三浦春馬さん逝去で日テレのガイドライン抵触に批判ーー問われる「自殺報道」の意義と是非

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2020年07月23日 21:12  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

 木村花さんと三浦春馬さんの”自殺既遂”によってメディアの自殺に対する意識が大きく変化している。すでに各所で話題になっているが「自殺報道のガイドライン違反」を受けての動きだ。

 WHOが2008年に策定した「自殺予防 メディア関係者のための手引き」では、「メディア関係者が自殺関連報道をする際に注意すべき点」がまとめられている。実際にTBSやテレビ朝日などのテレビ局では、これらの議題を受けて、異例の通達もおこなわれたようだ。

 このガイドラインに沿って、三浦春馬さんの逝去に関する動きを見てみよう。

 今回の件で初報を出したのは「日テレニュース24」で、7月18日15時9分のことだった。その一報を受けYahoo!ニュースがその記事の見出しをそのまま流用し、号外をだした。この両者が、「速報:俳優の三浦春馬さんが死亡 自殺か」という “ガイドラインに抵触するような記事”を出したことで、それ以降続くこのニュースの扱いを決めたと言っていいだろう。

「大手キー局が運営するニュースメディアの記事を見比べると、自殺報道に関する姿勢の違いが見えてきます。多くのメディアでは初報のあと、先走った報道を出さないようにガイドラインを含めて通達がありました。大手メディアでは今後、よりいっそう自殺報道に関するガイドラインを遵守していくようになるでしょう。一方で、センセーショナルな記事でPVを稼せごうとする一部のメディアは、そのガイドラインのグレーゾーンをつくような見出しを作っていくかもしれません」(大手ニュースメディアスタッフ)

 今回、逝去に関する報道の裏側でガイドラインや報道の仕方対する議論が巻き起こり、自殺報道のあり方にはいっそうの厳しい目が向けられている。一方自死を伝えることで、社会問題が明るみになり広く知れ渡るケースもある。上司からのパワハラを受けて命を絶った電通の高橋まつりさん、森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを強いられて自死した赤木敏夫さんなど、多くの社会問題をはらんだ“自殺”があることも確かだろう。

 最終的な自死という行為が訴えかけた問題や悲しみを風化させずにニュースを伝えることが、果たしてメディアには可能なのだろうか? もし、希死念慮が湧き上がってきた時は一度、休もう。あなたを一番大切にできるのはあなたしかいないのだから。

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このニュースに関するつぶやき

  • 後追いとか、社会的な影響があるから”自殺”ってワードが不味いんだっけこのガイドラインって?その日テレ社員がたとえ軽微でも正しく責任負わないと。
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  • 《某idol逝去後のマス塵「鬼畜報道」基地外写眞週刊誌NG》恥を知れ非人
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