King Gnu、圧巻のステージでファンを圧倒! 初の配信ライブは、メンバーが向き合いながら演奏するスペシャルなスタイルに

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2020年08月31日 12:50  M-ON! MUSIC

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写真掲載:M-ON! MUSIC NEWS
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■音楽ありき。人生は一度きり。一期一会なロック初期衝動が、King Gnu久々のライブパフォーマンスとしてこれでもかとパンキッシュに炸裂していく!

【画像】King Gnuのロゴが光るモニュメントが中央に鎮座する円形ステージ

King Gnuがバンドとして初となる、配信ライブを実施した。
2020年1月15日に発売された最新アルバム『CEREMONY』はオリコンやBillboard JAPANをはじめ、上半期アルバムランキングで第1位を記録し大ヒット。しかし、アルバムのリリース後に控えていた、初のアリーナ公演を含む全国ツアーは新型コロナウイルスの影響で開催が見送られ、実質的に今回の配信ライブがアルバム『CEREMONY』リリース後、初のワンマンライブとなった。

なお、今回のストリーミングライブは9月1日24時までアーカイブ公開されている。

【ライブレポート】
King Gnu、初の配信ライブは、ライブバンドである魅力をストイックに追求した生々しいほどにロックな、圧巻のステージとなった。本来であれば、最新アルバム『CEREMONY』を引っ提げた、バンド最大規模となる全国ツアーだったこともあり、メンバーやスタッフが本公演にかける熱量は並々ならぬものがある。

オープニングは会場外の映像からはじまった。まるでライブ会場に訪れたような雰囲気。フロアは暗めでぼんやりと明かりがあるような状態。メンバー名が表示される、映画のようなクレジットが高揚感を高めてくれる。そんな緊張感溢れる雰囲気のなか、1曲目からアッパーチューン「Flash!!!」のイントロダクションが突如鳴り響く。ライブでより映えるビートの効いた「Sorrows」、跳ねるビートと甘酸っぱいメロディーが感情をアップリフトする人気曲「Vinyl」が続き、一気にギヤがフルスロットルへ入る。

無観客であることを一切感じさせない没入感の高い濃厚なパフォーマンス。会場にはオーディエンスがフロアにいないこともあり、メンバーが互いに向き合いながら演奏するというスペシャルなスタイル。中心には、通常であればライブ後方に置かれていたKing Gnuのロゴが光るモニュメントが鎮座する。次から次へと繰り広げられる、スキルフルかつ熱量の高いダイナミックなプレイ。主役4人の力量がすさまじいこともあり、まったく飽きさせないステージングに、画面越しにSNSで声援を送るオーディエンスたち。

ギターと鍵盤を自在に操る常田大希(g&vo&key)と、ピュアネスと混沌を併せ持つ井口理(vo&key)によるツインボーカルの高揚感。安定のテクニカルなプレイを解き放つ新井和輝(b)、ダイナミックなビートを展開する勢喜遊(ds&sampler)による圧巻のサウンドが繰り広げられていく。中盤、俳優としての活躍も目覚ましい井口らしさが映える「傘」「It’s a small world」とシアトリカルなナンバーを挟み、グルーヴィーに疾走するファンキーな「Overflow」、昨年の音楽シーンを代表する国民的楽曲となったメロウにたゆたう「白日」が続く。

MCでは、ライブの凄みとはギャップある、彼ららしいわちゃわちゃとした雰囲気が魅力だ。柔らかなトークが繰り広げられていく。お互い向き合ったステージは、アイコンタクトがしやすいなど発見もあったようだ。

後半戦は、まさにKing Gnuの独壇場だ。どんなバンドにも真似ることの出来ない、ずば抜けたドープさを発揮する「Player X」「Hitman」「The hole」で解き放つ、妖しくも危険な、極限までにピュアな美しさを空間いっぱいに解き放つ。

現時点でのベスト選曲で展開されていくセットリスト。ステージ上に配置されたメンバーを狙うカメラやレール、クレーンを使った躍動感溢れるカメラワーク。ハンディカメラを駆使し、通常のライブでは撮影できない距離感でのシーンなど、絵作りにかけたこだわりは鳥肌ものだ。天井から吊るされたカメラによる、4人を俯瞰するシーンも斬新だ。

オーラスへのスイッチが入ったのが、King Gnuらしさ溢れるテーマソングのようなナンバー「Slumberland」だ。そして「飛行艇」「どろん」というヘヴィかつ、画面から飛び出してきそうな勢いを感じさせるライブ感ある楽曲たち。

ラストは、キラーチューン「Teenager Forever」の登場だ。甘酸っぱい高揚感を、開放感あるギターポップサウンドによって解き放つ魔法めいたポップソングに、オーディエンスは解放されていく。

無観客であっても、画面の向こうにいるリスナーと時間軸を超えて繋がれるのがKing Gnuライブのすごみだ。ミュージックビデオのイメージから楽天的な雰囲気もある「Teenager Forever」だが、実はシリアスな人間関係を匂わせる歌詞フレーズに着目したい。音楽ありき。人生は一度きり。一期一会なロック初期衝動が、久しぶりなライブパフォーマンスとしてこれでもかとパンキッシュに炸裂していく。ラストシーンは、ステージ上に火花も上がり、井口による「画面の前の皆さん、ありがとうございました!」のひと言で終了した。

King Gnu=ヌーの群れは、混沌という知性にポップという名の秩序を与え、仲間を巻き込みながらもっともっとでかくなる。2020年の夏、King Gnuの大いなる旅はまだまだ続いていく。そんな決意表明のようなライブだった。

TEXT BY ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
PHOTO BY Kosuke Ito

<セットリスト>
M1. Flash!!!
M2. Sorrows
M3. Vinyl
M4. 傘
M5. It’s a small world
M6. Overflow
M7. 白日
M8. Player X
M9. Hitman
M10. The hole
M11. Slumberland
M12. 飛行艇
M13. どろん
M14. Teenager Forever

リリース情報
2020.01.15 ON SALE
ALBUM『CEREMONY』

見逃し配信チケット販売ページ ※9月1日(火)24時まで
https://clubgnu.com/1579516647/

King Gnu OFFICIAL WEBSITE
http://kinggnu.jp/
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