低価格スマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」を試して分かったこと

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2020年08月27日 12:03  ITmedia PC USER

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写真「SwitchBot Hub Mini」。Amazonでの実売価格は税込み3980円だ
「SwitchBot Hub Mini」。Amazonでの実売価格は税込み3980円だ

 筆者は、自宅で複数のスマートリモコンを併用している。本連載のために多くの実機を試しておきたいという理由もあるが、特定のスマートリモコンが回線トラブルなどで使えない時に、別のスマートリモコンで代替できるようにしておくという理由がむしろ大きい。



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 スマートリモコンの顔ぶれは頻繁に入れ替わっているのだが、現在使用しているのは、メインが前回紹介した「Nature Remo」、もう1つが「SwitchBot Hub」だ。本連載で以前レビューした「SwitchBot温湿度計」は、SwitchBot Hubがなければクラウドに接続できず、他のスマートリモコンでは代替できないからだ。



 そんなSwitchBot Hubに、コンパクトな弟分「SwitchBot Hub Mini」が登場した。といっても、発売からもう1年ほど経つのだが、今回SwitchBot Hubから移行するために購入したので、同じスマートリモコンであるNature Remoと比較しつつレビューをお届けする。



●「Nature Remo」にそっくりすぎる外観



 本体はボックス型のボディーで、据え置きの他、壁掛けでの利用にも対応している。製品ページでは小さな写真しかなく、裏面などのディティールは分かりづらいのだが、実際に手に取ってみると「Nature Remo」に実によく似ていることが分かる。



 もちろん細部は異なるし、素材感も違うのだが(ちなみに本製品の方がかなりプラスチック感が強い)、本体裏のフック掛け穴や、奥まって配置されているmicroBポートなど、類似点は多い。両者が並んでいると、同じシリーズの新旧製品と勘違いしてもおかしくない。



 ちなみに、従来のSwitchBot Hubとは外見もサイズもまったく異なる。SwitchBot Hubは、クラウドをイメージしているらしい特徴的な外観に、ゲーミングデバイスよろしく虹色に発光するギミックなど、あまりにも奇抜な製品だったが、今回のSwitchBot Hub Miniは万人に受け入れられる外観となっている。



 早速、セットアップに取りかかろう。



●スマホおよびスマートスピーカーから操作可能で温湿度計とも連携



 セットアップは簡単で、専用スマホアプリのメニューから「デバイスの追加」をタップする。一覧から「ハブミニ」を選択するとWi-Fi設定の画面が表示されるので、SSIDとパスワードの入力を行う。これにより本製品がネットワーク上で認識され、家電製品の登録が可能になる。



 家電製品の追加は、前回紹介した第3世代Nature Remoと同様で、家電製品のリモコンを本製品に向けてボタンを押すことで、家電製品の具体的な型番をデータベースから引っ張ってきて認識する仕組みだ。同社では「スマートラーニング」と呼称している。この他に、手動での登録にも対応している。



 追加した家電製品はアプリのホーム画面に表示され、タップすることでスマホから操作が行える。以前紹介したSwitchBot温湿度計と連携させ、温度が一定以上になったらファンをオンにしたり、湿度が既定値を超えると除湿モードでエアコンをつけたりするなどの操作が行える。湿度をトリガーにできる製品はあまりないだけに貴重だ。



 またAlexaやGoogleアシスタント、Siriからの操作にも対応している。まれにエラーが出ることもあるのだが(試した限りではGoogle アシスタントで無応答になるケースが一定の頻度でみられる)、設定方法や使い勝手などは、一般的なスマートリモコンと同じで、特に奇をてらったところはない。



 最後に、スマートリモコンの価格差について考察する。



●スマートリモコンの「価格差」とは?



 さて本製品は実売価格が3980円と、外見がそっくりなNature Remo(9980円)と比べると、価格が半額以下だ。これだけを見れば、非常にお買い得な製品に見える。スマートリモコンとしての機能は一通りそろっているし、実際試した限り大きな不具合も見当たらない。



 しかし、付加機能が全く違うことは、製品選びにあたって把握しておく必要があるだろう。最新の第3世代Nature Remoは温度/湿度センサー、人感センサー、照度センサーを内蔵しており、それを使ったオートメーションの設定が行える。例えば、温度が何度以上になったらエアコンをつける、日が暮れたら照明をオンにする、といった具合だ。



 これに対して本製品はセンサー類を内蔵しておらず、単体でできるのはタイマーによる時間帯を指定した自動運転くらいだ。オプションの温湿度計があれば、それらをトリガーにしたオートメーション操作は可能だが、つまりこれらセンサーの有無が、価格差となって現れていることになる。



 センサー非搭載で別売というこの仕組みには、利点と欠点がそれぞれある。1つは、必要なセンサーだけを追加でき、それを好きな場所に配置できることだ。



 スマートリモコンは通常、操作対象の家電製品から見通しのよい場所に設置するわけだが、そこが必ずしも温度や湿度を測りたい場所とは限らない。これらが別ユニットに分かれていれば、温度や湿度を測りたい場所、例えば排熱量の多いPCやサーバラックの裏側などにピンポイントで設置できる。



 ただしこれは、さまざまなセンサーがオプションで用意されていることが大前提だ。今のところ、SwitchBotのシリーズで用意されているのは温湿度計のみなので、例えば人感センサーを使った設定はやりようがない。別メーカーのセンサーユニットを使い、AlexaやGoogle Home側で連携させる手もあるが、それは本製品でなくともできる。



 そういった意味で、今後同じSwitchBotのシリーズで、照度センサーや人感センサー、あるいは現時点では国内向けにきちんと使える製品のない二酸化炭素の濃度センサーがオプションに加わることがあれば、トータルでは多少割高になったとしても、魅力的なモデルになるだろう。



 実際のところ、スマートリモコンを比較する時に、こうした機能の違いが言及されることはあまりなく、単純に価格だけで選ばれることは多い。逆にセンサー類は不要で手動で操作できさえすればオーケーという人にとっては、価格が安い本製品はベストマッチなはずで、製品選びに当たってはこういった点もチェックしたいところだ。


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