【F1データ主義】ロングラン比較で見えたフェルスタッペンの安定感。ソフト/ミディアムともに好調

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2020年08月15日 16:51  AUTOSPORT web

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写真2020年F1第6戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第6戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
 2020年F1第6戦スペインGPの初日のフリー走行が終わった。初日トップに立ったのはまたしてもメルセデスだった。ルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイムは1分16秒883。これに対して3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は1分17秒704。0.8秒以上の差だ。

 第6戦スペインGPが行われるバルセロナ-カタロニア・サーキットは、オーバーテイクが難しい。したがって、予選ポジションも大切だが、ロングランでの安定性も重要となる。なぜなら、タイヤに厳しいサーキットでもあるからだ。だから、メルセデスにコンマ8秒の差をつけられても、フェルスタッペンに焦りはない。

「今日はメルセデスがすごく速かったから、予選ではまだ彼らに分がありそう。でも、レースでは分からない。ここはタイヤはマネジメントが重要だし、いつものスペインGPよりも暑いからね」

 いかにフェルスタッペンがロングランで安定して速いかは、下記のフリー走行2回目でのソフトとミディアムのタイムを見ればわかる。

【データ1】フリー走行2回目のソフトタイヤでのロングランデータ
▼フェルスタッペン
ソフト(すでに4周走行したタイヤでの9周連続計測)
1分23秒217
1分22秒601
1分22秒810
1分23秒245
1分23秒301
1分23秒275
1分24秒813
1分23秒800
1分22秒918(7周後に0.3秒遅くなっている。最初の1分23秒217は何かあって遅くなっているので無視)

▼ハミルトン
ソフト(すでに7周走行したタイヤでの6周連続計測)
1分23秒137
1分22秒913
1分23秒256
1分23秒315
1分23秒044
1分23秒382(6周後に0.2秒遅くなっている)

【データ2】フリー走行2回目のミディアムタイヤでのロングランデータ
▼フェルスタッペン
ミディアム(すでに6周走行したタイヤでの10周連続計測)
1分22秒532
1分22秒442
1分22秒833
1分22秒908
1分22秒908
1分32秒537
1分22秒226
1分22秒375
1分22秒500
1分22秒245(9周後に0.3秒速くなっている)

▼ハミルトン
ミディアム(すでに6周走行したタイヤでの14周連続計測)
1分22秒390
1分23秒332
1分23秒944
1分22秒496
1分22秒460
1分23秒136
1分32秒812
1分22秒596
1分22秒777
1分22秒959
1分27秒337
1分22秒963
1分23秒016
1分22秒921(13周後に0.6秒遅くなっている)

 このデータを見ればわかるとおり、ソフトは同じ15周走行したタイヤで、その最後の計測ラップ(14周目)はフェルスタッペンが1分22秒918と、ハミルトンの1分23秒382よりもコンマ4秒速い(※データ1)。

 ミディアムはフェルスタッペンが18周で、ハミルトンが22周しているので、直接比較ができない。またフェルスタッペンの最後の計測ラップとなった17周目は、ハミルトンがミスしたか、ほかのドライバーのアタックを優先して進路を譲ったのか、大きくラップタイムを落としているので、そのもう1周前の16周時点でのタイムを比較するしかない。それでも、フェルスタッペンが1分22秒500で、ハミルトンの1分22秒777より0.277秒速い(※データ2)。

 しかも、ミディアムのロングランでフェルスタッペンが徐々にペースアップしているのに対して、ハミルトンが徐々に遅くなっている。つまり、メルセデスのほうが金曜日の時点ではレッドブル・ホンダよりもデグラデーションが大きい。

 この日、いかにフェルスタッペンが上機嫌だったかは、「タイヤのコンパウンドはもっと軟らかくても良かったけど、それを決めるのは僕じゃないから」と笑っていたことでもわかる。

 もし、この感触が日曜日のレースでも続いたら、シルバーストンに続いてバルセロナ-カタロニア・サーキットでもフェルスタッペンがハミルトンを逆転する可能性は十分ある。

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