一日22時間ぶっ続けでゲームした15歳少年 脳梗塞で身体が麻痺(中国)

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2020年07月15日 21:12  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

左腕が上がるようになった15歳少年(画像は『Oddity Central 2020年7月14日付「15-Year-Old Allegedly Suffers Stroke After Playing Video Games Almost Non-Stop for a Month」』のスクリーンショット)
中国・広西チワン族自治区南寧市に住む15歳の少年が今年3月、脳梗塞で倒れて地元の病院に緊急搬送された。少年は2月から自室にこもるようになり、一日2時間の睡眠しかとらずにオンラインゲームをしていたようだ。『知乎』『LADbible』などが伝えている。

中学3年生の小斌君(仮名)が自宅で倒れているところを発見されたのは、3月1日のことだった。顔の左側がゆがみ、左手と左腕が麻痺して動かなくなっており、病院での検査の結果、脳梗塞を起こしていたことが判明した。ロックダウンで学校に行けなくなった小斌君は、携帯電話でゲーム三昧の生活をしていたという。

小斌君の母親は今月7日、地元メディアのインタビューに次のように明かした。

「通学していた頃の息子はサッカーをするなどとても活発でした。しかし2月に入りオンライン授業が始まると窓を閉め切り、ドアに鍵を閉めて一日中自室にこもるようになりました。夜も友達とオンラインで会話をしているようでしたが、私たちには『学校の授業が追いつかないから』と話をしていました。」

「私たちは共働きで、朝早く自宅を出て、帰宅するのは午後6時過ぎでした。自宅で1人でいる息子のために食事を用意していましたが、私が帰宅しても手を付けずに残っていることも度々ありました。息子は一日中スナック菓子とドリンクで過ごしていることもあったのです。よくよく聞いてみると、息子は一日2時間の睡眠しかとらず、ゲームに依存した生活を送っていたことが分かったのです。」

小斌君は現在も市内にある江浜医院で理学療法や酸素吸入などの治療を受けているが、担当医師はこのように語っている。

「約4か月のリハビリで左腕を上げることが可能になり、左手の親指も少しだけ動くようになりました。小斌君の場合、睡眠不足、偏った食事による栄養不足、運動不足などが原因で脳梗塞を発症したと思われます。小斌君のように10代で脳梗塞を起こすというのは稀ですが、両親がしっかりケアをしてあげることで防ぐことができるはずです。若い小斌君は回復は早いですが、完全な回復ができるかどうかはまだわからない状態です。」

ちなみに昨年11月には、17歳のゲーム好きなタイの少年が、ほぼ毎晩徹夜状態でコンピュータゲームを行い、脳卒中を引き起こして亡くなっている。また今年4月にはロシアで、13歳少年が「オンラインゲームで負けムシャクシャした」と7歳の弟を殺害するという事件も発生していた。

画像は『Oddity Central 2020年7月14日付「15-Year-Old Allegedly Suffers Stroke After Playing Video Games Almost Non-Stop for a Month」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 中国の若者のゲーム依存は社会問題化している。ネットカフェに入り浸ってゲームしていて感電死する事故も多い。
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