DeNA・オースティンの復帰戦は3の0、ドラ6蝦名が長打量産で猛アピール

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2020年09月02日 17:14  ベースボールキング

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DeNAのオースティン
◆ 復帰戦は快音なく2三振

 DeNAのタイラー・オースティンが2日、ロッテ浦和球場で行われたロッテとのファーム公式戦に「3番・指名打者」で先発出場。7月31日の阪神戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりに実戦復帰した。

 脳しんとうと首痛で登録を抹消されていた助っ人は、32日ぶりの公式戦で右腕と三度対戦。初回一死二塁で迎えた第1打席は、育成・森遼大朗の前にやや詰まり気味の中飛に倒れ、3回はカウント3-2から低めの落ちる変化球に空三振。この日の最終打席となった第3打席も、2番手・渡邊啓太の低めの変化球に空を切り、3打数0安打2三振という結果だった。


◆ ルーキーが4戦連発含む6戦連続マルチ!

 一方、この試合でオースティンのお株を奪うような強打で存在感を示したのが、「5番・右翼」で先発出場していたドラフト6位ルーキーの蝦名達夫。

 先頭打者として打席に入った2回に中前打で出塁すると、3回は右中間突破の同点適時二塁打を放ち6試合連続のマルチヒットをマーク。5回の第3打席には右腕・渡邊の抜けてきたスライダーを完璧に捉え、4試合連続ホームランとなる左翼越え同点ソロを放った。

 守りでも4回一死一・三塁から右飛でタッチアップを試みた藤原恭大を好返球で本塁タッチアウト。大卒ルーキーが攻守に渡って輝きを放った。

 蝦名は青森商高から青森大を経て昨秋のドラフト6位で入団した外野手。下位指名ながら入団当初から走攻守のポテンシャルを評価され、新人野手ではただひとり開幕一軍スタートを掴んだ。

 わずか1打席の代打出場で6月25日に登録を抹消されていたものの、ファーム降格後は22試合に出場して、打率.351(77-27)、6本塁打、16打点の好成績。OPSも「1.139」まで引き上げ、一軍再昇格へ猛アピールしている。
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