8月度「スカパー!サヨナラ賞」は広島・上本と西武・山川に決定

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2020年09月15日 13:42  ベースボールキング

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8月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した山川穂高[画像提供=埼玉西武ライオンズ]
◆ 7年ぶりの適時打が自身初のサヨナラ打

 プロ野球セ・パ両リーグは15日、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手を発表。セ・リーグは広島の上本崇司選手、パ・リーグは西武の山川穂高選手が受賞した。

 上本は8月28日(金)にマツダスタジアムで行われた阪神戦(12回線)、同点の9回裏一死一二塁の場面で中越えのサヨナラタイムリーを放ち、チームに劇的な勝利をもたらした。

 上本の適時打は新人時代の2013年以来7年ぶりのことで、サヨナラ打はプロ入り後初。広島における同賞受賞は、2018年8月度の鈴木誠也選手以来となった。



▼ 上本崇司選手のコメント
まさか僕がサヨナラ賞を頂けるとは夢にも思っていなかったので嬉しい限りです。
あの日はミスがずっと続いていたので「どうにかして取り返したい!」の一心で9回の打席に入りました。
サヨナラ打は人生でも初めての経験だったので、ベンチから選手のみんながすごい笑顔で走って来てくれる光景は感激しました。
一生の思い出なのでトロフィーは家に飾ります。
今、チームも非常に苦しい中ですけれど、一生懸命応援頂いているファンの皆様、本当にありがとうございます。


◆ 打球を追う杉谷に「絶対取るな!」

 山川は8月27日(木)にメットライフドームで行われた日本ハム戦(12回戦)、1点ビハインドの9回一死満塁の場面で左翼線へ逆転サヨナラ2点打を放ち、最終スコア「8−7」のルーズベルトゲームへ導いた。

 この試合前まで5連敗中だった西武は、一時リードを奪いながらも、8回にリリーフが捕まり逆転を許す苦しい試合展開。それでも9回裏、一死二塁から連続四球で満塁とすると、第2打席に本塁打を放っていた4番が打席へ。カウント2-2からの5球目を振りぬき、左翼線を破る一打で試合を決めた。

 チームの連敗を止める劇的な一打に、メットライフドームに駆けつけたファンも拍手喝采。弟分の森友哉が人目をはばからずに涙を流す姿も印象的だった。

[8/27 結果] L8x-7F
序盤からリードを許す苦しい展開でしたが、中盤に #栗山巧 選手の適時打で逆転に成功します!終盤に再びリードを許すも9回に #山川穂高 選手の逆転サヨナラ適時打で見事に勝利!連敗をストップしました。#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/ALkEHHibtW— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) August 27, 2020


▼ 山川穂高選手のコメント
初めての受賞なのでとても嬉しいですし、サヨナラ打でチームの勝利に直結して貢献できたのが一番嬉しいです。
あの打席は満塁だったので難しい部分もあったのですが、「前に飛ばす」「とにかく決める」ということを意識して臨みました。レフトが杉谷さんだったので「絶対取るな!」と思いながら走っていました。
本当に最後まで見ていないと“サヨナラ“は見れないと思いますし、いつも最後まで応援してくださるファンの皆様には感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。
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