円)で販売したところ、8時間後には完売したという。

エリザベス女王が設立した慈善団体「ロイヤル・コレクション・トラスト」は、このほど「Buckingham Palace Gin(バッキンガム宮殿のジン)」と名付けたロンドン・ドライジンをローンチし、同トラストの公式オンラインショップで販売開始した。ロイヤル・コレクション・トラストは王室の最も貴重な所有物やアートコレクションの管理と展示を行う組織である。「Buckingham Palace Gin」は英時間7月23日からウィンザー城、ホリールード宮殿、バッキンガム宮殿のロイヤル・ミューズ、ロンドンとエジンバラのクイーンズ・ギャラリーでも販売され、この先宮殿内で行われるイベントで提供される予定だという。

「Buckingham Palace Gin」の原材料には、バッキンガム宮殿の庭園で採取されたレモンバーベナ、ホーソンベリー、ベイリーフ(ローリエ)、マルベリーリーフ(桑の葉)など12種類の植物が配合されている。ロイヤル・コレクション・トラストの商品ページでは、ジンの詳細とともに夏におすすめのジントニックの作り方をこのように紹介している。

「夏にぴったり、のどごしの良さを実現するためにおすすめのサービング方法です。まずは氷で満たしたショートタンブラーにジンを注ぎます。その後トニックを加え、レモンスライスを飾ります。」

ジンのボトルは透明ガラスにターコイズカラー、蓋にはゴールドカラーが施されており、ボトルの前には金色の葉の王冠に原材料である植物や花が絡みつく絵が描かれ、中心には小さな王冠と「Buckingham Palace Dry Gin」の文字が記されている。

エリザベス女王はジンを嗜むことで知られ、数年前に女王の元シェフ、ダレン・マクグラディさんが『CNN』に「女王のお気に入りは、ジンにデュボネを混ぜたカクテルです」と話していた。デュボネ(Dubonnet)は混成酒の一種で、イギリスではクイーンマザー(エリザベス女王の母親)のお気に入りとして有名だ。

ロイヤル・コレクション・トラストはロックダウンで王室関連の観光名所が閉鎖されたことから大幅な赤字を計上し、人員削減の危機に直面している。「Buckingham Palace Gin」の売り上げはすべて、慈善団体であるロイヤル・コレクション・トラストに寄付されるとのこと。なお「Buckingham Palace Gin」は発売8時間で完売したが、数週間後に再入荷する予定という。

画像は『The Royal Family 2020年6月13日付Instagram「Did you watch Her Majesty’s Official Birthday ceremony at Windsor Castle this morning?」』『ITV News Royals 2020年7月14日付Instagram「The @royalcollectiontrust has announced it is now selling a new small batch gin infused by botanicals from the gardens of Buckingham Palace (including mulberry leaves, bay leaves, hawthorn berries & lemon verbena).」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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  • タシュケントとガンビアベイとコマンダンテストが作ったジントニックが飲みてええ!
    • イイネ!5
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