ヤクルト・小川「やり返したいという気持ちで」前回黒星のベイ打線に快挙達成

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2020年08月15日 23:14  ベースボールキング

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DeNA戦で無安打無得点試合を達成したヤクルトの小川泰弘投手=15日、横浜スタジアム(C) Kyodo News
● DeNA 0 − 9 ヤクルト ○
<11回戦・横浜>

 ヤクルトの小川泰弘投手(30)が15日、敵地でのDeNA戦で9回135球を投げぬきノーヒットノーランを達成。2019年9月14日の中日・大野雄大以来、史上82人目(93度目)となる快挙を成し遂げた。

 立ち上がりから力強い速球でDeNA打線を押し込み、決め球のチェンジアップとフォークも切れ味抜群。3四球と味方の2失策でピンチも迎えたが、9回135球を10奪三振、無安打無得点で完投。球団では2006年5月25日の楽天戦(神宮)でリック・ガトームソンが達成して以来、史上8人目(9度目)の大記録達成となった。

 ヤクルトは、小川が5回9安打4失点で敗れた8日・DeNA戦(神宮)から5連敗。それでも、連敗中に山田哲人が一軍復帰し、この日は背番号1の復帰後初安打となる先制打で、塁上にいたバッテリー2人が生還。打線の援護をバックに、前回打ち込まれたDeNA打線を攻め続けた。

 「(大記録を意識したのは)5回くらいに…。まぁそんな簡単には行かないというのはわかっていたので、集中力だけはもって、バッターに向かっていく姿勢だけ、テンポよく向かっていく姿勢だけを意識してました」

 “意識した”という5回以降に計8奪三振とリズムに乗り、最後は代打・乙坂智をフォークで空振り三振。小川以上に喜びを爆発させて駆け寄ってきた2歳下の“女房役”西田明央とともに、マウンド上で歓喜のシャワーを浴びた。

 小川は試合後のインタビューで「前回悔しいピッチングをしてたので、なんとかやり返したいという気持ちでしたし、キャッチャーの西田が強気のリードをしてくれたので、自分も強気でストレートを投げ込めました。野手の皆さんも点をたくさんとってくれたので、乗っていくことができました」と、味方のサポートにも感謝を示しつつ、冷静に快挙達成を振り返った。

 リーグ2位タイの自身5勝目で、自身からスタートした連敗をストップ。チームは首位・巨人まで6.5ゲーム差の4位にいるが、「きょうのピッチングをいいキッカケとして、チームも乗っていきたいと思いますし、強気で押すピッチングをどんどん見せていきたいと思います」と意気込んだ。

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  • ちなDeでカード把握してなかったが、記事読む前から相手はDeな気がしてた。何故だw
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