意外に微力! 小惑星探査機はやぶさ2「イオンエンジンの推力を家庭で感じられる方法」を試してみた

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2020年09月16日 19:23  ねとらぼ

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写真イオンエンジンの力を感じる方法(はやぶさ2Twitterより)
イオンエンジンの力を感じる方法(はやぶさ2Twitterより)

 小惑星探査機はやぶさ2が、地球帰還に向けたイオンエンジンの最終運転(TCM-0)を、2020年9月15日より実施しています。公式Twitterアカウントでは、キッチンスケールを使った“イオンエンジンの力をご家庭で感じる方法”を公開し、大いに盛り上がっています。さっそく、自宅でイオンエンジンを感じてみました。



【試してみた結果】



 はやぶさ2は、2014年12月3日に打ち上げられました。2018年6月27日に小惑星リュウグウに到着、2020年末に地球に帰還する予定です。計画軌道とのごくわずかなずれを補正するために、イオンエンジンに復路最後の「ひと噴き」をさせているところです。



 今回、使われるイオンエンジンは「イオンエンジンC (ITR-C)」1台。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、9.8mN の力で30時間弱の連続運転を行い、速度を1.9m/s だけ増すそうです。



 そういわれても、ピンと来ないですよね。そこで、公式アカウントは“イオンエンジンの力をご家庭で感じる方法”を紹介しています。用意するものは、キッチンスケールです。はかりに向かって息を吹きかけ、表示を1グラムにします。その息の強さがイオンエンジンの推力に相当するそうです。



 どんなものか試してみました。はやぶさ2の重量は約609キロです。そんな重い物を時速6.84キロも速くするなら、きっと大変な力がいるはず……そう考え、思いっきり吹きかけました。



 すると、目盛りは大きく振れて最大20グラムを表示。シャボン玉をふくらませるくらいの弱い息が1グラムでした。ねらった場所、ねらった時刻に帰還するために、ものすごく微妙な調整をしているんですね。



 ちなみに、この1グラムの息をそのまま2年間ほど吹き続けられれば小惑星に着けるそうです。筆者も、小惑星にお宝を取りに行こうとチャレンジしましたが、6秒ほどで苦しくなりました。遠いですね、小惑星。



 Twitterには、試した人の感想がたくさんリプライされています。思ったよりも簡単に1グラムになったことに驚く声が目立ちます。


このニュースに関するつぶやき

  • 自分らが透過型電子顕微鏡の試料を薄く削るのに使うイオンミルのビームを作る部分が実はイオンエンジンです。飛んで行ったりしないです。
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  • そんなもんだろうとは思っていたけど、実感できるように表現されると思った以上に面白いですね!
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