アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」座談会 “Wヒロイン”潘めぐみ&鈴木毬花、黒柳トシマサ監督と3ショットトーク

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2020年09月18日 18:14  ねとらぼ

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写真左から黒柳トシマサ監督、鈴木毬花さん、潘めぐみさん
左から黒柳トシマサ監督、鈴木毬花さん、潘めぐみさん

 漫画家・咲坂伊織さんの人気コミックを原作としたアニメーション映画「思い、思われ、ふり、ふられ」(以下、ふりふら)が9月18日、劇場公開日を迎えました。



【画像】アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」メインビジュアル



 「ストロボ・エッジ」「アオハライド」に続く、「咲坂伊織 青春三部作」の最終章となる今作。アニメーション制作を担当するのは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEシリーズ」「ソードアート・オンライン」シリーズなど数々の傑作を生みだしてきたA-1 Pictures。監督はアニメ映画「舟を編む」で原作の良さを丁寧な演出で描いた黒柳トシマサさんが務めます。



 キャラクターに命を吹き込むのは、島崎信長さん(山本理央役)、斉藤壮馬さん(乾和臣役)、潘めぐみさん(山本朱里役)といった実力と人気を兼ね備えた声優たち。Wヒロインの一人である市原由奈役は、オーディションで満場一致で選ばれ、今回がメインキャラ初抜てきとなる、新人声優の鈴木毬花さんが演じます。



 ねとらぼエンタでは、Wヒロインを演じた潘さんと鈴木さん、黒柳監督による座談会をセッティング。映画公開への思いや、収録時のエピソード、まるで本物の由奈のようだったという鈴木さんの魅力にも迫った内容となっています。座談会の様子は動画でも公開しているので、あわせてご覧ください。



―― もともとの公開日は5月29日でしたが、新型コロナの影響で延期を余儀なくされました。待ちに待った劇場公開ですが、今のお気持ちを聞かせてください。



潘 皆さんに見ていただける日が来ることを本当に待ち望んでいたので感無量です。もともとの公開日は新生活が始まってちょっとたったくらいの時期でしたけど、作品の中には四季折々描かれていて、いつ見ていただいても感じてもらえるものがあるんじゃないかと思っています。



鈴木 公開日が決まって、すごくワクワクしながらも不安も織り混ざった不思議な気持ちでいっぱいです。こういう時期だからこそ、前に進もうとしている皆の姿を見て元気がもらえると思います。



黒柳 こういった状況下ですけど、ちゃんと映画館で見てもらえることがすごくうれしいです。公開に向けて動いてくれたスタッフの皆さんにまず感謝を。今は、この映画を楽しみに待っていただいた皆さんにようやくお届けできるうれしさと、どういう風に見られちゃうんだろうっていうドキドキが入り交じった、そんな思いです。



―― お互いの演じられたキャラクターについて印象を聞かせてください。



潘 毬花ちゃんに会った瞬間に、由奈がそこにいるって思いませんでした?



黒柳 思いました。



潘 声を聞いても由奈だし、スタジオに入って「おはようございます!」って言ったその姿がもう由奈そのもので。毬花ちゃん以外考えられないというか、すごく彼女に重なるものがたくさんあったので。なんて言うんでしょう、由奈の印象は「毬花ちゃん」です。



鈴木 原作を読んだときは、私が由奈っぽい性格だから、なんか朱里ちゃんがすごく大人っぽく見えていた部分があったんですけど、話が進んでいくにつれて、かわいいなって思う一面もたくさんあったり。



 朱里ちゃんと由奈だったらどっちかっていうと朱里ちゃんがお姉ちゃんっていう感じがして。今もそういう関係なので、私も朱里ちゃんは潘さんっていう感じですね。



潘 両思いだー!



鈴木 ありがとうございます!



―― 監督から見てお2人の演技はいかがでしたか?



黒柳 本人を前に話しづらいですね(笑)。まず鈴木さんについて。今回は多くの方からオーディションテープをいただいていましたが、鈴木さんの声を聞いた瞬間に「あ、由奈がいた」と思ったんです。



 私は、(声優としての)経験のあるなしではなく、そもそもの持っている声色をすごく大事にしています。オーディションテープにおける鈴木さんのどこか頼りなさと言いますか、声の良さと同時に初々しさのようなものが由奈とすごく合致していました。そうしたら、他の皆も同じように思っていたみたいで。



 潘さんは、実は潘さんがデビューしたての頃の声を聞いているんですよ。



潘 そうですね。ご一緒させていただいております。



黒柳 朱里は本当に複雑な心情を抱えている子ですから、そういう人物を表現していくとなると経験だとかいろいろなものが大事になってくる。潘さんのこれまでの出演作を見てきているので、「ここは潘さんだ」と決まりました。



潘 恐縮です。やっぱり縁があってこうやってご一緒させていただいているんだなということを、今すごく実感しました。



―― 鈴木さんにとっては市原由奈が初のメインキャラになるわけですが、収録はいかがでしたか?



鈴木 これまでほとんど現場に参加したことがなくて、マイクの前で掛け合いするのも初めてに近かったので、とにかく緊張しました。でも潘さんたちが、私が失敗しても「大丈夫」って声をかけてくれたり、その場の空気がちょっと沈んでも盛り上げてくださったりして、すごくうれしかったですし安心して収録できました。



潘 現場が不思議と毬花ちゃんに対して「頑張れ!」と応援する空気になっていましたね。どうしたら毬花ちゃんが気持ちよくこの場でお芝居できるかなと。そういう思いで周りが自然と動いていました。



 なんかそれって出会いたての由奈に近くて、「この子放っておけないな、私がちょっと声をかけてあげようかな」とか、理央であれば顔を上げてあげるだとか、和臣であれば肩をぽんぽんしてあげるだとか、そういう空気が毬花ちゃんが真ん中にいることでできたと思っていて。



 「ふりふら」の世界でもまず初めに由奈のもとに皆が助けに寄ってきましたけど、結局は由奈が一番皆を引っ張っていく原動力になっている。現場でもあの感覚に近いものを感じて、マイク前に立ってくじけずに頑張っている彼女を見て、私も感じるものがありました。掛け合っていて隣にいてもすごく刺激を受けるんですよね。朱里の「由奈、かっこいいな」っていうセリフも、すごく素直に出てきました。



鈴木 うれしいです。隣にいてくださって本当に心強かったです。



潘 アフレコ前に連絡先を交換していたんです。こういう取材があるときもよろしくねって。たぶん毬花ちゃんからは送りづらいだろうしこちちから送っていたんですけど、一度自分から送ってきてくれたことがあったんです。そういう変化もすごくうれしかったですね。



黒柳 アフレコの現場も最初はぎこちない感じだったんですけど、お兄ちゃんお姉ちゃんに囲まれている鈴木さんという感じになっていって、本当に作品の内容にリンクしていましたね。編集ブースの方も、ずっと「頑張れー、頑張れー」って雰囲気になっていました。



潘 不思議と応援したくなる。こういう魅力って誰にでもあるものじゃないなって、すごく感じますね。



黒柳 実際、回を重ねるごとに本当に良くなっていきましたし。



鈴木 ありがとうございます。



潘 (島崎)信長さんと話していても「毬花ちゃんの由奈だったから出たものがある」っておっしゃっていましたし、そういう力をすごく感じますね。皆もそう思っていたと思います。



―― 映画公開を待っているファンの皆さんへメッセージをお願いします。



黒柳 今、自分ができる精いっぱいをスタッフの皆と作りあげた作品なので、ぜひ映画館で楽しんでいただけたらと思います。



鈴木 この作品を見て、私も由奈みたいに「変わりたい」と思えたので、見てくださった皆さんもちょっとでも踏み出してみようと思ってくださったらうれしいです。



潘 作品が完成したときに試写会で初めて劇場で見させていただいたんですけど、こういう世の中だからこそたくさんの人に見ていただきたいと思いました。



 今って会いたいときに会えない世の中じゃないですか。だからこそ、家族や友人といった、周りの大切な人たちの尊さやありがたみをより強く感じられました。ぜひ劇場に足を運んで、そういった思いを体験してみてください。よろしくお願いします。



(C) 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会



(C) 咲坂伊緒/集英社


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