LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、「ティファニー(Tiffany & Co.)」の買収撤回に対する提訴を受けて、ティファニーを反訴する意向を示した。
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LVMHは、ティファニーを162億米ドル(約1兆7,600億円)で買収する最終合意を昨年11月に締結。今年2月にはティファニーの株主総会で正式に買収の承認を得ており、合併完了は当初8月24日に設定されていたが、フランスのデジタルサービス税を受けて、アメリカがフランス製品に追加関税を課する動きがあったため買収を撤回した。これを受けて、ティファニーがアメリカ・デラウェア州の裁判所でLVMHを提訴した。
LVMHは、ティファニーの訴訟に対して根拠のないもので、株主に誤解を招く方法で伝達されたとし、名誉毀損でティファニーを反訴する方針だという。
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