豪州SC:19年限りで撤退の名門GRMが『バサースト1000』へ。シリーズは来季から冠名称を変更

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2020年09月18日 16:01  AUTOSPORT web

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写真2019年限りでシリーズ撤退を決めた古豪Garry Rogers Motorsport(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/GRM)が、ワイルドカード枠で2020年のマウントパノラマ、祭典『バサースト1000』にエントリーを表明
2019年限りでシリーズ撤退を決めた古豪Garry Rogers Motorsport(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/GRM)が、ワイルドカード枠で2020年のマウントパノラマ、祭典『バサースト1000』にエントリーを表明
 オセアニア地域を代表する人気ツーリングカー選手権、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーから2019年限りでのシリーズ撤退を決めていた古豪Garry Rogers Motorsport(ギャリー・ロジャース・モータースポーツ/GRM)が2020年、マウントパノラマでの祭典『バサースト1000』にワイルドカード枠でエントリーすることを表明。VASCで24年間戦った名門が、1戦限りながら復活のときを迎える。また、シリーズは2021年から新たな冠スポンサーを迎えるとアナウンスした。

 主要スポンサーだったBoost Mobile(ブースト・モバイル)と、そのCEOであるピーター・アダートンとの見解相違により「車両規定の共通化を急ぐVASCに異議を唱える」として19年限りでのシリーズ撤退を決めたGRMは、TCRオーストラリアと“オーストラリア歴代最速フォーミュラ”の異名をとるS5000シリーズのプログラムに注力すると宣言。この決定は、ともに世界が新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックに襲われる以前に下されていた。

 そんな経緯を経て、チーム代表のギャリー・ロジャースはシリーズ最大のお祭りに1戦限りのワイルドカード・エントリーを果たすと表明し、そのドライバーとして19歳のタイラー・エバリンハムと、18歳のネイサン・ヘルネを起用すると発表した。

「もちろん、今年のバサースト1000をとても楽しみにしている。古い友人のディック(・ジョンソン/DJRチーム・ペンスキー共同代表)とふたたび戦えるのも良いことだ」と意気込みを語ったロジャース代表。

「個人的に唯一残念な点は、ファンの入場が大幅に制限されている現実だろう。ただ、私がこの活動を続ける重要な点でもあるが、今回も2名の非常に才能ある若いドライバーをこのスポーツで輝かせることを楽しみにしているんだ。57年のモータースポーツ活動で得た最も満足する瞬間は、そうした若者の成長を見届ける瞬間なんだ」

 2018年のV8ツーリングカー(Super3)王者でもあるエバリンハムは、2019年にMWモータースポーツからSuper2にステップアップしランキング6位を記録。サンダウン戦ではルーキーイヤーながら初優勝をマークしている。

 一方のヘルネはTA2マッスルカー・シリーズに参戦中で、2019年は24戦7勝、15の表彰台を獲得してランク4位を記録した。

■豪州の自動車部品企業、レプコがタイトルスポンサーに就任

「私はつねに若いドライバーの動向を調査し、才能の発掘に向けあらゆるカテゴリーを注視している」と続けたロジャース代表。

「エバリンハムに会ったのは2016年だったが、彼はその後Super3に進みSuper2で勝てるドライバーにまで成長した。若干19歳ながら、本当に有能なレーシングカードライバーだと言っていい」

「その同じ年に、まだ14歳だったヘルネとボルボのトラックに乗っていた彼の父親にも会った。彼の進歩も目覚しく、2018年にはビクトリアとニューサウスウェールズのふたつの州でフォーミュラ・フォードの王者になり、私の勧めでTA2へと進んだ。ヘルネはあの強力で、ルーズなモンスターV8を悠々と操るドライバーに成長しているよ」

 このペアリングは合計37歳とグリッド上でも最年少のエントリーとしてマウントパノラマに挑戦し、2018年にジェームス・ゴールディンが8位入賞を記録したホールデン・コモドアZBをドライブすることとなる。

 一方で、オーストラリアの自動車部品企業であるRepco(レプコ)は、シリーズでの取り組みをさらに強化し、2021年から5年間のタイトルスポンサー契約を結んだと発表した。

 すでに2021年以降の『バサースト1000』ラウンドスポンサーにも就任していたRepcoだが、同年からその規模を拡大し、チャンピオンシップ自体をサポートするシリーズパートナーの立ち位置へと昇格する運びとなった。

 2016年からシリーズの冠を務めてきた航空会社ヴァージン・オーストラリアは、この4月にもCOVID-19の余波を受けた形で自主管理(voluntary administration/日本で言う『会社更生法』適用状態)に入り、スーパーカーとしても新たなライツ・パートナーを模索する必要性に迫られていた。

「1940年代以来、この国の自動車産業とモータースポーツを支えたブランド名が、シリーズでの存在感を高める決断をしたことを光栄に思う」と語るのは、スーパーカーのCEOであるショーン・シーマー。

「また2016年から貴重なサポートを提供し、我々の冒険に搭乗してくれたヴァージン・オーストラリアにも感謝を捧げたい。我々は今後もシリーズの公式航空会社として彼らをサポートし、将来的にまた緊密な連携が取れることを楽しみにしている」

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