『週刊ツリメ』「日本のリーダー」

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2020年09月18日 19:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真週刊ツリメ
週刊ツリメ

 日本の長を首相と呼ぶ。保育園でお漏らしをしてしまい、恥ずかしさを表情にあらわにしていた時代に、ブラウン管に映っていた当時の首相は小泉純一郎さんだった。まばらに生えた白髪をオールバック気味にしたヘアスタイルがとても印象的だ。もし近所に住んでいて、偶然出会ってしまったら、咄嗟に全身の神経がピッと恐縮をしてしまいそうな覇気を持っておられる。日本の一番偉い人を初めて知った瞬間だった。

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 しかし最も印象に残っている首相を挙げてと問われたら、僕は安倍晋三さんを挙げるだろう。安倍さんは歴代最長政権を維持してきた首相だ。約8年間、国民の怒りと不満の銃弾を喰らいながら仕事をしてきた。公の場で発言をする度に各ニュース番組で取り上げられ、ゴルフ場のバンカーではすってんころりんした瞬間を上空から撮られる始末。常に神経を張り巡らせる忍耐力は並みの人じゃ持ちえない。先日、持病の為に辞任をされ、やるせない気持ちがあるかと思いますが、お疲れ様でした。

 そして次の首相になったのが、菅義偉さんだ。安倍政権時代には官房長官を務めた人だ。彼の公式サイトに載っているプロフィールを覗いてみると、秋田杉に囲まれた自然たっぷりの秋田で生まれた、とイラスト付きで紹介されていた。ここの部分に関しては、僕が生まれ育った環境と少し似ている。道のそこらに植えてある木に囲まれて、湿度と自然がたっぷりな埼玉の北部で生まれました。そして東京で自分の力を試したいと思い立ち、上京したのだ。僕はYouTuber、彼は首相。僕はどこで道を間違えたのだろ。就職をするかしないかで親とバトルをし、動画を投稿して飯を食ってゆく人生に決めた。

 多分、ツリメという人間は、人の上に立ちたくない奴だったのだ。それを象徴する話がある。小学生の時に通っていたサッカースクールで起きたある出来事だ。ある日、小学5年生のツリメの所に監督が来た。練習で何かミスをしていて、ひどく叱られるのかと思い、体を小さく丸めて覚悟を決めた。

 監督は複雑な表情をしており、すぐにでも口から言葉を発しそうだったが、少し間を置いてから「ツリメ、キャプテンやってみないか?」といきなり言われた。唐突過ぎる話で一瞬頭が真っ白になったが、すぐに状況を理解した。来月で先輩が卒業するので僕らの代が継承しなければいけなかった。ある人からすれば喜んで受けるべき話だが、ツリメ少年は違った。次の練習から2週間ほど欠席したのだ。ようはボイコットだ。腹痛という理由で、全国の学生諸君がサボるために悪用する十八番だ。

 結果をいうと別の人がキャプテンになったのだ。自分はほっとしたのを覚えている。自分はリーダーにはなりたくないと、その頃からそういうのは嫌いだと行動で示していた。小学校のサッカースクールでそうなのだから、ツリメが首相になる可能性は 0%ってのが、分りましたね。

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