DeNAが国吉&パットンの3連投で執念のカード勝ち越し! 先発・井納は投打に活躍

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2020年08月28日 00:02  ベースボールキング

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DeNA・井納
◆ ベテラン井納翔一が逆転2点適時打

 DeNAが先発・井納翔一の投打にわたる活躍もあり、逆転勝利を収めた。

 先発を託された井納翔一は2回、堂林翔太に先制ソロアーチを叩き込まれるも、その裏にバッテリーを組む嶺井博希の適時打で同点に。4回には鈴木誠也の打ち取った打球をショートの倉本寿彦とセンターの梶谷隆幸が接触して二塁打にすると、“天敵”松山竜平に適時打を浴び勝ち越しを許した。

 しかし、その裏に一死一二塁の場面で打席に入った井納は、坪井コーチからの「バントはない」「けん制をなげたらバントの構えを」との指示を受け、バントの立ち位置にいたものの「(けん制はなく)真っ直ぐが来たのでこれしかないと思って振ったら良い当たりになった」という打球が右中間を割って逆転に成功する。
4回裏に気合😠の逆転2点タイムリーヒットを打った #井納翔一 選手😤#baystars pic.twitter.com/zlg8VwREsq— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) August 27, 2020

 一方、5回を投げ切って勝利投手の権利を得た“投手”井納だったが、6回に一死一三塁のピンチを背負い、打席に松山を迎えたところで降板。後を受けたパットンが粘りの投球でピンチを切り抜けると、7回はエスコバー、8回は国吉佑樹、9回を9戦連続無失点中の三嶋一輝が締めてリードを守り切った。

 井納自身が「ストレート主体の投球ができて状態は良かった」と振り返ったように、キレのいいストレートは常時140キロ中盤をマークし、決め球のフォークがより活きた。

 お立ち台では「なんとか粘れたけれど、6回を投げきれなかった」と反省していた井納だったが、打撃練習を大事にしているのかという問いには「ケガをすることを恐れて全くしていない」と即答し、カープ戦で打撃が好調なことについて振られると「今後カープと当たる時は気をつけます」と、“井納節”全開で笑いを誘っていた。

 ラミレス監督も「井納はピッチングも安定していたし、いい仕事をした」と評価し、3連投の国吉には「非常によくやってくれているし状態がいい。横浜スタジアムでもいい結果を残している」とコメント。三嶋に関しても「ストレートも変化球のコンビネーションもベター。クイックやフィールディングも素晴らしく自信を持って投げている。今のところ最高の評価」と、ブルペン陣への賛辞を惜しまなかった。

 明日からはヤクルトとの3連戦。その後に控える敵地でのジャイアンツに向けて勢いをつけるような戦いを期待したい。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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  • よくハマスタのヴィジョンに抜かれてる観客席のパットンそっくりの外人さん、最初の頃は本人だと思ってたニダヨw
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