5Gの“頂点”を極める――「arrows 5G」から富士通コネクテッドテクノロジーズが描く未来

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2020年08月07日 20:52  ITmedia Mobile

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写真富士通コネクテッドテクノロジーズの高田克美社長(説明会動画より、以下同)
富士通コネクテッドテクノロジーズの高田克美社長(説明会動画より、以下同)

 富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)製スマートフォン「arrows 5G F-51A」が、7月30日にNTTドコモから発売された。同社としては、「arrows NX F-01K」から約3年ぶりのフラグシップモデル、そして「ARROWS NX F-04G」から約5年ぶりのハイスペックモデルとなる。



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 8月7日、FCNTがarrows 5Gについて報道関係者に説明するイベントを開催した。arrows 5Gは、どのような背景をもって生まれてきたスマホなのだろうか。



●5G時代の「新しいつながり」への入り口



 FCNTは、「Creating New “Connects” 未だかつてない『つながり』を創造する」という企業メッセージを掲げている。このメッセージは、同社が5G(第5世代移動通信システム)を通して目指す世界のビジョンでもある。



 「5G」という言葉自体は市民権を得てきた。FCNTの高田克美社長が「5Gはこれまでのネットワークの進化(世代交代)よりも、人々の想像を超える新たな価値をもたらす」と語る通り、規格が目指す姿を“完全”に果たすことができれば、5G通信が社会にもたらすインパクトは大きくなり得る。



 コミュニケーション面では、「高速大容量」と「低遅延」を生かしてリアルさや臨場感が増し、描画などの処理の大部分をサーバ側で行う「クラウドゲーム」も実用的にプレイできるとされている。



 産業の面では、公共インフラの監視や「スマートファクトリー」(IoT技術を活用した工場)の構築の面で注目が集まっており、特に閉域5Gネットワークである「ローカル5G」に対する期待は大きい。



 しかし、商用サービスが始まって4カ月と半分程度の現時点において、「5Gで何ができるのか?」というイメージは想起しづらい面もある。



 そんな中で登場したarrows 5Gは、FCNTが用意した5Gワールドへの“入り口”を見せるための商品だ。現時点では対応機種の少ないミリ波(mmWave)への対応も、現時点における5Gのメリットを最大限享受するための取り組みといえる。



 一方、同社自身にとっても、arrows 5Gは5Gへの取り組みを本格化させるための“鍵”となる。arrows 5Gの開発で得られた知見を、ローカル5GやIoT分野にも生かす方針だ。



●「5Gの頂点を極める」ために有力なパートナーと協業



 そんな5Gワールドへの入り口を担うarrows 5Gは、5G(スマホ)の頂点を極めるべく、パートナー企業との協業を重ねながら開発が進められてきた。



 技術面では、チップセットメーカーであるQualcommとの協業の成果が生かされている。同社との協業は約2年前から始まっており、その成果として開発されたのが「5Gスマートフォンのリファレンスデザイン」だ。arrows 5Gは、それをベースに開発された初めての商用モデルということになる。



 ただ、いくら技術的に優れていても、ユーザーの利用感(体験)を高める方向に作用しなければ意味がない。そこで、スマホとしての使い勝手を高めるための協業も行った。



 まず、Adobe(アドビ)との協業により、標準カメラアプリと「Photoshop Express」の連携を実現した。さらに、モバイル分野にも注力しているプロeスポーツチーム「REJECT」とスポンサー契約を締結。同チームの知見をarrows 5Gの開発に反映させている。



 F-51Aの発売元であるNTTドコモからは、端末の開発や検証において協力を得た。



 今後も、FCNTは5Gも関わる協業を強化していくという。



 SEGA XDとは、5Gを利活用したソリューションの共同研究と、5Gの通信特性を活用した「5Gゲーム」を共同開発を進めていくとしている。



 FCNTのルーツにして、元親会社である富士通が準備を進めている「ローカル5Gパートナーシップ」に参画すべく話し合いも進めている。そして、米Thundercommとの戦略的業務提携により、海外展開を視野にIoT事業も強化していくとのことだ。



●「Smart FAST」「ニューノーマル時代の安心」を提案



 arrows 5G F-51Aには「超速の一矢」というキャッチコピーが与えられている。これからのarrowsは、このコピーにある「超速」、言い換えると「Smart FAST(スマートかつ高速)」を新たな価値として提供していく。



 具体的には、通信速度の高速化に見合うようにユーザーインタフェース(UI)のレスポンスも高速化するという取り組みで、具体的には指紋認証時に指定したアプリをサッと起動できる「FASTフィンガーランチャー」や、そのアプリ起動を1秒程度で完了できる「FAST App ドライブ」、データを他のスマホと簡単かつ高速にシェアできる「FASTシェア」が挙げられる。



 また、以前のモデルから訴求している泡ハンドソープによる本体洗浄も「ニューノーマル時代の安心」として訴求する。



 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた取り組みだが、それ以前から特に子どものいる女性から好評を得ている機能でもある。今後も継続して対応していくものと思われる。


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