DeNA・大貫が粘投もサカマルにやられた…ラミレス監督「野球は流れのスポーツ」

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2020年09月20日 19:04  ベースボールキング

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DeNAのラミレス監督 [写真=萩原孝弘]
◆ 修正力を見せるも…

 首位の巨人相手に3タテを狙ったDeNAは20日、活発だった打線が沈黙し、攻守とも良いところなく完敗を喫した。

 DeNAの先発・大貫晋一は初回、いきなり巨人の坂本勇人にタイムリーを浴び先取点を許すも、2回には先頭ウィーラーの打球を右翼手・オースティンがダイビングキャッチで好捕。そこから連続三振、3回からは持ち味の低めの制球が決まり出し、内野ゴロが次第に増えリズムも良くなっていった。

 しかし4回に岡本和真のコースヒットから、続く丸佳浩に右中間スタンド最前列に運ばれ、クオリティスタート目前の6回二死から、再び丸にライト上段への特大ソロを許してしまった。

 大貫は6回を92球、被安打6、与四球2、失点4(自責点3)という内容で降板。本人も「立ち上がりから先取点を取られてしまい、チームに勢いを持ってくることができなかった。全体的にボールが浮いてしまった」と反省。ラミレス監督は「丸にだけ高めにいってしまったが、それ以外は悪くない」と及第点を与えた。


◆ 打球はこと如く好捕され…

 DeNAは1回裏、梶谷隆幸の捉えたかに見えた打球をパーラにダイビングキャッチされると、4回先頭のオースティンはセカンド・吉川尚輝がジャンプして好捕、5回にも先頭の倉本寿彦の鋭い打球を再びパーラがダイビングキャッチ。その他にもミートした打球がこと如く相手野手のグラブに収まり、緊急登板の畠世周を捉えきれない展開となった。

 試合後、ラミレス監督は「ストレート、カット、フォークが良く、予想よりもかなりいいピッチングをされた」と相手先発を称え、「初回に点を取られ、ジャイアンツの流れになってしまった。野球は流れのスポーツなので、いい当たりやいい守備でアウトになってしまうこともある」と、立ち上がり不安定だった大貫と、盗塁の際の悪送球でランナーを進めて先取点に繋がった流れを悔やんだ。

現在9連戦の真っ只、明日からのタイガース戦へ、当日移動で甲子園に向かうハードスケジュール。「簡単な試合にはならないだろうが、毎日毎日100%ベストを尽くしていい結果を得たい」と前を向いた。敵地でのタイガース、カープ戦を良い形で戦い、再び青く染まる横浜に帰ってきたい。


取材・文=萩原孝弘

このニュースに関するつぶやき

  • ジャイアンツの強さは引き出しの多さに尽きる。特定の誰かだけじゃなく今日の畠然り引き出しがたくさんある。今日はアンチも静かだろ。3タテ食らわなきゃ首位は揺るがない
    • イイネ!2
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