子育てが辛くなったとき…「立ち返るべき考え方」

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2020年07月17日 10:42  ウレぴあ総研

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ウレぴあ総研

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子どもが生まれる前は「五体満足であれば、それでよい」。生まれた後は「生まれてきてくれてありがとう」と多くは望まなかったのに…

言葉が遅い、食が細い…幼児期にママが心配しなくてもいいこと

次第に「あの子に比べてあれも出来ない、これも出来ない」と比べる病にかかってしまい、手元にある宝物に目が行かなくなることがあります。

『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子がお話します。

■子育ての渦中にいると見えなくなってしまう

ママになる前、抱っこひもやバギーで赤ちゃんを連れている人を見ると、自分の将来の姿を重ねて夢見たことはありませんか。そして、出産直後は「生まれてきてありがとう」「自分の命より大切な守るものが出来た」と感じます。

でも、子どもって自分の思い通り育ってくれるわけではなく、計画通りに事が運びません。年齢ごとに新たな課題や悩みが勃発します。

自分のことだけしていればよかった頃と違って、そこに子どもという別の人間が侵入してきます。毎日、こなしてもこなしてもやらなくてはならないことが山積です。家族のための家事なのにちっとも自分のペースで進まず、イライラがますます募ります。

鏡に映った疲れた自分を見て「世間から取り残されている」と感じ、バリバリ働いて、小奇麗にしているママと自分を比べて凹んでしまうこともあります。

■幸せは他人との比較

これは当然のこと、脳科学者の茂木健一郎さんの本でも「他者との比較で自分の立ち位置を確認する」と書かれています。

「周囲が自分よりも抜きん出ていれば幸せだけど、周囲も同じ生活レベルなら特別に自分が幸せだとは思わない。

このように、私達が常に他人との比較において幸福を感じるのだとしたら、幸せとは絶対的なものではなく相対的なものということになります。・・・・中略・・・

友達がどんどん結婚していき子どもに恵まれる中、自分一人がずっと独身でいると焦燥感にかられることもありますね。」

出典(茂木健一郎『幸福になる脳の使い方』)

■子育てには終わりがない

子育てって終わりがないです。オムツが外れた外れないから始まり、子どもが少し大きくなって小学校に進めば勉強ができるできない、それから苛めにあったり、担任のことで悩んだり、不登校になったり……

0、1歳・・・他の赤ちゃんに比べて首の座り、寝返りが遅い早いで悩む2歳・・・オムツが取れるのが早い、遅い。言葉が早い遅い。魔のイヤイヤ期に苦労する小学生・・・勉強ができるできない、いじめ問題に直面する中学生・・・反抗期に悩む高校・・・・進路の問題に悩む成人・・・・非正規雇用の就職難で将来が心配30歳過ぎて・・・いつまでも結婚しないわが子が心配このようにエンドレスです。

子どもが成人しても、親はいつだって子どものことが心配なのです。

■金色の窓

昔、小学校の教科書に「金色の窓」という物語がありました。

あらすじは、こういうお話です。

“貧しい家の男の子がいた。山の向こうの遠く離れた家の金色に輝く窓をいつも憧れて見ていた。ある日、その家を訪ねて行くと、その家の窓は普通のガラスの窓であった。そればかりか、そこからは男の子の家の窓が金色に見えた”

金色の窓とは、太陽が反射して見えていただけの窓でした。

■青い鳥

「幸せの青い鳥」という物語もあります。あらすじはこうです。

“クリスマスの前の晩、貧しい木こりの息子チルチルと妹のミチルは、魔法使いのおばあさんにたのまれ、犬やネコのほか、光の精や水の精などのふしぎなお供をつれて、夢の中の世界へ青い鳥をさがしに出かけます。

けれども、思い出の国へ行っても、幸福の国へ行っても、未来の国へ行っても青い鳥はみつかりません。やっと青い鳥をつかまえたと思うと、すぐ色がかわってしまいます。

やがて、朝になり、ふたりは目をさましました。するとどうでしょう、青い鳥は、木こり小屋の鳥かごの中にいるではありませんか。ほんとうの青い鳥(しあわせ)は、すぐそばの、自分たちの生活のなかにあったのです。“

筆者は長く独り身で、パートナーが出来てからも不妊症で治療していました。このままずっと自分だけのために生きるのかと思い、何とも言えない気持ちになっていました。

でも、身勝手なことですが、今は発達障害のある息子のことで毎日悩んでいます。子どもは自分の命であり、宝であり、生き甲斐ですけれども、同時に心を掻き乱す元凶です。でもそれが親になると言うこと、自分が選んだ道なんだと感じています。

それに、仮に子どもが事故にあったり、縁起でもありませんが誘拐されたりしたことを考えたら、文句を言っていた自分を反省するでしょう。

自分以外の誰かのために生きるって大変なことですが、もしかして幸せなことなのかもしれません。それから、たとえわが子であっても自分以外の人間のことを常に考えているというのは、人として修業していることなのだと思います。

そうなると、目の前に居る我が子が金の窓、青い鳥なのかもしれません。

今、楽しそうに玩具で遊んでいる笑顔の我が子があなたの青い鳥です。子どもを産んだ頃の感動を今一度思い返して今ある幸せ、宝物に目を向けてみませんか。

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