【DeNA】谷繁氏がノーノーを逃した場面に「インサイドの要求はない」と話したワケ

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2020年07月24日 08:12  ベースボールキング

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ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める谷繁元信氏
○ DeNA 6 − 0 ヤクルト ●
<6回戦・横浜>

 23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−ヤクルト戦』で解説を務めた谷繁元信氏は、DeNA・大貫晋一が7回二死走者なしまでノーヒットピッチングをするも、西浦直亨に安打を打たれた場面について解説した。

 大貫はヤクルト打線を5回まで3回の遊失策、4回の2つの四球を許したが、5回までノーヒットに抑える。3−0の6回も簡単に三者凡退に抑え、7回も山崎晃大朗を遊ゴロ、4番・村上宗隆を投ゴロで二死とした。ノーヒットノーランへの期待が高まる中、5番西浦に対し3ボール2ストライクからの6球目のストレートをライト前に運ばれ、ノーヒットノーランとならなかった。

 この配球に谷繁氏は「僕の野球の経験で、ここでインサイドの要求はないんですよ。今のカウント、今の投げ方で、ここで要求はないんですよね」と納得がいかず。

 その理由について「(西浦に対し)3ボールになりましたよね。1つストレートで3ボール1ストライク、次に変化球でストライクを取り、3ボール2ストライクになりました。そこでキャッチャーはストレートかシュートかわからないんですけど、インコースに要求したんですよね。3ボールから2ストライクになったということは、投手は正直ボールにしたくないわけですよ。必然的には甘くなりますよね。そういうことは、ストレートを待っているところに、ストレート系統では打たれる確率は高くなりますよね」と説明した。

 では、あの場面何を要求すればよかったのだろうかーー。谷繁氏は「そこからストライクゾーンの中で変化球を投げれば、引っ掛けたり、空振りを取れたりする確率があがっていくんですよね」と変化球を要求すべきだったと話していた。

 大貫はノーヒットノーランを逃したが、7回1安打無失点に抑えた。

▼西浦に初安打を許した7回二死走者なしの配球
1球目:ボール 変化球
2球目:ボール 変化球
3球目:ボール 変化球
4球目:ストライク ストレート
5球目:ストライク 変化球
6球目:右安 ストレート

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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