遠征先でチビチビと一人酒、コロナ禍で変わるプロ野球選手の生活様式

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2020年08月04日 09:00  AERA dot.

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写真沖縄キャンプを打ち上げ、帰路につく広島の選手たち=今年2月(C)朝日新聞社
沖縄キャンプを打ち上げ、帰路につく広島の選手たち=今年2月(C)朝日新聞社
 プロ野球選手は遠征に行くと、試合後にチームメートと食事に出かけて気分転換を図る。

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 だが、今年は違う。新型コロナウイルス感染予防のために細心の注意を払わなければいけない。ある球団は、選手たちが遠征先で食事に出る場合は「共に出かける選手」と「店名」を書面に記すことを義務付け、出かける人数も4人以下で、一つの店に2時間以上滞在してはいけないことを通達しているという。

 また、宿舎内の食事会場でもアルコール類を提供しなくなった。コンビニなどで買った酒を自分の部屋で飲むことは許可しているが、選手同士が互いの部屋を行き来することは禁じているという。

 30代のベテラン選手は嘆く。

「今までは5、6人でご飯を食べて、また部屋に戻ってみんなで飲み直してという過ごし方だったけど、今年は1人でチビチビ飲むしかない。食事会場では席を空けて食事をする。食事をして酒を飲めば何時間も会話できるけど、今は酒も飲めないので20〜30分で食事を終えると各選手が自分の部屋に戻る感じです。今までは遠征が楽しみだったけど、こんな生活なのでストレスが逆にたまるし、あまり行きたくないですね」

 全国各地を転戦するため、今年だけではなく、来年以降も遠征先でこの生活様式を続ける可能性が高い。ただ、選手全員がこの変化にストレスを感じているかと言えばそうでもない。20代前半の若手選手は言う。

「僕らの世代はそもそもあまり酒を飲まないですからね。僕は部屋でゲームをしていれば気分転換になるので、全然ストレスを感じない。同じ部屋にいなくてもオンラインで他の選手とゲームできます。むしろお酒が好きな先輩に夜遅くまで連れ出されないので助かっています」

 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平はスター選手になった日本ハム時代も質素な生活を送り、酒や夜のネオン街に全く興味を示さなかったのは有名な話だ。プロ意識の高い選手たちは、生活様式が変化しても影響されない。若手選手が酒豪の先輩に酒を飲まされるケースがなくなることを考えれば、新しい生活様式もマイナスばかりではない。(牧忠則)

※週刊朝日オンライン限定記事

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  • チャンスで打てなかったり、エラーで負けたとかだと詫びながら手酌酒か・・。
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  • 若手は先輩に夜の町に連れ出されなくて助かりますね。
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