「妻は発達障害なんじゃ?」妻と離婚寸前の相談者、それでもモラハラの自覚がない 「テレフォン人生相談」先週のハイライト

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2020年08月03日 18:43  ねとらぼ

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写真「テレフォン人生相談」ハイライト。自分の非を認めず、どこかズレた受け答えが印象的な相談者でした
「テレフォン人生相談」ハイライト。自分の非を認めず、どこかズレた受け答えが印象的な相談者でした

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは7月29日(水)放送の玉置妙憂パーソナリティー回。



【画像】大迫恵美子のコメント



 精神科に通う妻から離婚を求められている夫からの相談。



●“家のルール”で妻を追い詰める夫



 相談者は38歳男性。妻37歳。息子12歳。娘11歳。



 「妻から離婚の調停を申し立てられまして、1回目の調停をしたんですけれども、私としては離婚をしたいとは思っていないところですね」



 妻は半年前から入院をしており、最近になって退院。2週間ほど前に相談者の住む自宅の近く(同じ学区内)に引っ越しをして、現在別居中だという。



 「半年の入院で治られたご病気?」



 「その状況がまったく私に……まあ話したくないっていうことから、聞いてないんですよね。精神科に通って、うつの手前みたいな話は、義理のご両親から聞いたんですけども」



 おそらくこころの病気で入院していたと思われるが、確定的なことは知らされていないくらいコミュニケーションが断絶しているようだ。



 肝心の離婚調停の理由は「相談者が妻を精神的に支配&虐待をして、それが苦痛になったこと」だという。だとすれば、妻の入院も相談者に責任があると言えそうだが……。



 この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。



 ここでいきなり、別居の経緯について新情報が明かされた。



 「入院する前に2カ月くらい私が実家に帰って、妻が私の家(自宅)に住んでいたっていうような形ですね。向こうの義理の母親から、『一緒に住んでたら娘の体調が悪くなるから、実家が近いからそっちに行って欲しい』っていうことを言われたんですね」



 ああ、妻の実家からもモロに相談者が原因だと思われていたのか。



 妻と子どもたちを自宅に残し、相談者はしばらく実家に帰っていたが、2〜3ヵ月後、再び自宅に戻ったところ妻が体調を崩し、やがて入院してしまったという。



 妻の方は明確に相談者を避けているように思えるが、それでも相談者が離婚したくないと考える理由はなんなのだろうか。



 「話し合いがまったく本人とできていないっていう状況と、まあ子どもがかわいそうだなっていうのが理由ですかね」



 子どもに関してハッキリとは言及されていないが、妻が退院後、そのまま引っ越しをしていることから、子どもは相談者の元にいると思われる。



 「話し合いができていないっていうことなんですけど、これまでの間にね、お話し合いになる機会っていうのは随分あったように思うんですけど、話し合いができていないという風に感じるのはどうしてなんでしょうか?」



 「家族でルールっていうか、家のルールとかを……。たとえば子どもを何時に寝かせたいとか、掃除を週1回するとか、そういう話し合いとかをずっと設けてたと思うんですけれども、それが相手にとっては苦痛だったっていうようなことだったんで。じゃあどういう風にルールを決めたらいいのかっていうのはずっと話をしていたんですけどね」



 大迫恵美子の質問からはズレた回答だが、重要な情報が出てきた。相談者の言う“家のルール”は、「子どもを何時に寝かせる」も「掃除を週1回する」も、すべて妻が守るべきルールなのだ。



 「私がたぶん、『だらしがない』とか『やることやってくれない』っていう風に言ってたからだと思いますね」



 「常にそういう風に奥さんのことを感じているんですか?」



 「そうですねぇ」



 この“ルール”と相談者からの苦言が妻を精神的に追い込んでいったのだろう。



●自分の非を許すために妻を発達障害認定



 「奥さんが離婚しないと決めてね、アナタのところに戻ってくると、あんまり今までと変わらない生活になると思いますよ。なぜならアナタ自身が、病気になるほど奥さんがね、自分によって苦しめられているということについて何の実感もないように聞こえますから」



 「私も一応、いろいろこう……1年くらい前から、その調べた中で、まあ妻がちょっとこう、発達障害とかじゃないかなっていうのを思いはじめてるんですけど」



 「発達障害はある意味ね、非常に便利に使われている言葉でもあってね。アナタの中で、自分を許す言葉になりますよね。要するに自分は普通に行動してるんだけど、相手の方に何らかの問題があってね、普通だったら問題にならないことが問題になったんだという風に思い込む言葉になってますよね」



 もちろん妻が発達障害だというのは、相談者が勝手に判断しているだけで、正式に診断が出ているわけではない。



 「モラハラっていうのは分かりづらい主張なので、言われた方もピンと来てないかもしれないしね。特にアナタの今お考えの回路だと、向こうの方に問題があってね、病気になってるんだっていう風に思ってますから」「アナタが病気にしてるんですよ」



 殴る蹴るのDVだったら悪い・悪くないが目に見えて分かるが、モラハラの場合は加害者が「自分は悪くない」と考えがちだ。



 「(被害者は)精神的には殴られてるので。『殴っていないからそんなに自分は悪くない』って思っている人とはね、やり直したり続けていったりするっていうのは非常に難しい問題になると思うんですよね」



 相談者が「離婚したくない」と主張している以上は、現段階では離婚調停は不調に終わると考えられるが、だからといって妻が相談者と再び同居するという話にはならないだろう。大迫が続ける。



 「アナタは奥さんのこと、親身になって心配してないと思いますね。アナタが心配なのは、自分の家庭の話であってね。妻という人が家にいて家事をしている家庭というものを考えた時に、家事をするべき妻がね、どうなってるのかなという関心はあるかもしれませんけど、奥さんという人に対して親身に『大丈夫かな』っていう気持ちはないように思います。それは多分、一番奥さんが分かってると思いますよ」



 「私もその、薬とかを服用してたのは分かってたんで、それをお酒と一緒に飲んだりとか、飲み忘れたりとかしてたんで、心配で『ちゃんと飲んでる?』って聞いてたんですけど、そういうのが多分、ダメだったんでしょうねぇ」



 また回答をズラしてきた。妻が発達障害だと主張したり、薬を酒で飲んでいたと明かしたり(本当ならそれはそれで心配だが)、何かと“妻が悪い”アピールをしてくる。



 「あのね、アナタは『ちゃんと決められたことやってるのか!』って言ってるでしょ?」



 「そうですねぇ……」



 「それはね、言われた方は、自分のことを心配しているとは思っていなくて、『またルールだ』と思ったと思いますよ。何でも自分の決めた通り、人を従わせるっていうことしかこの人は考えていないんだなって受け止められてしまったと思いますよ」



 今回の相談者は終始、淡々としたしゃべり方で、すごくちゃんとした印象があるのに、語る内容や考え方がとにかく的外れ。モラハラをしている自覚がまったくなく、本気で「妻は発達障害なんじゃ?」と心配しているとしたら、恐怖でしかない。



 妻は入院前、パートで働きに出ていたというが、相談者いわく収入は「9対1とか、9.5対0.5みたいな形」とのこと。「パートでヒマなんだから家事は完璧にやれて当然」くらいに思っていそうだ。



(ねとらぼGirlSide/北村ヂン)


このニュースに関するつぶやき

  • 発達障害というやつは十人十色なんで、素人が判断できるものじゃない。むしろ相談者自身がなんらかの精神的疾患を疑ってみるべきだな。
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  • なんでこんな男と結婚したのかしら?
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