西武ファン待望の「本川越」!野手転向2年目の川越誠司がプロ1号の逆転2ラン

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2020年07月23日 19:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

西武・川越誠司
◆ 嬉しいプロ1号

 西武の川越誠司選手(27)は23日、本拠地・メットライフドームで行われているロッテ戦に「9番・右翼」で先発出場。第1打席でプロ初アーチとなる1号逆転2ランを放った。


 北海高から北海学園大を経て、2015年のドラフト2位で西武に入団したプロ5年目の左打ち外野手。と言っても、当初は投手としての入団で、本格的に野手に転向したのは昨年から。ファームで93試合に出場して野手としての経験を積みつつ、持ち前のパワーで8本塁打をマークするなど、徐々に頭角を現す。

 迎えた今季、秋山翔吾の抜けた外野の新顔候補として一軍デビューを果たすも、この試合前までの時点で11試合に出場して打率は.091。一軍の壁に苦しむ間に、外野で高卒4年目の鈴木将平がブレイク。直近では7月12日の試合を最後に出場機会から遠ざかっていた。


 そんな中で久々のスタメン出場となったこの日、第1打席は1点を追う2回、二死ながら三塁というチャンス。2ボールから相手先発・岩下大輝がストライクを取りに来た148キロをフルスイング。完ぺきに捕らえた打球は、そのまま右中間スタンドまで飛び込んだ。

 7月7日・ロッテ戦以来となる安打が、プロ1号の逆転2ラン。球場に詰めかけたファンからの大きな拍手に包まれながら、はじめてのダイヤモンド一周。あまり喜びを表に出さずに帰ってきたが、ベンチで仲間の祝福を受けると笑みがこぼれた。

 また、SNS上の西武ファンからは「本川越!」の声も。これは本塁打の「本」と名前の「川越」をかけ合わせたワードで、西武線の駅名に由来。練習試合でアピールを見せていた頃から、この言葉がネット上で徐々に見られるようになっていたのだが、開幕して以降はなかなか発する機会が訪れず…。これが待望の瞬間に。

 自身にとってはもちろん、チームにとっても、そしてファンにとっても、大きな大きな一発となった。


文=尾崎直也


◆ コメント

打ったのは真っすぐです。
初ホームランを打てて最高っス!
打った手ごたえも完璧でした。

あの打席では
何とか三塁ランナーを
ホームにかえそうと思って
打席に入りました。
そして強く振ろう!
と意識していました。

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