人感センサーで自動運転が大幅進化 ソニーの新型スピーカー付きシーリングライトを試した

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2020年09月14日 12:03  ITmedia PC USER

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写真ソニーのマルチファンクションライト「MFL-2000S」。以前紹介した「MFL-1000A」の上位モデルという位置付けだ
ソニーのマルチファンクションライト「MFL-2000S」。以前紹介した「MFL-1000A」の上位モデルという位置付けだ

 ソニーのマルチファンクションライトは、天井に取り付けるシーリングライトに、スピーカーユニットを合体させた製品だ。Bluetoothでの連携により、天井から音楽を再生できる他、内蔵のスマートリモコン機能を用いた家電製品の操作や、センサーによる照明の自動オン/オフなどにも対応する。



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 今回、このマルチファンクションライト(MFL-1000A)に、人感センサーを強化した新モデル「MFL-2000S」が登場した。メーカーから製品を借用できたので、どのような点が進化したのかを見ていこう。



→・音声操作も可能で天井から音が降る! ソニーの超多機能マルチファンクションライトを試してみた



●天井設置でスピーカーやスマートリモコンとの相性よし



 まずは、ざっと製品の特徴をおさらいしておこう。本製品の外見は、一般的なシーリングライトと大差なく、取り付け方もほぼ同様だ。ボディーがドーナツ状になっており、中央部にスピーカーユニットを取り付けられるのが、一般的なシーリングライトとの大きな違いだ。このスピーカーユニットはシーリングライトと同じ電源を使うので、別途コンセントなどを用意する必要もない。



 次に、取り付けの手順を見ていこう。



 続いて、アプリや強化された人感センサーを見ていこう。



●スマートスピーカーとの連携にスマホアプリは必須



 天井への取り付けが完了した時点で照明としてはすぐに利用できるが、Bluetoothスピーカー機能やスマートリモコン機能、さらにはスマートスピーカーとの連携を行うためには、スマホに専用アプリをインストールする必要がある。スマートリモコンに登録可能な機器は、TVとエアコンのみなので注意したい。



 ちなみに、取り付けを完了した時点で温度や湿度、照度のデータ取得が始まりグラフ表示が可能になるので、スマホアプリのインストールは後回しでも構わないので、物理的な取り付けは先に終えておくことをお勧めする。



●強化された人感センサーでこんなことができる



 さて今回の製品で強化されたのが、人感センサーを用いた運転だ。人感/温度/湿度/照度の4つのセンサーを搭載しているのは従来モデルと同じだが、今回のモデルでは、人感センサーにまつわる新機能が追加されている。具体的な使い方の例と、その実用性を見ていこう。



 1つ目は、人の入室/退室と連動した家電の自動オン/オフだ。帰宅時に照明/TV/エアコンを一斉にオンにしたり、外出後に点いたままのこれら機器を自動的にオフにしたりする使い方が考えられる。有効時間も指定できるので、夜中に部屋に入ったら不意に反応した……といったことも避けられる。平日だけ有効にし、休日は無効にすることも可能だ。



 実際に試した限りでは、外出後の自動オフは何かと重宝する。もっとも、そのままでは意図しないタイミングでオフになったり、いつまで経ってもオフにならない場合があったりするので、後述のセンサー感度を最適化するとともに、「設定」→「ユニット設定」にある無人検知時間を、15秒/30秒/1分/5分/15分/30分/60分から適切な時間に設定しておくのがコツだ。



 2つ目は、寝床から起き上がるとアラーム音を止める機能だ。設定時刻の15分前から照明が徐々に明るくなり、時間が来るとアラーム音を鳴らす機能に、人感センサーを用いた自動停止機能を追加したものだ。こちらも照明以外にTVやエアコンとの連動、さらに曜日や時間帯の設定が行える。エアコンは照明と同じく、起床15分前から動作する。この「15分前」という値は変更できず、現在時刻から15分未満の設定は無効になる。



 この機能では、寝床から起き出したことを人感センサーが検知してアラームが止まるので、寝返りを打った程度では反応せず、起き上がって体を激しく動かす必要がある。後述するセンサーの感度設定によっては、もう少しデリケートに反応するよう設定できるはずだが、思った通りに反応せずイライラすることも少なくない。かなり癖のある機能だ。



 3つ目は、「みまもり機能」だ。これは外出時に室内で人の動きを感知すると警告音を鳴らし、併せて指定のアドレスにメールで通知、さらに直前30秒間の室内の物音を録音してアプリから確認できるようにするというもの。空き巣への対策として有効だ。



 自宅の見守りといえば、一般的に想像するのは監視カメラのはずで、むしろ自宅内に監視カメラが設置済みであることを前提に、室内を見るために照明を全点灯させる機能などがほしい(現状では警告音が鳴っている間、照明が点滅を繰り返す)。録音した物音を外出先から聞ける機能は、あって困ることはないが、実用性は微妙に思える。



 また、本製品には「みまもり」と称する設定画面が2つあるのもややこしい。上で紹介したのはホーム画面にある「みまもり(家)」だが、もう1つ「ホーム画面」→「タイマー」の中にも「みまもり(家)」がある。前者は機能そのものの設定画面、後者は適用される時間や曜日の設定画面なのだが、画面の名前が同じなだけに戸惑う。せめて両画面を相互に行き来できるようにしてほしい。



 以上が新機能なのだが、一般的に人感センサーといえば、室内でじっと静かにしているのを人がいなくなったと勘違いして照明をオフにしたり、あるいは就寝時に寝返りを打っただけで誰かが入室してきたと判断して照明をつけたりと、小回りが利かないこともしばしばだ。本製品もデフォルト設定のままでは、少なからずこうした傾向がある。



 本製品は、感度を調整するためのチュートリアルメニューが用意されている他、スライダーを用いた感度の調整、無人検知時間の設定など、アプリ側できめ細かにコントロールできるので、うまくいかなかった場合も調整が容易だ。感度調整も、前回試用時は3段階だったのが、今回は9段階まで増えており、それだけきめ細かな設定が可能になっているのはよい。



●「こんなことがしたい」が見つかる豊富な機能



 ざっと試用してみたが、かなりコツが必要になるとはいえ、数多くの機能が網羅されており「こんなことがしたい」と思って探すと、何かしらの機能が見つかる。前回の製品もそうなのだが、機能が多すぎて把握しきれないので、あまり欲張らず、必要なものだけを使うくらいでいいだろう。



 本製品にまつわる個人的なリクエストとしては、アプリの階層構造の見直しだ。前述の「みまもり」機能のように、同じ名前の画面が別々の場所に2つあって相互にリンクしていなかったり、ホーム画面と思って操作していた画面(「ホーム」→「タイマー」)のさらに上にもう1つ画面(ホーム)があったりして驚いたりする。



 これは下の階層を開くと画面が完全に切り替わり、現在位置が把握できなくなるのが原因のように思う。UI自体はこなれており、画面単独で見ると分かりやすいだけに、Webサイトで言うところのパンくずリストのような、前後のページとの関係性が分かるナビゲーションがあれば、さらに分かりやすくなるように思う。また「〇〇したい場合は」という形式のヘルプも、ホームページにぜひ用意してほしいところだ。


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