【横浜FCvs川崎Fプレビュー】10年ぶりのダービーマッチ…ホーム初勝利を目指す横浜FCがリーグ戦首位の川崎Fに挑む

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2020年07月17日 22:13  サッカーキング

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[写真]=金田慎平
■横浜FC 若き2トップの躍動に期待。守護神の欠場は大きな痛手に



【プラス材料】
 18歳のFW斉藤光毅と22歳のFW一美和成が組む若き2トップが好調を維持。一美は第2節の北海道コンサドーレ札幌戦と前節のベガルタ仙台戦、斉藤は第3節の柏レイソル戦でそれぞれゴールを決めた。守備時も2人が前線からプレッシャーをかけることでチームにスイッチを入れており、攻守で2人の活躍が光る。

 リーグ再開後の3連戦は1勝1分1敗に終わったが、内容は明るく、選手たちは手応えと自信をつかんだ様子。指揮官もこの成績については「悪くない数字」と話し、「選手たちがパワーを出してやってくれているのでそこは非常にポジティブに捉えている」と好感触を示す。

 前節に引き続き、この試合もホームで戦うことができる。人数に制限があるため横浜FCサポーターで埋め尽くされることが予想でき、“完全ホーム”で試合をできる。J1昇格後、ホームでの初勝利をつかみたい。

【マイナス材料】
 ここまで全試合に先発してゴールマウスを守っていたGK六反勇治が前節の仙台戦で負傷交代。試合後に下平隆宏監督が「少し時間がかかりそう」と話しており、今節は欠場が濃厚である。的確なコーチングとビルドアップでチームスタイルの体現に大きく貢献していただけに痛手だ。

 同じく開幕からレギュラーポジションをつかみ、リーグ戦再開後は右のウイングバックとして攻撃にアクセントを加えていたDFマギーニョが契約上の関係で出場できない。ウイングバックを務められる選手が多くないだけにどのように乗りきるか。

 ここ3試合は自分たちがボールを握ってゲームを優位に進める時間を多く作れていたが、今回の相手はリーグ屈指の攻撃力を誇る川崎フロンターレ。相手にボールを握られる時間が多くなるため、守備の時間が長くなった時にどう戦うかが重要だ。

文:totoONE編集部
 
■川崎フロンターレ 破壊力抜群の3トップ+変幻自在の戦術が猛威を振るう



【プラス材料】
 リーグ戦再開後は3連勝を飾り、首位に浮上した。

 好調の要因は、何と言っても3試合で9得点を叩き出している得点力だろう。その中心にいるのが、前線の3トップである。FWレアンドロ・ダミアンが2ゴール、MF家長昭博が同じく2ゴール、MF長谷川竜也が3ゴールと、3試合を通じて前線の全員が複数得点を記録。左右と中央、どこのエリアからでも崩すことができており、対戦相手にとって脅威となっているに違いない。今節も期待がかかる。

 こちらがボールを保持して試合の主導権を握って進めるプランは変わらないが、ポゼッションを志向する横浜FCに対しては、高い位置でボールを奪ってショートカウンターを繰り出すのも効果的だろう。前節の柏レイソル戦で家長が決めた2点目のゴールが、まさにそれだ。手数をかけずに完結させる攻めも狙いたい。

【マイナス材料】
 3連勝と好調だが、前節の柏戦は1点を失った。3点のリードがあったとはいえ、失点前後から相手の反撃を受け、ややゲームをコントロールしきれなかったのは課題と言えるだろう。今季は選手交代が5人まで認められているため、相手も最後まで積極的にプレーし続けてくる。前節フル出場のMF下田北斗は「そこで受けになるんじゃなくて、自分たちからもう1点取りに行くんだという姿勢を見せていければいいと思います」と改善策を話す。隙を見せない試合運びで盤石に進めたい。

 前節の早い時間帯にDFジェジエウが負傷交代したのは懸念材料か。その時はDF車屋紳太郎が代役を務めたが、センターバックの候補ならばMF山村和也も有力だ。前節J1通算200試合出場を達成したDF谷口彰悟の相棒を、この試合では誰が務めるのかも注目だ。

文:いしかわごう

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