フラカンまさかの「横アリ配信ライブ」敢行! “バカで反則なおもしろさ”を目指す理由【後編】

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2020年08月22日 12:11  ウレぴあ総研

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ウレぴあ総研

写真フラワーカンパニーズ photo by 吉田圭子
フラワーカンパニーズ photo by 吉田圭子
2020年8月27日(木)に、横浜アリーナで、無観客の有料配信ライブを行うフラワーカンパニーズに、そこに至るまでの経緯や、近況などを訊くインタビューの後編です。

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「無観客配信ライブ=お客を入れないから会場は小さくていい、スタジオでもいい」というのがセオリーだとするなら、その真逆の「お客を入れないんだから、普段自分たちがワンマンを切れないでかいハコでやれる」という発想に至ったのはなんなのか。後編では、それについて主に掘り下げました。

■「マジか! バカじゃないの?」っていうようなことを、できるといい

── そういう状況の中で、横浜アリーナで無観客ライブをやろうというアイデアは、どこから?

グレート ある仕事で会った人から、今、横浜アリーナが無観客の配信ライブとかやる人がいるなら協力してくれるらしいという話を聞いて。

その人が「フラカンがやったらおもしろいんじゃない?」って、たぶん冗談で言ってくれたんだけど、俺は「あ、おもろいな」と思って「俺ら、そういうことやりたがりなんで、詳しく話を訊きたいんですけど」って。

で、翌日すぐフラカンのライブまわりのスタッフ、舞監、照明、イベンター、Q太郎(ローディ)に相談したら、「それめちゃめちゃおもしろいね!」って。

みんな俺たちのことを理解してくれてるから、「フラカンだから何やってもいいもんね」的なことをまず言ってくれた(笑)。それで「最近どう?」って訊いたら、みんな「いやあ、何もやってない」って。ライブをやれば、その人たちの仕事にもなる、っていうのもある。

俺らのライブもなくなったことで、多少なりとも身近なスタッフに迷惑をかけてしまっていて、ちょっと心痛かったところもあったから、より実現できたらいいなと。

それでメンバーにも話して、「とりあえず一回話を訊いてくる」って、横浜アリーナに行って。そしたら予算的に「これくらいかな」と思ったのの倍ぐらいかかることがわかって、本当にやるのであれば、これは武道館の時と同じぐらいがんばらんとダメだな、と。

でも、こと音楽界だけにしても、この状況の中なかなか明るい話題がない。明るい話題っていうか、「マジか! バカじゃないの?」っていうようなことを、できるといいなあと思って。

それは俺らじゃなくても、誰がやってもいいんだけど、俺らがやるっていうと、「ああ、とうとうフラカン、おかしくなったな」って(笑)。それはそれでおもしろいっていうか。予算的にもし採算が取れないとしても、ここはやった方が、いろんな面でおもしろいな、って。配信だからできることだし、逆にね。

── まあそうですよね。

グレート 俺たち、無観客配信じゃなかったら、横浜アリーナなんかできないから、これは絶対やるべきだと思って。で、もしそれが、多少変な結果に終わったとしても、フラカンだったらそれもおもしろがれるっていう。

鈴木 変なプライドとかないから。

グレート もちろん大成功しようと思っとるけど、まずはやることに意義があるっていう。フェスがなくて、祭りがなくて、甲子園がなくて、夏の催しが一切ない、それが夏だけじゃなくて年内までなくなるかもしれん、みたいな状況だから。だったら、俺らのまわりの人間だけでも、ひとつでも楽しみがね、あった方がいい。

小西 とにかく、ばかばかしいことをやるのがみんな好きなんですよ。まじめにやっていくよりも「何やってんの、こいつら?」って思わせることの方が好き。

竹安 ワクワクするなあと、何か目標ができると。何しろ、季節がどんどん通り過ぎていって、催し物がなくなっていって、フェスも全部なくなっちゃったし。そんな中で、お客さんも、鬱々としてると思うんです。だから、ちょっとでも楽しみが共有できるっていうのがいいのかなって。誰もまだやってないの? 横浜アリーナって。

グレート いや、サザン(オールスターズ)がやったよね。

── あとBAD HOPとか、超特急も。でもフラカンみたいに、無観客だから普段はやれない横浜アリーナでやれる、 というのは、初ではないかと思います(笑)。

鈴木 でも建前的には、大阪球場を20代でやって、日本武道館を40代でやって、50代で遂にアリーナっていう。制覇。無観客だけど(笑)。

■絶対観てください、これ以上の配信ライブはできません、っていうものにしないと

グレート あと、驚くことに、横浜アリーナができた1989年の4月って──。

鈴木 フラカンの結成と一緒。

グレート そう。それが31年後に出会ったっていう、ドラマチックな事件なわけですよ。

鈴木 そう。無観客でもいい。やったってことが重要だなと。

グレート そのへんに、どこか昭和プロレスに似た匂いがあるでしょ?(笑)。

鈴木 逆にこれ、観客が入って横アリで成功したら、おもしろくないでしょ? ただのサクセス・ストーリーじゃない、若手のバンドとかの。それよりも僕たちみたいなバンドが、無観客で、反則でもやる、っていうところがね。

グレート うん、反則ですよ。反則ですけど、何か?っていうことです。

あと、新代田FEVERで何度か無観客配信ライブやらせてもらって、ある程度の人にも観てもらえて。それで、配信っておもしろいなって思うところと、でも何度もやると同じように見えちゃうかもしれないから難しいなぁと思うところと、いろいろあって。

だから、また配信で見せる場合も、できればシチュエーションや企画を考えなくちゃなって思ってるし。こういう状況じゃなくても、地方とか、家庭の事情で普段のライブに来れないから、配信あるとうれしい人も──。

鈴木 助かる!って人もいるだろうね。

グレート だからこれ以降も、配信ライブのそういう可能性に期待するところもあるんだけど。ただ、配信があったとしても、いろんな街に行ってライブをやるっていうのがいちばんだから。それができるようになることを心待ちにしてる。

鈴木 お客さんが目の前にいるライブと配信は別物だから。そうじゃなかったら、何時間もかけて、クルマで各地に行くこともない。それだけのことを長年続けてきたっていうのは、やっぱり生がいちばんいい、っていうのを信じてやってるわけだから。

だから「あ、なんだ、配信でいいじゃん」みたいなことにはならない。配信もいいけど、ライブはライブでやらないと、自分たちの指針がなくなっちゃうから。

グレート この次は、お客さんの前でやれるように考えていて、そのためにもこういうでかいことをやるのはおもしろいな、と思って決めたわけだから。でもこれで、コロナが収まらなくて、9月以降もライブに行けなくなったら、ヤバいよ。いよいよ東京ドームとかでやらなきゃいかんくなるかも(笑)。

鈴木・竹安・小西 はははは。

グレート まあ、だからここで一回、自分たちの配信ライブの最高峰をやらないと。絶対観てください、これ以上の配信ライブはできません、っていうものにしないといけないと思ってます。

── 楽しみにしてます。2015年の日本武道館以来、こういうむちゃなアクションはなかったので。

グレート 本当にそう。だから自分たちもすごく楽しみにしてます。

■最強ライブバンド・フラカンを襲った“ライブ自粛期間”。「横アリ配信ライブ」への道のり【前編】はこちら

■フラワーカンパニーズ有料生配信ワンマンライブ

フラカンの横浜アリーナ -リモートライヴ編- 〜生き続けてる事は最大のメッセージ!〜

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配信日時 生配信:2020年8月27日(木) OPEN 18:30 / START 19:00
視聴チケットのご購入者を対象とした期間限定の事後配信を予定しております。
※期間限定事後配信 生配信終了後〜8月30日(日)23:59まで

視聴チケット
<購入期間> 8月6日(木)18:00〜 8月30日(日)19:00
<料金> auスマートパスプレミアム会員 2,300円(税込) 一般 3,300円(税込)
※auスマートパスプレミアム会員はau以外をご利用の方でもご入会いただけます。
(月額499円(税抜)/初回30日間無料)
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