逆転のロッテに必要な安定感…リーグ突ッパには連勝を!

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2020年08月04日 12:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテ・井口資仁監督
◆ 逆転のロッテ

 逆転のロッテ−−。ここまで19勝を挙げているロッテだが、そのうちの10勝が逆転勝ち。これはヤクルトと並び12球団トップタイの数字だ。特にホーム・ZOZOマリンスタジアムでは11勝中、逆転勝ちが8勝と、最後の瞬間まで何が起こるかわからないそんな試合が続いている。

 2日の楽天戦も3点を先制されながらも6回に追いつき、再び7回に勝ち越しを許したが、4−6の8回にマーティンの第8号ソロ、途中出場の角中勝也の適時打、藤岡裕大が犠飛を放ち、この回3点を挙げ逆転。7−6となった9回は守護神・益田直也がこのリードを守り切った。

 リードを許す展開が多いという見方もできるが、決勝の犠飛を放った藤岡が「粘って逆転できたのはとてもよかった。こういう苦しい場面でも諦めずに戦えた。これからも最後まで諦めずに戦えたらなと思います」と話せば、井口資仁監督も「全員でしっかりつないで逆転した」と評価し、チームも5割ラインのキープに成功した。


◆ オリックスと6連戦

 今週は前回ZOZOマリンで6戦6連勝したオリックスと、敵地・京セラD大阪での6連戦になる。

 オリックスは先週の日本ハム戦が5連戦だったこともあり、日曜日に先発していた山本由伸が火曜日のカード頭に先発。前回の対戦では山本から5点を奪ったが、今季3試合に登板して防御率1.50の京セラD大阪でのマウンド。マリンで対戦したときのように簡単に打ち崩すのは至難の技。投手陣がいかに失点を抑えられるかがカギになるだろう。

 マリーンズは開幕直後に8連勝したが、その後は1度も連勝がない状況。逆転勝ちはリーグトップを記録しているが、逆転負けもリーグワーストとなっている。このところは、先発が序盤に失点を許し、中盤得点を挙げるが反撃が及ばず逃げ切られるか、もしくは先制点の直後に逆転を許すパターンが続いている。

 そんなマリーンズの先発は美馬だが、7月21日の西武戦が5回2/3を投げて8失点、7月28日の楽天戦が4回1/3を投げて6失点と、やや不安定な投球が続いている。今回の登板に向け、「とにかく1球1球全力で。そして冷静に。頑張ります」と意気込む美馬の好投に期待したいところだ。


 オリックスとの6連戦が終われば、本拠地・ZOZOマリンに戻って日本ハムとソフトバンクとの6連戦が待っている。井口監督も「カード勝ち越しができていないので、しっかり勝ち越したい。またマリンで6連戦があと2回あるので、良い形でいけるように、しっかり勝って帰ってきたい」と決意を述べていた。

 現在19勝19敗の3位。首位・ソフトバンクとのゲーム差は「3.5」。上位のソフトバンク、楽天に食らいついていくためにも、“投打”がガッチリと噛み合った試合をして勝ち越し、本拠地・マリンに帰ってきたいところだ。


文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • 「点を取るべき場面で取れない」打線、采配だから、結果的に「先制される」&「中押し出来ずに一度逆転される」。そんな試合ばっかやってるからやん(苦笑。
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