米大統領選出馬表明のカニエ・ウェスト、初の選挙集会で号泣「娘を殺すところだった!」妻・キムは激怒

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2020年07月22日 06:51  Techinsight Japan

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第1子出産について悩んだというカニエ・ウェストと妻キム・カーダシアン(画像は『Kim Kardashian West 2019年12月17日付Instagram「Diddy’s 50th Birthday」』のスクリーンショット)
11月の米大統領選への出馬表明をした米ミュージシャンのカニエ・ウェスト(43)が、現地時間19日にサウスカロライナ州ノースチャールストンで初の選挙集会を開催した。演説でカニエは「俺は娘を殺すところだった!」と言い、妻キム・カーダシアン(39)との第1子の中絶について2人で話し合ったことがあると泣きながら明かした。

この日、選挙集会に防弾ベストを着て登場したカニエ・ウェストは、マイクなしで演説を行った。人工妊娠中絶手術について言及した際、カニエは2013年に当時恋人だったキム・カーダシアンから長女ノースちゃん(7)の妊娠を告げられたことを話した。その時、2人は子供を出産しない方向で話し合っていたと告白し、涙を流した。

「恋人が電話してきて、泣き叫んでいるんだ。俺はラッパーだ。彼女は電話で『妊娠した』と言っていた。」
「キムは泣いていた。その後1か月、2か月、3か月の間、俺達はキムが子供を産まないことを話し合っていた。彼女はピルを手に持っていた。あのピルを飲んだら、終わりなんだ。赤ちゃんはいなくなる。」
「俺はラッパーのライフスタイルを送っていてパリに滞在していた。レザーパンツを穿いてノートパソコンを立ち上げ、クリエイティブなアイデアを全て手に入れていたんだ。」
「突然、画面が白黒になった。そして神がこう言うんだ。『私のビジョンを馬鹿にするなら、私はお前のビジョンも馬鹿にする』と。」
「それで、俺はキムに電話して『子供を産むんだ』と言った。確かにそう言った。もしこのスピーチの後に妻から離婚されるとしてもだ。俺が望まない時にキムはノースを産んだ。彼女は子供を守るために立ち上がったんだ。」

演説でカニエは、母親が自分を身ごもっていた当時に父親は中絶を望んでいたことを明かし、涙ぐんだ。

「母が俺の命を救ってくれた。親父は俺を中絶して欲しかったんだ。俺の命があるのは母のおかげだ。親父は忙しい人だったから、もしかしたらカニエ・ウェストは存在しなかったかもしれないな。」

カニエは「中絶は合法であるべきだが、政府は出産した人に最大限の支援をすることだ。100万ドル(約1億700万円)を与えるなどして」と主張した。

カニエは今月初めに人工妊娠中絶反対のツイートに批判が殺到し、即削除している。カニエはこれまでにも問題発言をしてきたが、2018年には妻キムがカニエの暴言を擁護し「夫は自由な考えの持ち主であり、自分の意見を言う権利がある」とツイートしていた。カニエは双極性障害を患っていると明かしており、2016年にはツアーキャンセル後に救急搬送されている。

そんなキムも、今回のカニエの発言には気分を害したようだ。『Entertainment Tonight』の情報筋は、次のように語っているという。

「カニエは、自分を助けるために説得しようとする人の話も聞きません。キムは昨日の暴言でカニエに怒りを覚えています。特に中絶の可能性やノースちゃんを出産しないことについて話したことです。」
「キムはノースちゃんが成長した時、このことを知ることになると分かっている。それに心を痛めているのです。」
「最終的に、カニエが自分自身とブランドや家族にこれ以上のダメージを与える前に、大統領選出馬をあきらめるようにと周囲の人達が望むことになるでしょう。」

スピーチでは奴隷解放や女性解放に尽力したハリエット・タブマンについて「ハリエット・タブマンは実際に奴隷を解放していない。彼女は奴隷を白人のために働かせただけだ」と発言、一部の観客からは「今すぐここを出るぞ」「勘弁してくれよ」といった反発の声があがっていたという。

画像は『Kim Kardashian West 2019年12月17日付Instagram「Diddy’s 50th Birthday」、2020年3月4日付Instagram「OMG Kanye’s Yeezy Season 8 show in Paris last night was so special!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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