父親の保険金を受け取った娘が墓も仏壇も買わずに音信不通に 相談者の「悔しい」が切ない「テレフォン人生相談」先週のハイライト

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2020年08月10日 18:37  ねとらぼ

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写真「テレフォン人生相談」ハイライト。大迫恵美子の切れ味が変な方向に向かってしまった回でした
「テレフォン人生相談」ハイライト。大迫恵美子の切れ味が変な方向に向かってしまった回でした

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは8月6日(木)放送の柴田理恵パーソナリティー回。



【画像】大迫の変な方向に向かったアドバイス



 相談者の死後、残された夫の介護をするという前提で夫の生命保険の受取人を娘にしたが、相談者より先に夫が死亡。娘は介護をすることなく保険金をゲットしてしまった。



●保険金を受け取った娘が音信不通に



 相談者は75歳女性。夫は去年の暮れ、81歳で亡くなっている。息子が55歳。娘52歳。相談者は息子家族と5人で生活しているという。



 「生命保険の受取人のことで、ちょっとお聞きしたいんですけど……」



 夫は70歳の頃からアルツハイマーを患っており、相談者は長年、自宅で息子の妻に手伝ってもらいながら介護をしてきたという。しかし、自身も大きな手術を3回経験したことで健康の不安を感じたようだ。



 「私もそんな、自分で長くないなと思ったもんだから、子どもたちが困ってはと思って。娘が『じいじのことは私が看るでいいよ』って言ってくれたもんだから、『じゃあ(夫の)生命保険入ってるから、それでお父さんのことをやってね。(息子の)お嫁さんに看てもらうのは忍びない、とても無理だで。やっぱり実の子の方がいいで』って言って」



 相談者自身の死後、夫の介護や葬式、お墓のことなどを娘に任せることにし、それまで相談者になっていた夫の生命保険の受取人を娘へ変更した。しかし実際には夫が先に亡くなってしまったため、娘は夫(父親)の介護をすることなく保険金を受け取ってしまったのだ。



 「そうなってみた時に、もうそれ(保険金)は自分(娘)のものっていうかね、受取人のものであるからっていうことで。じゃあね、私がずっと大変な思いして(保険料を)掛けてきたのがね、どうなのって言ったら、『私が管理するから。私は自分の自由に使おうなんて思ってない』って、嫁の前でも言い張ったんですけどね」



 さらに、夫の仏壇を選ぶ際、相談者が「私も入る仏壇だから、私が自分で決めるから」と主張したところ、それが面白くなかったのか娘は「私の言うこと聞かないんだったら、もう私知らないからね」と連絡を絶ち、以降、いくら電話してもつながらないという。



 「法律的にね、そういう風になってるんだったら、もうしょうがないのかなとも。だからせめてね、お墓……そのぐらいはと思うんだけど、やっぱりダメなんでしょうか?」



 相談者は、夫の保険金で仏壇や墓を用意しようと長年、保険料を払い続けてきたのだが、娘が保険金を受け取り、連絡を絶ったことでそれもできなくなってしまったのだ。



 「お金って魔物なんでしょうかね、なんかね、そういう子じゃないって信じてたけども……」



 娘が受け取った保険金は500万円。それくらいで母子の縁を切るようなことをしなくても……とは思うが。



 「なんでその時に(受取人を)息子さんにしなかったの? だってお嫁さんと一緒に介護してたんでしょ、お父さんのことを」



 「もう気の毒で、無理だなと思ったの。お嫁さん、かわいそうだからね」



 結局、夫の介護もしていない娘が500万円をゲットし、これまで苦労をかけてきた息子夫婦には何も渡せないことを悔いているという相談者。今からでも保険金を取り戻す方法はないのだろうか?



●500万円を取り返そうとする相談者が悪いのか?



 この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。予想外に、お説教の矛先が相談者に向く。



 「アナタはこの500万円が欲しいんだなあと思いましたけど」



 「そりゃあ、娘のとこに全部やるよりも、『息子のとこに全部振り込んで』って言ったんだけども……」



 「それはね、息子さんに振り込めばね、息子さんがアナタに戻してくれるものがいくらかある……まあ全部なのかもしれないですけど。そういうこと期待してませんか?」



 大迫といえば、相談者に有無を言わせない切れ味のいいアドバイスでお馴染みだが、この日は、その切れ味のよさが変な方向に向かってしまった。



 ここまでの話を聞いても、相談者自身が500万円欲しがっているなんて思わなかったが……。



 「アナタね、ちゃんと正直におっしゃってないと思うんだけど、アナタはこの500万円がね、欲しいんでしょ? ご自分が欲しいんでしょ?」



 「自分……? 私どっちみちそんなもう、あと何年もいないもんだから、あってもしょうがないわけでしょ?」



 「いや、あってもしょうがないんなら、そんなに泣かなくてもねぇ」



 あくまで「相談者が500万円欲しがっている」という方向で話を進める大迫。



 「自分が亡くなったあと、兄弟が口も聞かないとか、親戚づきあいがなくなったとかね、『あれもみーんな、亡くなったばあさんが500万のことで騒いだことだからね』なんて、そんなこと世間に言われたくないでしょう?」



 受取人の名義を変更したのは相談者自身なのだから、500万円をひとり占めしようとしている娘を責めるのではなく、「心配してくれたのにごめんね。あんたの意見も聞かないで。これからは何でもあんんたに相談するわ」と謝罪するべきだと勧めた。



 「お父さんが息引き取った時、娘が『ばあば、今までごめんね、これから仲良くやろうね』ってね。手を握って抱いてくれたんです。その時の姿を思い出すとね、あの時の気持ちはウソだったのか……」



 「絶対やっちゃいけないのはね、ふたりいる子どもに、ちょっと都合が悪くなるとこっちに悪口。ちょっと悪口を言うとあっちに悪口……」「むしろ仲のよくない兄妹をまとめあげる。『亡くなったお袋は最後までオレたちのことを心配してたから仲良くやろうよ』って言えるような、それは親の最低限のマナーでしょ?」



 「うん……悔しい……」



 そのまま相談者は泣き出してしまった。柴田理恵が引き取る。



 「お母さん、でもこれからですよ。『あー、あのおばあちゃん、いっぺんああいうこと言ったけど、いいお母さんだったねぇ』って言われるようになってください」



 柴田もフォローしたものの、結局最後まで「娘が受け取った500万円を取り返そうとする相談者が悪い」という方向のまま終わってしまった。



 確かに、保険金の受取人を娘に変更してしまった相談者はうかつだったが、病気で弱っている時に「息子夫婦にこれ以上負担をかけず、夫の面倒をみてくれるのなら……」と考えたのだとしたら、気持ちはすごく分かる。



 夫が亡くなった際、娘は「今までごめんね」と言っている。以前から両親とは折り合いの悪かった娘が「保険金を渡すから」という話が出てきたことで、急に態度を変えたのではないだろうか。で、結局、保険金持ち逃げ状態になっているという……。



 この状態で大迫恵美子が「アナタが500万円欲しいんでしょ!」断じるのはさすがにひどいと感じた。ただ、大迫が一番言いたかったのは後半部分だったのではないかとも思う。



 法律的に、娘が受け取った保険金を取り戻すことが難しいのであれば、むやみに騒ぎ立てるよりも、親子関係を良好に保つ方向で考えた方がいいのではないか(そうすれば墓くらい建ててくれるかもしれないし)。



 最後、相談者が絞り出すようにつぶやいた「悔しい」が切なかった。



 ちなみに、生命保険の受取人が契約者よりも先に死んでしまった場合、契約者の死後、受取人の相続人全員に保険金が分配される。もしくは、受取人の死亡後に契約者自身が改めて受取人を指定することも可能。今回の相談者も、ヘタに受取人を変更しなければよかったのだが……。



(ねとらぼGirlSide/北村ヂン)


このニュースに関するつぶやき

  • 死んだ兄のクソ嫁もウチの両親が兄貴が小学生の頃からずっと掛けて来た多額の保険金を手にしたら疎遠になったわ。掛けて来た人の想いは踏みにじられたよなぁ。
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  • 娘は鬼ですね。私ならお墓と仏壇、お葬式費用をその保険金から払いますよ。実母の電話までブロックするなんて酷いですね。
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