速いものが前に来た予選だが……。GT300の決勝はやっぱり予想はつかない?《GT300予選あと読み》

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2020年08月09日 09:01  AUTOSPORT web

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写真2番手グリッドを獲得したARTA NSX-GT3
2番手グリッドを獲得したARTA NSX-GT3
 ある意味、順当。スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選は、ADVICS muta 86MCを駆る小高一斗が持ち前のスピードをみせ、見事ポールポジションを獲得。今季スーパーGTに“復帰”したADVICS muta Racing INGINGに嬉しいポールをもたらした。上位陣はJAF-GT勢、そしてブリヂストンを装着するGT3勢がつけており、第1戦の結果から予想されたとおりのグリッドとなった。

 今季のスーパーGTは、ご存知のとおり新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第1戦以降は非常にタイトなスケジュールのなかで行われている。7月の第1戦から、今回の第2戦までは3週間。新型コロナウイルスの影響もあり、第2戦までにできたことは各陣営少なかった。そのため、今回の予選結果までは順当と言えるものだ。

 今回ポールポジションを獲得したADVICS muta 86MCは第1戦こそやや苦戦を強いられたが、3番手につけたシンティアム・アップル・ロータスは第1戦から速さをみせていた。第1戦ではホイールナットがゆるみ後退したものの、もともと速さはあった。「データを見てもいっぱいいっぱいのタイムだったので、上の2台に対しては純粋に“負け”です」というのはシンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規。

「ただ、タイムも僅差ですし、僕たちもレースペースは良かった。表彰台、優勝争いはしたいな、と思っています。前回もトラブルさえなければいけたと思いますし、戦略の幅もありますから」

 加藤のコメントにも出たが、その“戦略”が今回の第2戦のキモ。すでに既報のとおり、今回の第2戦はGT300クラスは全車タイヤ四本交換が義務づけとなっている。一見すると戦略の幅はなくなりそうではあるが、シンティアム・アップル・ロータスの場合は「もともと四本交換を考えていた」という。「めいっぱいいくだけです」と加藤。

 他のGT300チームにさまざまな話を聞いたが、そもそも二輪交換を大前提として戦略を立てていたチームをのぞけば、実は「あまり変わらないと思う」という声も多く聞かれた。「結局速いマシン、速いタイヤのチームが勝つ」ということだ。今回で言えば、予選まではJAF-GT勢、そしてブリヂストン勢がそれに当たる。

 今回はJAF-GT勢の燃料給油のスピードもGT3勢に合わせられており、純粋にスピード勝負になる予感もある。ただ、その場合JAF-GT勢はバトルでは比較的苦しい傾向にあり、このあたりがどう勝敗を分けるか。その点で、多くのライバル勢が優勝候補に挙げるのは、第1戦の決勝で圧倒的なペースだったものの、第1戦は歯車がかみ合わなかったARTA NSX GT3、そしてLEON PYRAMID AMGだ。

 とはいえ、やはりレースは水物。何が起きるかは分からない。「荒れるのではないか」という声もあるし、今回は、予選Q1とQ2の間の路温の変化でタイヤの良さが急激に失われたりするケースもあった。戦力図は変わることも予想される。GT300は、今回も予選まででは予想もつかない。

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