誰もが快適に使える公共トイレを!プロジェクト「THE TOKYO TOILET」

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2020年09月19日 12:01  Techable

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公益財団法人の日本財団は、渋谷区の協力のもと、誰もが快適に使える公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」を実施中。来年の夏までに17カ所の設置を予定し、現時点で7カ所の設置が完了している。
公共トイレ設置に加え、メンテナンス強化も実施海外旅行に行ったことがある方ならご存じかと思うが、外国において「行きたいときにトイレに行ける」というのは当たり前のことではなく、運良く公共トイレを見つけても使用が有料であるケースが多い。その点、日本の公共トイレは基本的に無料で、環境としては恵まれているといえるだろう。とはいえ、日本の公共トイレにも「暗い」「汚い」などのイメージがつきまとい、利用者が限られている状態だ。

そこで、今回のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」がスタート。渋谷区の計17カ所で、性別や年齢を問わず誰もが快適に使える公共トイレを設置する。また、清掃をはじめとしたトイレの維持管理強化を通じて、利用者が他の利用者を思いやる文化の醸成も目指す。

[caption id="attachment_137702" align="aligncenter" width="450"] 神宮通公園トイレ(デザイン:安藤忠雄氏)[/caption]なお、トイレの設計施工には大和ハウス工業株式会社、トイレの現状調査や設置機器・レイアウトの提案にはTOTO株式会社が協力しているとのこと。
世界で活躍するクリエイターたちが参画「THE TOKYO TOILET」には、世界で活躍中のクリエイター16名が参画する。安藤忠雄氏や坂茂氏、佐藤可士和氏など、その顔ぶれはそうそうたるものだ。

プロジェクトの公式サイトでは、現時点で完成している7カ所のトイレのコンセプトなどをチェックできる。たとえば坂茂氏が手がけた代々木深町小公園トイレでは、新技術によるガラスを採用。普段はガラスの外壁が透明な状態になっており、「中に誰もいないこと」を確認可能だ。そして、トイレの中に入って鍵をかけるとガラスが不透明になるという。

[caption id="attachment_137703" align="aligncenter" width="450"] 代々木深町小公園トイレ(デザイン:坂茂氏)[/caption]他のトイレも興味深いコンセプトのもとで設置されているため、興味を持った方はぜひ公式サイトを訪れていただきたい。

PR TIMES

(文・早川あさひ)

このニュースに関するつぶやき

  • こういうのの清掃はね、随意契約なんだよ。で、談合で大体同じ企業がやってるんだ。嘘だと思ったらトイレの清掃だけじゃなく、落ち葉掃除や剪定してる企業名を覚えてて。来年見ても同じだから。
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