マイケル・ジャクソンのあの曲に再び注目集まる 人種差別問題激化で

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2020年09月02日 14:22  Techinsight Japan

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写真1995年発表の『They Don’t Care About Us』が再び(画像は『Michael Jackson 2020年8月29日公開 YouTube「Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)」』のサムネイル)
1995年発表の『They Don’t Care About Us』が再び(画像は『Michael Jackson 2020年8月29日公開 YouTube「Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)」』のサムネイル)
アメリカ中西部ウィスコンシン州で8月23日、黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが白人警官に背後から7発銃撃された事件を巡り、全米で警察に対する抗議活動が続いている。そうした状況にあって“The King of Pop”ことマイケル・ジャクソンのYouTube公式チャンネルに、1995年に発表された楽曲のミュージックビデオが公開されて大きな反響を呼んでいる。

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5月25日にミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官によって膝で首を押さえつけられて死亡する事件が発生。人種差別に対する抗議活動が「Black Lives Matter」のスローガンとともに全米のみならず世界的に広がった。そんななかで起きたジェイコブ・ブレークさんが銃撃された事件を受けて、米国では抗議デモが行われた。

テニスの大坂なおみ選手がSNSに「私はアスリートである前に一人の黒人の女性です。私のテニスを見てもらうよりも、今は注目しなければいけない大切な問題があります」と投稿して、ニューヨークで行われていたツアー大会「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」で27日の準決勝を棄権する意思を表明。その後、大会側が「人種差別や社会的な不公平に抗議するため」27日に予定していた全試合を中止したところ、大坂選手は「抗議する意思を伝えることができる」と考えて準決勝に出場した。準決勝の試合場に現れた大坂選手が着ていたのは「Black Lives Matter」と書かれたTシャツだった。

他にもNBA(米プロバスケットボール)と選手会が予定していた試合を延期したり、メジャーリーグやメジャーリーグサッカーも予定試合を中止して人種差別に抗議する意思を表した。

そのタイミングで8月29日にYouTube「Michael Jackson」チャンネルに公開された動画『Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)』は、マイケル・ジャクソンが1995年に発売したアルバム『ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1』に収録された『ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス』の新しいミュージックビデオである。

同曲はアルバムからシングルカットされて1996年にリリースされると世界的にヒットしたが、一方で人種差別や紛争、環境破壊などに抗議するメッセージ性が強い歌詞とミュージックビデオの内容が過激だと物議を醸した。

その後、2009年10月2日に公開された『Michael Jackson - They Don’t Care About Us(Brazil Version)(Official Video)』はブラジルの街で撮ったリズム隊を中心とした映像だったが、今回の2020バージョンは再び人種差別を批判する映像などがあってかなりメッセージ性が強い。

海外のアーティストに詳しい音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんは、8月31日にTwitterで動画『Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)』を紹介しており、楽曲が発表された当時を振り返って「アルバム『ヒストリー』にこの曲が入って来た時、その怒りに満ちた告発には、私も少し怒りが過ぎるのでは?とマイケルの心情を心配したものでした。でも、マイケルが正しかった!!」とコメントした。

動画『Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)』には「Great Protest Songs Can’t Get Old, Stale Or Nonrelevant Because The Struggle Still Continues.(偉大な抗議の歌は、闘争がまだ続いているので、古くなったり、陳腐になったり、無関係になったりすることはない)」と謳われている。

また視聴した人々からは「Michael Jackson is not dead because he lives and will live forever and ever in your hearts. Amen.(マイケルは死んでいない、あなたたちの心の中に永遠に生きているからだ。アーメン)」や「This song has become even more relevant than ever before(この歌は、これまでよりもっと関連性を感じる)」といった声が寄せられており、視聴回数は9月2日13時現在で124万回超を記録している。



画像は『Michael Jackson 2020年8月29日公開 YouTube「Michael Jackson - They Don’t Care About Us(2020)」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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  • マイケルが共演したオロドゥンはバイーアのサンバヘギ(Samba Regge)を演奏する打楽器集団かつ社会団体。ナベサダも共演。92年ガルコスタと共に東京都招聘で渋谷オーチャードで4日間連続公演で来日。そういえば、、、
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