大ヒットカバーアルバム第2弾『GUNDAM SONG COVERS 2』が完成!森口博子インタビュー

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2020年09月20日 14:50  リスアニ!

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1985年に『機動戦士Zガンダム』後期OPテーマ「水の星へ愛をこめて」でアイドル歌手としてデビューを果たした森口博子。そのデビューから35周年を迎えたアニバーサリーイヤーでとなる今年、昨年好評を博し、日本レコード大賞企画賞を受賞するきっかけとなったカバー&セルフカバーアルバム『GUNDAM SONG COVERS』の第2弾『GUNDAM SONG COVERS 2』を完成させた。前作では、自身のデビュー曲「水の星へ愛をこめて」が1位に選ばれた、NHK「発表!全ガンダム大投票」のガンダムソングス部門のトップ10にランクインした名曲10曲をカバーしたが、今回はガンダムファンが森口博子に歌って欲しいガンダムソングを募って、そのトップ10をカバーすることに。セルフカバー含めて全12曲を歌った彼女が今、抱く想いを聞いた。

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――デビュー35周年、おめでとうございます!

森口博子 ありがとうございま〜す!

――今の率直なお気持ちをお願いします。

森口 こんなに長く歌わせていただけて幸せでいっぱいです。ファンのみんなの揺るぎない熱い応援、支えてくださっているスタッフの皆さんの想いがあってこそだと思うので、皆さんへの感謝の気持ちと、本当に私は出会いにも素敵な楽曲にも恵まれているなぁ、と。

――35年前のデビュー日のご自身に声を掛けるなら、どんな言葉を届けたいですか?

森口 「この先いいことがあるから、めげないでね!」って言いたいです。「そのままでいいよ」って。

――挫けそうになることはあったのでしょうか。

森口 ありました!リストラ宣告にあって、堀越学園卒業間近に「あの子を福岡に帰したほうがいい」って言われたときに、「大人は私を見てくれていないんだ」と感じたんです。同じ事務所で同期のアイドルの子ばかりを推していて、私については「『ガンダム』の歌が終わったら用はない」みたいな感じでしたから。そのときに「才能がないから」と言われて、いろいろと挑戦させてもらって判断されるなら理解もできるけど、まだこれからというときの大人の判断という矛盾に納得がいかない!という想いがありました。悔しかったです。

――でも挫けずに続けてこられた、その要因はなんだと思われますか?

森口 やっぱり子供の頃から歌が好きで、4歳の頃から「歌手になりたい」と思ってきた夢があったからです。その「なりたい」はいつしか「なる」になっていましたし、どんなことが起きたとしてもこの先には必ず歌があるんだってずっと思い描いていたんです。「いろんなジャンルでのお仕事もやらせてください。」「でもその先には絶対に歌がある。」「歌に繋げるんだ」という想いで、まずは名前を覚えてもらうために全力で頑張る。一つの目標に向かって頑張れば、いつか好きなことができるんだ、という想いを持って、バラエティのお仕事も全身全霊で頑張らせていただいていたんです。そのときに『機動戦士ガンダムF91』のテーマソングのお話をいただいて、初めてオリコンのウィークリーランキングで10位以内に入って、NHK紅白歌合戦に出場、そして全国ツアー。本当に嬉しかったです!ツアーでコンサートをずっとやりたかった想いを結実させることができましたし、目の前のファンの皆さんの笑顔や涙を見ることができて、「博子ちゃんの歌で元気が出ました」って声を受け取ったんですね。私の歌が、誰かの生きる力に繋がった。ライブに立たせてもらうと、それまでの辛さや涙を流したこともチャラになるんです。みんなとエネルギー交換ができるあの場所に突き動かされたことで、ずっと挫けずに続けてこられたんだと思います。その想いは今も変わりません。ライブをやらせていただく度に、生命をいただいていると実感します。

――そんな森口さんは『機動戦士ガンダム』シリーズと共に歩んでこられてもいると思いますが、昨年発売されたカバーアルバム『GUNDAM SONG COVERS』は森口さんに新たな景色を見せてくれる作品になったように感じます。このアルバムを出したあとに印象的だったことを教えてください。

森口 私、日々エゴサをするんですけど(笑)、その中で「森口博子を舐めていた!」とか「森口博子が森口博子を超えた」とか「ガンダムソングってこんなにいい曲があったんだ」とか「作品を観たくなった」とか「カバーでこんなに感動したのは初めてだ」とか、今までにない“アーティスト・森口博子”やアニソンに対しての震えるような感想をいただいたことはすごくこれからの歌手人生の力になりました。長年のファンのみんなは、ずっとブレることなく作品と一緒に年齢を重ねてきているのですが「またこうして感動を共に味わえることが幸せです」とも言ってくれたんです。去年はファンのみんなと何度となく同じ嬉し涙を流しました。それに私の出したアルバムが28年2カ月ぶりにオリコンのウィークリーランキングのトップ10入りをさせていただいて。インターバル記録として女性アーティストの1位を獲得させてもいただきました。ファンの皆さん、スタッフの皆さんと、いろいろなことを乗り越えて積み重ねていく中で、夢には締め切りがないんだなぁって思ったんです。それでいろんな場面で「夢には締め切りがない」とお話をしていたら、新しいファンの皆さんも「なんでこれまで森口さんのコンサートに行っていなかったんだろう。残念だ」って言ってくれて。「でもここからスタートします。ファンになるのも締め切りはないですね」って声に感動しました。このカバーアルバムをリリースしてからの日々はとても充実した時間になりました。

――さらに昨年はこのカバーアルバムで日本レコード大賞企画賞を受賞されていました。番組内でのライブは本当に素敵でした。

森口 ありがとうございます!! レコーディングでコラボさせていただいた寺井尚子さんとエモーショナルなステージなり、感動しました。そして、あのプロジェクションマッピングでのパフォーマンスは、映像が本当に綺麗でしたよね。演出としても、私が歩きだすと、プロジェクションマッピングで一歩ずつ銀河の煌めきが放たれるのが素敵で。現場に入るとスタッフのみんなの中にガンダムファンの方がたくさんいらっしゃったんです。「アルバム買いました!」って声が嬉しかったですし、この現場に限らずどんな場所に行ってもガンダムファンの方にはお会いするので心強かったです。それに子供の頃から見ていた日本レコード大賞にまさか自分が受賞して出演ができるなんて!という歓喜もありましたし、35年続けてきて今回たくさんの方々にアルバムを届けられてこの賞をいただいたことでやっと報われた、という気持ちも湧きました。

――本当に大きな感動の波のある時間だったのですね。

森口 まさに!ほかにも全国のCDショップの皆さんからの愛も、エゴサをしていて発見したんですよ。CDショップの方がご自身で作られた宣伝のポップや売り場を写真に撮ってSNSにアップされているのをスクショして、全部取っておいているんです。さらに言えばファンの皆さんのコメントもプリントアウトしています。その中にあったコメントに、「再々入荷」とか「追加してはすぐに売れます」とか、ポップに「いろんなカバーを聴いてきたけどこんなに心が震えるのは初めてでした」って、熱いメッセージで書いてくださっているのを見かけて胸が熱くなりましたし。地元福岡のとあるCDショップでは「日本でいちばん売ります!」と宣言してくださっていたのも見ました。全国のショップ自体が熱く支えてくださっているのを目の当たりにしたのもデビューしてから初めてのことだったので本当に嬉しかったです。もちろん今までにもみんなと喜びを分かち合う瞬間はあったんですけれども、一つの大きな波を感じました。作詞をしてくださった売野雅勇さんも「これは大事に歌ってきたからこその勲章ですね」って労いの言葉をくださって、泣いてしまいました。

――その『GUNDAM SONG COVERS』の第2弾がいよいよリリースに。こちらはどんな経緯で制作が進んでいったのでしょうか。

森口 前作が出たときにファンの皆さんから「ぜひ続編を」というお声をたくさんいただいたんですね。その声にお応えしよう!と。まずはどういう楽曲を選ぼうか、という話になったんです。前作がガンダムファンによる投票で決まったベスト10を歌わせていただいたので、今回は前作に収録した曲以外で、森口博子に歌ってほしいガンダムソングをSNSで募ろう、ということで発表したところ、10万票を超える票が集まったんです。そのベスト10をランキング順にカバー&セルフカバーしました。

――ということは「サイレント・ヴォイス」が人気投票の1位だったということですか?

森口 そうなんです。前作で共演しましたジャズヴァイオリニストの寺井尚子さんの演奏が情熱的で、最高の同時レコーディングになりました!そして2位が「銀色ドレス」でした。エゴサしていたら、「この曲数の中から選ばせるなんて殺生な!」とか「選びきれない!」「嬉しい拷問だ!」というお声を見かけました(笑)。皆さんが悩み、嬉しい悲鳴があがるその事実こそがガンダムソングの人気の高さであり、このシリーズの偉大さだなと思いましたし、レコーディング前からみんなと一緒に作っているアルバムという感覚もあって、すごくワクワクしました。

――今、名前が挙がりましたが、「銀色ドレス」が2位にランクインしたことについてどのようなお気持ちですか?

森口 私が歌っているオリジナル曲が入らなかったら悲しいなって思っていたので嬉しかったです(笑)。この曲って『機動戦士Ζガンダム』の20話の「灼熱の脱出」で一度しか流れていない挿入歌で、観ていた人たちにとってもインパクトがあったというか。未だに愛してくれて、求めてくださる楽曲でもあったので、こういった形でフィーチャーされたことにほっとしました。

――さらに『機動戦士ガンダムF91』のイメージソングだった「君を見つめて−The time I’m seeing you−」も3位にランクインです。

森口 前作は私のデビュー曲が1位にランクインしていましたが、それ以外のシリーズも歌っているので投票してくれて、安心しました(笑)。感謝です。この曲に関しては、制作していた当時はメイン曲として作っていたものが、発売直前に急遽カップリング曲になって、「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」がメイン曲になったという流れもあってなかなか出番がなかった曲なんです。ライブでも歌うことはあったけれどほかの曲に比べて露出の少ない曲でもあったので、投票してくれたファンのみんなも嬉しい結果になったと思います。

――改めて当時の歌をうたうことでどのような想いがありましたか?

森口 「水の星へ愛をこめて」と「ETERNAL WIND」についてはお届けする機会が多かったこともあって、皆さんから「今の歌声がいい」と言われてもいたんです。当時の音源もいいけれど、今の森口博子が歌うからこその良さがある。そういうリクエストを今回の企画以前からいただいていたんですが、今回の2曲……「銀色のドレス」と「君を見つめて」は今の歌声では想像ができなかったと思うんです。だからプレッシャーがありました。みんなの期待が高いだけに。

――特に「君を見つめて」では1991年当時の歌声との共演を果たしていらっしゃいます。当時の歌声はいかがでしたか?

森口 落ちサビで20代の頃の私の歌声に現在の50代の歌声を重ねて、過去と未来のコラボレーションが実現できましたが、真面目だなぁ、と思いました。当時は当時で精一杯に歌っていたんですけど、この曲自体がクールで熱いロックなので、そこの表現については大人になってより深くわかってきたなっていうのがありますね。でも実際のレコーディングは私も久々にこの曲を歌うことの喜びと気合いがすごくて。ディレクターさんに「ヤル気が空回りしている」と言われちゃいました(笑)。「もうちょっと落ち着け、私!」って、冷静になろうと心を落ち着けたところで歌ったら「おかえりなさい」と言ってもらえました。そして、元T-SQUAREの本田雅人さんのオシャレなSAXで熱く生まれ変わりました!森口博子公式You Tube チャンネルでもMVを公開していますので、是非チェックして欲しいです。

――今回、セルフカバー以外の、ほかのアーティストの曲の歌唱も非常に印象的です。1曲1曲、とても想いを込めて歌っておられて。個人的には「あんなに一緒だったのに」で号泣しました。

森口 ありがとうございます!押尾コータローさんのギターがあまりにもかっこいいので、これは最初から熱さを出すよりは音数を間引いて静かなはじまりから2コーラス目でパーンと開けていくほうが、梶浦由記さんのドラマティックなメロディや切ないパッションが伝わるんじゃないかと思ったので、そのようにリクエストをしました。そうしたところ、想像以上の完成度でした。押尾さんのパーカッシヴなギターでこの曲が新しい世界を魅せたと思います。

――ほかのアーティストの曲で挑戦的だったものはありますか?

森口 ベストテンには入っていなかった曲ですが、BS11のレギュラー番組「Anison Days」で以前カバーさせていただいた菅野よう子さんの「限りなき旅路」を収録させていただいているんですね。この曲を覚えるときに練習中に説明のつかない感動で涙が溢れてきてしまったんです。意識が飛びそうになるくらいの、スペースソングの極みだと思っているんです。「月の繭」もそうですが、私、菅野よう子さんの楽曲が大好きなんです。そんな「限りなき旅路」という、痛みを伴う希望に満ちた壮大な世界の楽曲をダイナミックに大勢で歌い上げたいと思い、ゴスペルコーラスグループのVOJA(The Voice Of Japan)さんとコラボさせていただきました。コーラスのレコーディングも見学させていただいたのですが、宇宙のエネルギーを全部自分たちの身体にいただいて命を吹き込んでいるようなレコーディングで。その場で泣いてしまいました。それを受けての私のレコーディングとなったのですが、「限りなき旅路」の歌詞も含めて、「ガンダムも私たちの人生も限りなき旅路の中で続いていく」という意味合いを込めてボーナストラックの最後の曲として収録させていただきました。すごく贅沢な1枚になりましたね。

――前作に続き塩谷 哲さんや武部聡志さんなど多くのミュージシャンの方も参加された『GUNDAM SONG COVERS 2』ですが、出来上がった今、どのようなことをお感じになりますか?

森口 デビュー35周年に素晴らしいミュージシャンの皆さんと、こんなに豪華なアルバムを制作することができて、心から幸せです。透明感が半端ない塩谷 哲さんのピアノの演奏や風を感じる武部聡志さんのピアノとアレンジもさすがでした!!心が震えました!!「次回作を!」という声が盛り上がったとき、これは、「ガンダムソングの、アニメソングの魅力をもっともっと伝えたい!」と意欲が湧いたんです。打合せでもいろんなアイディアが出てきましたし、この湧き出る想いをなんとか形に出来たらと、『GUNDAM SONG COVERS 2』が完成しました。どの曲も余すことなく聴いていただきたいです。

――では最後に『GUNDAM SONG COVERS 2』を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

森口 今回、私に歌ってほしいガンダムソングベスト10ということで投票いただき、選ばれた曲をカバーさせていただきました。収録した曲は、一緒にアルバムを作ってくれたファンのみんなから受け取ったバトンです。緊急事態宣言があって一時期制作がストップもして、不安になることもありましたが、私のエゴサの中で出会った「楽しみが先延ばしになっただけ」「作ってくれていることが嬉しいです」「時間を掛けてくれているのだと思えば期待が高まります」という声に支えられモチベーションがキープできました。再開するまで音楽の熟成期間と前向きに過ごせました。そんなみんながくれたバトンがちから強く輝いているので是非受け取ってくださいね。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

●リリース情報
森口博子
『GUNDAM SONG COVERS 2』
9月16日発売

品番:KICS-3926
価格:¥3,000+税

<CD>
01 サイレント・ヴォイス / with 寺井尚子 (『機動戦士ガンダムZZ』OPテーマ)
02 銀色ドレス (『機動戦士Zガンダム』挿入歌)
03 君を見つめて -The time I’m seeing you- / with 本田雅人 (『機動戦士ガンダムF91』イメージソング)
04いつか空に届いて / with 武部聡志 (『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』OPテーマ)
05 あんなに一緒だったのに / with 押尾コータロー (『機動戦士ガンダムSEED』EDテーマ)
06 星空のBelieve (『機動戦士Zガンダム』EDテーマ)
07 DREAMS (『機動新世紀ガンダムX』OPテーマ)
08 一千万年銀河 / with 塩谷哲 (『機動戦士ガンダムZZ』EDテーマ)
09 月の繭 (『∀ガンダム』EDテーマ)
10 MEN OF DESTINY (『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』OPテーマ)
-Bonus Track-
11 暁の車 (『機動戦士ガンダムSEED』挿入歌)
12 限りなき旅路 / with VOJA (『∀ガンダム』最終話EDテーマ)

仕様(初回製造分のみ):スリーブケース仕様(ことぶきつかさ描き下ろしジャケットイラスト)

封入特典(初回製造分のみ):「森口博子 with 古谷徹 GUNDAM SONG COVERS プレミアム トーク&ライブ」生配信視聴券

関連リンク
森口博子オフィシャルサイト「ガンダムチャンネル」「機動戦士ガンダム40thプロジェクト」公式サイト

このニュースに関するつぶやき

  • 今作も名曲ばかりですよね。聞きまくっているほど、気に入っているアルバムです。
    • イイネ!1
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  • 選曲がガチ過ぎるね�������줷������������
    • イイネ!3
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