巨人・菅野が球団54年ぶりの開幕9連勝!苦手神宮で暗雲吹き飛ばす快投

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2020年08月25日 21:42  ベースボールキング

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ベースボールキング

巨人・菅野智之 (C) Kyodo News
● ヤクルト 4 − 8 巨人 ○
<11回戦・神宮>

 広島で3連敗してきた巨人が、神宮に乗り込みカード先勝。中6日でマウンドに上がった菅野智之が7回2失点の好投で、今季負けなしの9連勝とした。

 初回は1番・坂口智隆、2番・山田哲人、3番・青木宣親に3連打を浴びて先制点を献上し、この日昇格してきた5番・雄平にも左前適時打を許し2点を失う立ち上がり。通算1勝6敗と苦手にしている神宮で、この日も暗雲が漂い始めたか…に思われた。

 それでも、球界屈指の大エースは2回以降は立て直し、まるで別人のピッチング。3回に1番・坂口に中安打を打たれたのを最後に、一人の出塁も許さぬ圧巻の投球で、ヤクルト打線を手玉に取った。

 援護したい打線は、相手先発・石川雅規から3回に1番・坂本勇人の10号ソロ、5回に3番・ゼラス・ウィーラーの適時打で2点を奪い同点とすると、2−2の7回には女房役の7番・大城卓三が3番手・長谷川宙輝から勝ち越しの中前適時打。

 さらに打線が繋がり二死満塁とすると、菅野が4番手・大下佑馬から左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放ち、自らダメ押しの一打で勝利を手繰り寄せた。

 7−2とリードを拡げた7回は、村上宗隆、雄平の中軸をテンポよく打ち取り、最後はエスコバーをフロントドアのスライダーで見逃し三振。この回限りでマウンドを降り、8回は田中豊樹、9回はチアゴ・ビエイラ、ルビー・デラロサの継投で試合を締めた。

 この日の菅野は7回・91球を投げて、5安打、無四球、6奪三振で2失点の内容。初回に4安打2失点も、2回以降はわずか1安打ピッチングの快投で、開幕から13連勝した1966年の堀内恒夫氏以来、球団では54年ぶりの9連勝という快挙を成し遂げた。

このニュースに関するつぶやき

  • ライオンズにもこの様な骨のあるピッチャーが育たないのでしょうかね?
    • イイネ!2
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