中田敦彦「現時点でのぼくの集大成」 半生を振り返る『幸福論 「しくじり」の哲学』

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2020年08月28日 07:01  リアルサウンド

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 オリエンタルラジオ・中田敦彦の最新刊となる『幸福論 「しくじり」の哲学』が、8月28日に徳間書店より発売される。本書では、中田が家族について初めて語る他、初めて自身の半生を振り返る哲学的自伝となっている。


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 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」をはじめ、ダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」、オンラインサロン「PROGRESS」の運営、そして「中田敦彦のYouTube大学」を筆頭に、累計チャンネル登録者数が300万人を突破したトップユーチューバーとして活躍を続ける中田敦彦。数々の成功を収めてきたが、その道のりは平坦なものではなく、順風満帆と呼ぶにはあまりにかけ離れたものだった。


 本書のサブタイトルに『「しくじり」の哲学』とあるように、栄光と挫折が目まぐるしく交差する人生を振り返り、芸能活動の方針を変えた意図や、YouTube、オンラインサロンへの思いを綴った。中田にとって「幸福とは何か?」を考察した、渾身の一冊となっている。


■中田敦彦コメント
ぼくにとって大きな節目になる本です。現時点でのぼくの集大成と言っていい。
成功も、失敗も、喜びも、涙も、おおよそぼくが経験したことのすべてが詰まっています。
しくじってしくじって、笑われて笑われてきたぼくだからこそ、読者のみなさんに伝えられるものがあるんじゃないかと思っています。
成功がすべてじゃないし、がんばることがすべてじゃない。
たとえ失敗してもそのプロセスが楽しかったのなら、ぼくはそれを肯定したい。
つらくてがんばれないひとがいるのなら、ぼくはそのひとを肯定したい。
そうやって肯定していくことで世界は美しくなっていくのだと信じています。
タイトルどおり、この本のテーマは「幸福とはなにか」です。
幸福とはなにか――。
実は最近までぼくはそんなことを考えたことなんてありませんでした。
でも、テレビを離れて、YouTubeやオンラインサロンの活動に軸足を移すようになって、ぼくのなかでなにかが大きく変わっていった。
そしていつしか、ひとはいかに生きるべきか? という問いがぼくのなかに生まれたんです。
ぼくらはつねに成功を求めようとするけど、それを人生の基本にしようとするけど、ほんとうにそのスタンスは正解なのか。そこにしか幸福はないのか。
ぼくは「YouTube大学」を配信するようになって日々たくさんの書物に接してきました。
そのたくさんの書物から得た知見も交えつつ、思索を深めてみたのが本書です。
20代のぼくだったら“サクセス”のことしか考えられなかった。
でもキャリアの浮き沈みを潜ったいまだからこそ言えることがある。
みなさんに楽しく読んでもらえれば望外です。


■中田敦彦(なかた・あつひこ)プロフィール
1982年生まれ。2003年、慶應義塾大学在学中に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。04 年にリズムネタ「武勇伝」でM‐1グランプリ準決勝に進出して話題をさらい、ブレイク。またお笑い界屈指の知性派としてバラエティ番組のみならず、情報番組のコメンテーターとしても活躍。14年には音楽ユニット「RADIO FISH」を結成し、16年には楽曲「PERFECT HUMAN」が爆発的ヒット、NHK紅白歌合戦にも出場した。マルチな活動はとどまるところをしらず、18年にはオンラインサロン「PROGRESS」を開設。さらに19年からはYouTube チャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の配信をスタートし、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が250万人を突破。いまもっとも注目されるユーチューバーでもある。


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