防御率2.27でまだ1勝…オリックス田嶋が8回2失点の力投も惜敗「勝ちに繋げるピッチングをしたい」

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2020年07月19日 08:13  ベースボールキング

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オリックス・田嶋
◆ 好投続けるも勝ち星に恵まれず

 オリックスの左腕・田嶋大樹投手が18日のソフトバンク戦に先発登板し、8回を投げて126球、2失点と力投したが勝ち星を手にすることはできなかった。開幕からの5試合で防御率2.27と安定したピッチングを披露しているものの、ここまで1勝1敗と勝ち星に恵まれていない。
 
 登板前日に行われた囲み会見で「前回は球数が増えてしまった。四球を減らすことだったり、ファウルで粘られたので、もっとゾーンで勝負して打たせて取れれば球数は減ると思う。最低でも6、7回。僕にできることは先発として長いイニングを投げることだと思ってるので、最小失点で球数も少なければ長いイニング投げられる」と語っていた田嶋は、18日の試合で言葉通りのピッチングを披露する。

 2回に20球を要したが、4回2/3までソフトバンク打線をノーヒットに抑える見事なピッチング。そんな中で迎えた6回、柳田に天井直撃の特大9号ソロを打たれ先制を許すと、7回にもピンチを招き、松田に適時打を打たれて追加点を奪われた。その裏に“女房役”若月の1号ソロで1点差に迫ったが、最後はモイネロと森唯斗に抑え込まれた。

 田嶋は7回までに104球を投じていたが、8回もマウンドに上がってスコアボードに「0」を刻んだ。有言実行のピッチングを見せたが、相手の先発・石川柊太も好投し、打線は沈黙。西村徳文監督も「信頼しているし、内容も良かった。あそこまでよく頑張ってくれた」と8回を投げ切った左腕への賛辞を惜しまなかった。

 試合後、「感覚は悪くなかった。長く投げられたのは良かった」と手ごたえを口にした田嶋だったが、「こういうゲームでも勝ちに繋がるピッチングをしたい」とチームを勝ちに導けなかったことに悔しさを滲ませ、「疲れは全然ない。来週に向けて切り替えていきます」と最後は前を向いた。

▼ 田嶋の今季登板成績
7月18日 負:ソ(8回 2失点)
7月11日 −:日(5回 1失点)
7月 4日 勝:西(7回 3失点)
6月27日 −:ロ(6.2回 1失点)
6月20日 −:楽(5回 1失点)


文=どら増田

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  • ホークス相手に8回2失点なら悔しさは要らない。堂々と次回の登板に備えて欲しい。
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