22位の松山英樹と予選落ちの石川遼。全米プロで手にした各々の収穫

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2020年08月12日 12:31  webスポルティーバ

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 今季最初のメジャーとなる全米プロ選手権(8月6日〜9日)が、カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(パー70)で行なわれた。

 優勝したのは、通算13アンダーでフィニッシュしたコリン・モリカワ(23歳)。地元・カリフォルニア大学バークレー校出身の日系アメリカ人で、昨年プロに転向したばかりの若手期待の星だ。すでにツアー2勝を挙げており、早くも今回、初のメジャー制覇を成し遂げた。

「"第2のホームタウン"でもあるこの地で勝てたことは本当にうれしい。ターニングポイントとなったのは、14番のチップインバーディー。(イーグルを決めた)16番では、観客がいなかったのは、とても残念だったね(笑)。

 父が日本人で、母が中国人。日本は大好き。特に日本食は世界一だと思っている。昨晩もガールフレンドと一緒にうどんを食べたよ」(C・モリカワ)

 日本勢は、石川遼と松山英樹が参戦。2015年の全米オープン以来、5年ぶりのメジャー出場となった石川は、初日「72」、2日目「70」の通算2オーバーで、カットラインに一打及ばず、予選落ちとなった。

「結果はともかく、すごく楽しく、集中してやれた。自分としては、すごく得られたものがあった。一時は5オーバーまでいったけど、気持ちは切れなかったし、よく踏ん張れたと思う。

 メジャーに挑む5年前までの自分と今の自分とでは、違うな、と感じた。すごく前向きな材料が多かった。予選通過どうこう言っている時点でまだまだなんですけど、一気に崩れることなく、しっかりとマネジメントに集中できた。 そういう意味では、今までの自分とは違ったゴルフを、これからどんどん作り上げていきたい。

 この結果で言うのは恥ずかしいんですが、自分としては本当に価値ある2日間だったと思います。この大会が(新たな自分への)一歩目という感じがするので、次の試合が楽しみです」





 一方、松山は初日「70」、2日目「67」と、通算3アンダーで決勝ラウンドへ進出。3日目も「69」で回って、トップと5打差の通算4アンダー、18位タイで最終日に臨むことになった。

「(3日目は)前半はフェアウェーに行かなかったですけど、ショットの感じはすごくいい感じできていたので、もうちょっと伸ばしていけるかな、と思ったんですけど......。後半になって、初日と同じようなミスがあって、少し残念でした。

 ショートゲームではいいところがたくさんあった。ラフではなかなかコントロールできないんですけど、最悪な状況は避けられていたと思います。また、バーディーチャンスは少なかったですが、最後の(18番の)バーディーで、自分が思う理想のラウンドができれば、(上位進出の)チャンスはあるんじゃないかと思いました。(最終日は)それができるようにがんばりたい」

 ショットやパットなど、あらゆることがかみ合えば、優勝争いにも絡んできそうな雰囲気を醸し出していた松山。しかし、最終日も"流れをつかむ""リズムに乗る"というまでには至らなかった。1バーディー、1ボギーで前半を折り返し、後半に入って3連続バーディーといった見せ場を作ったものの、最終ホールでダブルボギー。結局、通算4アンダー、22位タイに終わって、上位進出は叶わなかった。

「いいプレーができたかと思えば、最後にまた、大きなミスをしてしまったので......。ショットが少し荒れて、どうにか拾っていくようなゴルフをして、17番までは何とか粘っていたんですけどね。18番で一番避けなければいけないところに打ってしまって、ダブルボギー。ちょっと後味の悪い終わり方になって、ショット、パットともに、もっともっと精度を上げないと(メジャーで勝つには)厳しいな、という感じ。

 久々のメジャー、という感覚は僕の中ではなかった。無観客の影響? それは、関係ないと思う。うまくプレーできないのは、自分の実力。ショートゲームはまだよかったので、これぐらいの順位に終わっているけど、そこが悪かったらどうなっていたんだろう? と恐ろしい考えが頭に浮かんでくる。

 とはいえ、全体的には少しずつよくなってきていると思う。このあと、プレーオフシリーズ、さらにはメジャーもあるので、そこに向けてしっかりと調整できたらな、と思っています。一戦、一戦、がんばるだけです」

 日本人初のメジャー制覇はまたもお預けとなったが、「調子が今ひとつ」というなか、メジャーでそれなりの戦いができるのは、さすが松山である。9月の全米オープン(9月17日〜20日/ニューヨーク州)、11月のマスターズ(11月12日〜15日/ジョージア州)での奮闘を改めて期待したい。

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