アキバのCPU事情――IntelとAMDの売れ行きは?

1

2020年08月24日 15:02  ITmedia PC USER

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

写真アキバで人気のAMD「Ryzen 3 3300X」
アキバで人気のAMD「Ryzen 3 3300X」

 A520はAMDの第3世代Ryzen向けの廉価チップセットで、A320の後継にあたる。先週末からASUSTeKとASRock、BIOSTARから搭載マザーボードが合計7モデル売り出されており、価格は8000円弱から1万4000円強までとなっている(税込み、以下同)。



【その他の画像】



●8000円切りmicroATXや1.4万円のMini-ITXも――A520マザー



 基板のサイズでみると、microATXが6モデルと多勢だ。最も低価格なのはBIOSTARの「A520MH」で7700円前後となる。DDR4メモリスロットは2基で、PCIe x16とx1スロットは各1基、映像出力端子にはHDMI 1.4bとD-Sub 15ピンのアナログRGB端子をそろえる。



 Mini-ITXモデルも、ASRockから「A520M-ITX/ac」が1万4000円強で登場している。DDR4メモリスロットは2基だが、PCIe x4(Gen3)接続対応のM.2スロットやHDMI 2.1、DisplayPort 1.4出力などを備えた多機能な仕様だ。



 A520搭載マザーボードは、トータルコストを抑えて流行の第3世代Ryzenマシンが組めると、各ショップで注目されている様子だ。TSUKUMO eX.は「エントリー向けの製品なので発売前から注目している人は少ないですが、シンプルに組みたい人には刺さるラインアップだと思いますね。物理的にもコンパクトにしたい人には、Mini-ITXサイズが最初から選べますし、順調に支持を集めそうです」と好意的に話していた。



 特別定額給付金を元手とした「10万円コース」のニーズも喚起されそうとの期待も大きい。パソコンSHOPアークは「B550マザーでは厳しいですけど、A520なら十分選択肢に入りますからね。これから自作しようと思っている人、自宅のPCを新調しようと思っている人にはちょうどいいかもしれませんよ」とプッシュしていた。



 次に、A520マザーとマッチするCPUの売れ筋を見ていく。



●Ryzen PRO 4000に3300X――A520と一緒に売れそうなCPU



 A520マザーの登場で、さらなる盛り上がりが期待されているのが「Ryzen PRO 4000」シリーズだ。上位の「Ryzen 7 PRO 4750G」と「Ryzen 5 PRO 4650G」を中心に各ショップで好調だが、人気に拍車がかかるとのコメントも多い。



 あるショップは「10万円コースで考えたら、CPUとGPU機能込みで3万円という6コア12スレッドの4650Gは魅力的ですね。さらに4コア8スレッドの4350Gなら8000円安くなるので、他のパーツに予算を回せる魅力もあります」と評価。別のショップは「DDR4メモリを強化すれば、8コア16スレッドの4750Gでゲーミング構成を考えるのもアリです。10万円は超えるでしょうけど、狙う人も出てきそうです」という。



 グラフィックスカードを外付け化する構成で有力株に挙げられているのは、4コア8スレッドのRyzen 3 3300Xだ。パソコンSHOPアークは「CPU単体で1.5万円なので、GeForce GTX 1650カードと組み合わせても3万円ちょっとで済みます。10万円以内に抑えつつ、4650GでGPUまでまかなうよりもハイスペックなゲーミングPCが組めるんじゃないかと思います」と推す。



 ただし、3300Xは潤沢とはいえない状況のため、在庫を確認した上で早めに調達するのがベターとの声も聞いた。



 続いて、Intel CPUの動向をチェックしよう。



●6.2万円の高コスパな「Core i9-10850K」が登場!



 一方のIntelは、ハイエンドクラスの「Core i9」に新たなモデルを追加している。10コア20スレッドの「Core i9-10850K」で、価格は6万2000円前後だ。



 Core i9-10850Kは上位の「10900K」(7万2000円前後)から、標準クロックとブーストクロックがそれぞれ100MHz低い3.6GHz〜最大5.2GHzとなっており、125WのTDPや内蔵GPUもIntel UHD Graphics 630で変わらない。クロック倍率が固定されていない仕様や、CPUクーラーが別売となる点も同じだ。



 パソコンSHOPアークは「10900Kと少ししか性能が変わらないのに1万円安くなるので、かなりコスパに優れたCPUといえますね。ハイスペック構成のPCで予算を調整したい人に、強い味方になってくれるんじゃないかなと思います」と話していた。



 なお、アキバのPCパーツショップ店頭での現在のIntel:AMDのCPU売れ行き比率は、おおよそ3〜4:6〜7といった割合だという。



●最大4連結で動的なイルミネーションを実現する「UNIFAN SL120」



 光モノ関連では、Lian-Liの12cm汎用(はんよう)ファン「UNIFAN SL120」のデモ展示が話題を集めていた。8月末に登場予定のモデルで、3基&ファンコンセットモデルが1万円前後、ファン1基で3000円強となる。カラーはホワイトとブラックがある。



 UNIFAN SL120は、フレーム側面に専用端子を埋め込んだ独特のデザインを採用しており、各ファンをスライドして固定/連結させる作りになっている。最大4連結まで対応しており、つながったファンの片端から逆側に光を走らせたり、発光色を順番に変化させたりといった動的な演出が可能だ。1つのファンコンで制御できるのは4系統まで、専用のソフトによって設定できる。



 デモ機を展示中のオリオスペックは「ケーブルレスで連結できるのもいいですし、光モノの演出方法にも新たな可能性を打ち出してくれますよね。線や面でいろんな表現ができそうですし、まとめて導入する人もいらっしゃると思いますよ」と期待を寄せていた。


    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定