長野電鉄3600系L2編成、引退へ - イベント列車を9/14から16回運行

長野電鉄の3600系L2編成が9月25日に引退する。これを受け、9月14日から計16回、「さよならL2編成 イベント列車」が運行される。イベント列車の特典として、須坂駅構内での撮影会と沿線における撮影、限定商品などのプレゼントが用意される。

今回のイベント列車は新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、平日開催のみとするなど、従来とは異なるスタイルで実施する。参加人員を1回あたり45名に限定する一方、実施回数を増やし、計16回設けた。

実施日は9月14〜18日と9月23〜25日の8日間。各日とも午前の部(10時頃から13時30分頃まで)・午後の部(13時40分頃から17時40分頃まで)の2回開催する。午前の部・午後の部ともに同じ区間で須坂駅発着のイベント列車(3600系L2編成を使用)を運行し、途中の地上1カ所・地下1駅にて列車の撮影を実施する。

参加特典のプレゼントとして、「長電フリー乗車券(オリジナルデザイン1日用)」(当日分)と「3600系L2編成クリアファイル」、「長野電鉄百年探訪」(8/21発売の書籍)、「100周年七味缶」のほか、営業運行終了後に「3600系L2編成引退記念乗車券(台紙付)」と車内の吊り革が送付される。なお、L2編成の吊り革は数に限りがあるため、N3編成など他編成のものになる場合があるとのこと(参加者多数の場合は抽選)。

代金は保険加入料込みで1万円。9月8日から申込みを開始しており、長野電鉄運輸課への電話のみ、平日の9時30分から17時30分まで受け付け、締切は土休日を除いた2日前の17時となる。なお、イベント当日は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮した上での実施となるため、受付時に体調に関するヒアリングと検温を行い、マスクの持参・着用などが求められ、当日に体調不良や発熱がある場合は参加を控えてもらう場合もある。（木下健児）