キャサリン妃、花柄マスク姿でボランティア「小さな活動こそが世の中を変える」

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2020年08月06日 18:02  Techinsight Japan

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寄付された物資を箱から出す作業を手伝ったキャサリン妃(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年8月4日付Instagram「To help support the most vulnerable families in the UK, The Duchess of Cambridge has brought together 19 British brands and retailers to donate over 10,000 new items to more than 40 baby banks across the UK.」』のスクリーンショット)
英時間4日、キャサリン妃(38)が英シェフィールドにあるベビーバンクを訪問した。この日、妃は白いワンピースに花柄のマスクを着用、英国内の小売業19社から届いた赤ちゃん用物資の開封作業などを手伝った。

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英シェフィールドにあるベビーバンク「Baby Basics(ベビー・ベイシックス)」を訪問したキャサリン妃は、英国内の小売業社から寄付された赤ちゃん用物資をバンの荷台から降ろし、梱包を解く作業をボランティアの人達とともに行った。


妃は支援を必要とする家庭をサポートするため、19の英小売業社やブランドに働きかける活動をローンチしており、40以上のベビーバンクに赤ちゃん用の衣料や物資など1万点以上にわたる商品が寄付された。

この日、妃はロンドンを拠点とするブランド「Suzannah」の白いワンピースに、ロンドンの子供服ブランド「Amaia Kids」の大人用花柄マスクを着用。マスクは洗って繰り返し使用できるコットン素材で、リバティプリント(英リバティ社の生地)の花柄のものだ。

妃はボランティアの人達と開封作業を行いながら、ロックダウンが始まった頃にベビーバンクの支援を受けている家族を訪ねた後に涙ぐんだことを明かした。

「私はとても感情的になりやすいのです。キングズ・リンに住む家族に会った時には、帰宅してから号泣しました。この異常な状況下で彼らがいかに苦しみ、力強く立ち向かってきたか。そんな話を聞いて心を動かされたのです。非日常的な日々の中で、家族を支えていくというのは本当に大変なことなのです。」

ベビーバンクはボランティアによって運営されている全国規模のサービスで、赤ちゃん用のオムツ、衣類、寝具などを提供することで社会的に最も弱い立場にある家庭を支援している。要支援とされる家庭のほとんどは、保健訪問者や助産師、ソーシャルワーカーなど専門家達の判断によって紹介されているそうだ。

新型コロナウイルス感染拡大中も、ベビーバンクはそんな親達の命綱であることを証明してきた。しかし衛生面と安全面の理由で中古品を受け入れることができなくなり、需要に追い付けなくなったという。この話を聞いたキャサリン妃は立ち上がり、小売業社やブランドへ新品の寄付を募ったのである。


「Baby Basics」のCEOキャット・ロス(Cat Ross)さんは「世の中には貧困についての様々な意見があり、固定観念があります。そのことによるストレスが、家族のために懸命に働く親をより困難にさせているのです」と語った。

キャサリン妃も「その通りです。私は以前、看護師として働く母親に会いました。困難な状況下で素晴らしい仕事をしている人達でさえも、苦労は絶えないようです」とキャットさんの意見に同意し、このように続けた。

「誰もが貢献できる小さなボランティア活動こそが、世の中を変えるのです。他の家族に大きな変化をもたらすことができることを知るのは、素晴らしいことです。」

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年8月4日付Instagram「To help support the most vulnerable families in the UK, The Duchess of Cambridge has brought together 19 British brands and retailers to donate over 10,000 new items to more than 40 baby banks across the UK.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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