菅首相、東北復興への言及少なく=安倍氏と違い鮮明

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2020年09月21日 08:01  時事通信社

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時事通信社

写真内閣発足後、初の記者会見をする菅義偉首相=16日、首相官邸
内閣発足後、初の記者会見をする菅義偉首相=16日、首相官邸
 菅義偉首相は16日の就任記者会見で、東日本大震災からの復興に触れなかった。安倍晋三前首相が2012年に政権復帰した際の会見で「閣僚全員が復興相」と内閣一丸の取り組みを誓ったのと対照的だ。11年の震災発生から間もなかった当時とは状況が異なるとはいえ、復興は今も道半ば。被災地からは「首相の決意が聞きたい」との声が出ている。

 「豪雨や台風など一連の災害で亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げる」。16日夜に行った約30分間の会見で、首相が災害に触れたのはこのくだりだけだった。「日本の全ての地方を元気にしたい」とも語ったが、東日本大震災の被災地に限定した発言はなかった。

 首相と安倍氏の違いは鮮明だ。安倍氏は12年12月の首相就任会見で「閣僚全員が復興相だとの意識を共有し、あらゆる政策を総動員する」と宣言。就任から3日後には早速、福島県を視察した。

 安倍氏は在任中、何度も被災地入りし、先月28日の退陣会見では「政権が発足した際はまず『東北の復興なくして日本の再生なし』と言った」と7年8カ月余りの取り組みを振り返った。

 これに対し、菅内閣は16日夜の初閣議で、政権運営の「基本方針」を決定したが、この中には安倍内閣が昨年9月の最後の内閣改造時まで明記し続けた東日本大震災からの復興は盛り込まれなかった。

 首相は先の自民党総裁選での演説会で「被災地の復興を支援する」と説明。討論会でも「(被災者が故郷に)帰れるようにしたい」と語っており、18日に福島県入りした平沢勝栄復興相は「首相の復興にかける思いは極めて強い」と強調した。だが、安倍氏に比べ、首相による東日本大震災の被災地への言及の少なさは否めない。

 宮城県選出である立憲民主党の安住淳国対委員長は「汚染水の処理をはじめ、被災地の問題は山積している」と指摘。「首相は就任会見で(復興への取り組みを)しっかり話すべきだった」と批判する。今も福島県郡山市で避難生活を送る女性(79)は「とにかくまず被災地を見に来てほしい」と語った。 

このニュースに関するつぶやき

  • 第二次ゲリゾーが東北復興への言及を多くしたのは、民主党政権下で震災と原発水素爆発が発生したから。武漢肺炎は無かったし。ピッコロ政権は第一次ゲリゾー政権に似ている。
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  • 安住くん、本当にガソリンをプールに貯めてたら、大変なことになってましたよね(笑)
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